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心理的安全性を考える

「音楽の効果」が、先週、もっともスキされた記事の1つに選ばれました。
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「運命は変えられる。そう思って努力すれば、少しずつ変われます。成長できます。
 すると、あなたを取り巻く世界も少しずつ変わってきます」
(江原啓之)


心理的安全性とは?


心理的安全とは、メンバー相互がお互いを認め、尊重し、安心していられる心理状態のことです。

否定や批判、言い訳や自己弁護、虚偽報告を防止することが、組織のパフォーマンス向上に大きく寄与します。

さらには、インシデント発生時の正確なフォローも可能ですし、再発防止に直結する行為です。

しかし、どうしても人間は、周囲から責められたくない、仲間外れになりたくない、みんなの輪から浮きたくない、という心理が働いてしまいます。

その自己防衛の心理を弱めるためには、承認の技法が有効です。
最新研究では、上司が部下に小さな変化(ポジティブなもの)や小さな進歩を示すことによって、組織の結束力が増し、各々のモチベーションも向上するということも明らかになってきています。


心理的安全性のチェックリスト


ここからは、私の経験を交えてご紹介します。


1. 職場の中でミスをすると、たいてい非難される。


今まで色んな職場を経験しましたが、ミスをポジティブにとらえるところもあれば、公開処刑のように非難される職場もありました。

後者はミスした本人が恥をかく経験をするわけですから精神的に辛いです。
それに、ミスをネガティブにとらえてしまうと、怖いことはミスの隠ぺいが起こりやすくなる可能性があることです。

医療を始めとするどの職場でも、インシデントまたはアクシデントレポートが求められると思います。

インシデントをそのまま報告せずにいると、インシデントが放置されるようなもんですから損害が大きなアクシデントにつながるリスクがあります。

私の意見ですが、ヒューマンエラーは生きている限り誰でも起こすものです。エラーが起こってしまった場合、予防策を考え実行したほうが、大きな事故は起こりにくと考えます。


2. 職場のメンバーの間で、課題や難しい問題を指摘しあえる。


心理的安全性が高い職場だと、ブレインストーミングができて楽しい時間になりますね。

今は、新型コロナで職場内で飲み物やお菓子を飲み食いしながらの話し合いは難しいですけど、自分の業務上の悩みをアウトプットするだけでも、ガス抜きにもなります。

それに、自分にない知識を他のメンバーが有力な情報を提供する場合もあるので、問題解決へ一歩すすむ効果が期待できます。

心理的安全性が低い職場だったら、相談すらできない雰囲気のところが多かったですね。


3. 職場のメンバーは、自分と異なることを理由に他者を拒絶することがある


これは心理的に辛かったですね。

自分を認めてくれないということに直結しますからね。

つまり、自分の居場所がない状態ですから、孤立してしまいます。
孤立した場合、不安になることが多くなり、仕事に対して消極的にならざるを得ない時がありました。

何をしても、拒絶されちゃうからね。

そんな時、私は、職場以外の「サードプレイス」を作りました。
そこは、自分と考え方に共通点があり、安心して自分の考えを言ってましたので心地よかった場所でした。


4. チームに対してリスクのある行動を取っても安全である


これは、心理的安全性が高い職場ならではの特徴だと思います。

リスクが伴いますので、事前に上司やメンバーへ相談することが必要ですが、一番いいのは、「僕が責任とるから」と上司から太鼓判押されるのがやりやすかったですね。

そこには、もちろん、上司の部下に対する日頃の信頼関係や部下の仕事ぶりを見ての言動だと考えております。


5. 職場の他のメンバーに助けを求めることは難しい


仕事というものは、一人でできることは限定的です。

複数人と協力してようやく遂行できるものだといっても過言ではありません。

他メンバーに助けを求めることは多いですね。
まして、初めての職場だったら、何から始めたらよいのかわからないことが多いですからね。

助けを求める勇気、そして、日頃からお互いサポートしあう関係づくりは必要だと思います。


6. 職場のメンバーは誰も,他人の仕事を意図的におとしめるような行動をしない


足を引っ張るメンバーがいたら、仕事やりにくいです。

要は、職場内に敵がいるようなものですから、常に、疑心暗鬼になっていないといけない。

仕事の相談なんてしようものなら、自分の手柄にしようとしたり、それこそ、悪い感じで上司に伝えたりと・・・常に緊張状態で仕事しなきゃいけないから職場にいるだけで疲れてしまいますね。


7. 職場のメンバーと一緒に仕事をする時,自分のスキルと才能が尊重され,活かされていると感じる


これはすごく大事なことです。

お互いの才能とスキルが尊重されると、自然と他者貢献の意識が芽生えてきますね。

自分のためだけではなく、他のメンバーや上司のために何かできることはないだろうかと、思考が変化します。

他者貢献できるって、実際、気持ちがいいものです。
相手の喜ぶ顔が、自分にとって生きる意欲につながりますからね。


参考資料:白石邦明 「職場の「空気」改革 心理的安全性を高めるコミュニケーションスキル」病院安全教育 Vol.7 No.6


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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