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存在の脆さを前にして
印象的な写真を撮る人がいた。
日常の中のささやかな自然、登山で出会った雄大な自然を収めた写真。
派手な色味ではないのに目を引くものがある。風景写真というのは意図的に人の気配を消したものが多いと個人的に思っているが、この人が撮ると撮り手の存在がなんとなく感じられてあたたかさがあった。
実際に会ったことはない。
ほんの少しだけメッセージのやり取りをしたこともあったが、SNSにアップされた写真を
当たり前だと思うなチェーン店
サイゼに行くと決まった時、喜びで踊りだす大人はいないらしい。まじかよ。
私はド田舎出身だ。「ド」がつくのでもちろんそんじょそこらの田舎とはわけが違う。
サイゼはおろかバーミヤンも松屋も行ったことがなかった。市内にないのはもちろんだが、隣町まで行ってもそんなものは存在しない。
なにせ市で一番高い建物といえば11階建てのマンション、最も街中な場所で電車もバスも1時間に一本、学校のグラウンドには猿
フィッシュアンドチップス
思い出の味というものは誰しも持っていると思う。
小さい頃に食べたおばあちゃんの料理だとか、風邪の時に食べたプリンだとか。当時の記憶と結びつくと、本来の味以上の「美味しさ」がそこには残る。
時は遡り13歳、中学ニ年生。
オーストラリアに行った。短い時間だったけれど毎日本当に楽しくて、見るもの全てが面白くて学びだった。
市にあるビーチに行った日、その時に出てきた昼ごはん。ここが彼との出会い。