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140字の小説集

200
140字の小説を集めてみました。(それ以外の短編もあります) お時間がお許しならば、少しでもお立ち寄りください。 このマガジン、読めば笑顔になるかもです。 笑いはあなたのお薬です…
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2023年7月の記事一覧

想い出は美くし過ぎて(140字の小説)

想い出は美くし過ぎて(140字の小説)

遠い日の想い出は、全て美しく見える
嫌な事も辛かった事も過ぎてしまえば、
美しい想い出
何故その様に想うのだろう?
その時は悲しかったのに、悲しくてやりきれなかった!のに
明日も続く悲しみか!と、感じていたのに。
過ぎ去れば、何事も無く今を生きている

今が幸せだからこそ言える言葉
かも知れない。

魔法のランプ(140字の小説)

魔法のランプ(140字の小説)

この魔法のランプに願い事をすると
天使が出てきて願いを叶えてくれる
だけど一度切りの願いしか叶えてくれない
私の願いは一度だけでは足りない
その時、私の頭に閃光が走った
「天使さん、私の願いを一つだけ聞いて下さい。」と、天使を呼び出す。
「その一つだけのお願いは、私の希望を全部叶える事です」
追伸
一つのお願いは、「自分の希望を全部叶える」という
お願いだった。
少し解り辛かったかも知れません。

殺し屋2(140字の小説)

殺し屋2(140字の小説)

奴を弾劾を出来ない
こんな理不尽な事は無い
奴の悪事は明白だ
だが証拠を出せない
奴を死刑にすると強く決意
殺しに使用するのはAIロボット
家政婦型ロボットだ
奴の自宅に住まわせる
ロボットに触れると感電死
遂に奴が触れた、成功だ!

何故か奴は生きている?

AI(あい)が起動して電流が制御されたのか?!

追伸
人を殺めるのは、どんな時でも間違っていると思います
でも、人間は感情の動物。
間違

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殺し屋 (140字の小説)

殺し屋 (140字の小説)

「俺の背中に立つな」と云う彼は有名な殺し屋だ
凄みのある声が私をビビらす
苦味走った凶悪な顔が目の前にある
「そんなに、近づくとは良い度胸だな」
と、彼は銃を手にするが、
私は男の顔を素早く引っ掻き逃げた
私の爪には猛毒が塗ってある
私は調教された猫の殺し屋
今日も成功、殺した!

報酬は秋刀魚だ。

追伸
殺し屋と云うと誰を想い浮かべますか?
最近、秋刀魚は高級魚ですね。
お寿司屋さんでも値段が

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昔話し 浦島太郎編2(140字の小説)

昔話し 浦島太郎編2(140字の小説)

龍宮城から戻った太郎
見知らぬ世界で太郎は途方に暮れた
此処では暮らせない
悩み抜いた末に約束を破り玉手箱の蓋を取る
白煙が太郎を包む
恐怖を感じる太郎
白い煙が徐々に消えて行く中
現れた物は竜宮城で見た多くの財宝だ
私に財宝を運ばせた!
乙姫は財宝と共に太郎と一緒に暮らしたとさ
乙姫は盗人?
泥棒!

追伸
太郎が煙に包まれてお爺さんになるのは可哀想😢
今回はハッピーエンドにしました。
乙姫の

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時をかける男(140字の小説)超能力シリーズ

時をかける男(140字の小説)超能力シリーズ

私は25歳の青年男子
私は組織から時間を飛び越える能力を与えられた
過去に行く時は注意が必要だ
時間のパラドックスがあると言う

私は過去を諦め未来に行く事を決意
未来の世界を観てみたい。
時を超え着いた時代は、2070年
ロボットが闊歩し街並みも大きく変わっている

驚いた!
私が爺いになっている。

念力パート2(140字の小説)超能力シリーズ

念力パート2(140字の小説)超能力シリーズ

私は念じるだけで、物を動かす事が出来る
その力を人に知られる事を
組織から禁止されている

ある日、事件が起こる
猛烈に走って来るトラック
トラック運転手は眠っている
眼前には子供達が列を為す
私は念力を憚る事なくトラックに向ける
難を逃れ安堵する子供達

トラックは、ゆっくりと崖の下へと堕ちていく。

追伸
子供達は無事救出できた。
だが、私の胸に去来する悲しみは、癒す事が出来ない。
ただ、私に

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念力パート1(140字の小説)超能力シリーズ

念力パート1(140字の小説)超能力シリーズ

私は念じるだけで、物を動かす事が出来る
その力を人に知られる事を
組織から禁止されている

ある日、事件が起こる
猛烈に走って来るトラック
トラック運転手は眠っている
眼前には子供達が列を為す
私は念力を憚る事なく子供達に向ける
子供達の身体は空中に浮く
難を逃れた子供達

だが子供達は未だ行方不明に。

追伸
子供達の救出に失敗した私は、組織の者にお願いして事故前の時刻に戻してもらった。
これが

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不死身の男(140字の小説)

不死身の男(140字の小説)

私は不老不死を手に入れた
私以外の人には寿命がある
私は老いる事も無く、いつでも若者の姿で世界中を駆け巡る
銃弾を浴びても死ぬ事は無い
危険な場所も関係ない
崖から落ちて海に沈んだが生還した
まさに私は不死身の男

どれ位の時を経たのだろうか?
人類は消え去り、私は孤独になっていた。

まだ、死ねない

追伸
死なない事って幸せでしょうか?
いつでも若者の姿で永遠に生きて行く事が出来てしまったら、

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我が世の春(140字の小説)

我が世の春(140字の小説)

私はセイルスマン
ある日ある女から
「人の心の声を聞ける」と言う魔法をかけられた
顧客の心の声を聞き望みを叶える
あっという間に私の成績は上がる
女性の心の声も聞ける
僕はモテる男だと判明
我が世の春を謳歌していた
この喜びを友人に伝えた
医者の彼は祝福してくれる

私の寿命が後僅かな事を、心に秘めて

追伸
人の心を聞けると良いかも知れませんが、不幸も起こるかも知れません
何でも知る事は良く無い

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憧れの場所(140字の小説)超能力シリーズ

憧れの場所(140字の小説)超能力シリーズ

念じた場所に瞬間移動出来る。
そう、僕はテレポーテーションできるのだ。
その能力は人には秘密である。
昨日は銀行の金庫の中からお金を頂いた。
絶対に僕は捕まらない。
アリバイも完璧だ。
今日も僕はある事を念じた。
男なら憧れの場所だ。
だが、僕は現行犯で逮捕される

女風呂に入ったのは間違いだった。

追伸
男なら、女風呂に興味がありますよね、知らんけど。
私にはありません。
ゲイ人だから。冗談で

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