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日頃の何か

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日記みたいなつぶやきみたいな散文の置き場
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#コラム

人見知りを脱却するというアンチテーゼ

人見知りを脱却したい!

と常々考えています。
私と話したことのある人は「人見知りだ」というと「絶対に嘘だ」といいます。

対人関係は自然であるけれど、複雑怪奇な代物です。
誰かと話す時はまさしく対人な訳だけれど、自分の存在を相手に植え付ける行為を容易に行えるほど人間ができていません。

「何を馬鹿馬鹿しい」

当然、そうです。
人見知りをする人間は自分という人間を殻で覆って閉ざしている、そういう

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友人であった者たちと7年越しの邂逅に想うこと

中学の同級生たちと会う機会があった。
成人式の時から会っていない人もいて、7年ぶりのことであった。

ふと、こんな事を思ったことはないだろうか。
「昔の友達は今や友達とはいえない関係性だ」
かくいう私もそういう考えを持っていた。
もう会うことのない人を友達とは呼べない。
相手も自分の事を忘れているだろう。
昔はよく遊んだけれど大人になってからは全く会っていないから。
などと心が読み取れない事を言い

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今年の総括です。もはや投稿中に年越し!

今年の総括です。もはや投稿中に年越し!

年の瀬いかがお過ごしでしょうか?
この半年、少しづつnoteを更新するようになって自分の考えやアイデアの安置所のような在り方として確立してきました。
思い返せばnoteを始めたのは平野啓一郎さんの「マチネの終わりに」を読んだり、「平野啓一郎のそろそろいい時間」を聴いたりする媒体として始めたnoteでした。
その際も少し記事を書いていました。
初投稿「ASIAN KUNG-FU GENERATION

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気分屋さん

私が大学生の頃。
確か3年の頃。
音楽を良く聞くようになって、ライブにも行くようになりました。
ライブの会場は大阪が多く、事あるごとに大阪に赴きました。
大阪駅では夜になるとストリートミュージシャンを良く見かけます。
私はライブ終わりに道すがらストリートミュージシャンの歌声に耳を傾けていました。
すると、思わず足を止めてしまいました。
一人の女性が歌っていました。
アコースティックギターとアンプ、

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文章の大切さ

言葉では不十分な事がある。
誤解が生まれやすい。
伝えたい事がしっかりと伝えられない。
そんな事で良く頭を悩ませる。
本当に伝えたいことは直截的に言うべきだけれど、どうしても熱がこもると回りくどくなって結局伝わらない。
自分の感性を信じて「これが正しい」と思い込んでいるから、伝わらなかった時のショックは気持ち悪くなる程に残念だ。

SNSでの言葉、呟き、短文。
ツイッターやLINEのそれは文字であ

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"無冠"という響き

先日、竜王戦第7局において羽生竜王と広瀬八段の決着がついた。
第1局と2局を制した羽生竜王、第3局と4局を制した広瀬八段。
5局、6局は袂を分かち、迎えた第7局。
羽生竜王は勝てばタイトル通算100期、負ければ27年ぶりの無冠。

将棋を知らない人でも名前を知っている羽生善治さん。
私の卒園式のアルバムの後ろに載っている年表に史上初の7冠達成が記されていたのは未だに覚えている。
ここ数年、昔やっ

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10年の足跡

昨日、THE BACK HORNの20周年ライヴに行ってきた。
御堂筋線なんば駅に着くと、懐かしい気持ちになった。
THE BACK HORNのライヴはなんばHATCHで行われる事が多かった。
私が初めて彼らを見たのもここだった。

私が初めて彼らの音楽に出会ったのは学祭の有志発表会であった。
友人がステージで爆発的なエネルギーを発しているのを目の当たりにして、音楽の力に初めて気付かされたのであっ

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AV女優という表現者

AV女優という表現者

世の中にはさまざまな表現者がいる。
音楽家、画家、作家、建築家、政治家、俳優、芸術に限らず人間は生命を日々削りながら何かを表現し続けている。
例えそれが形にならないからといって表現に不足が生じることは無い。
人と人が向き合うだけで何かを感じ取ることができるように、私たちは常に何かを表現し、あるいは情報を模索している。

AV女優はセックスの表現者だが、彼女たちは基本的に一般社会から淘汰された存在で

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