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読書の記録

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2021年の目標に「本を100冊読む」というのを掲げてます。今まで目標なんか掲げたことなかったのに 急に2021年は掲げてみました。 ってことで。
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#夏の読書感想文

38/100 『最強の神様100』八木龍平

38/100 『最強の神様100』八木龍平

あなたは神を信じますか? 
この本を読めば
信じないと思っている方でも
 えっ?それも神様?あれも神様?
神って結構身近な存在なんだ
と感じるんじゃないかなと思います。

私の場合は
清正の井戸を待ち受けにしたり
おじさんの妖精が出る神社に行ったりと持って生まれたミーハー精神の隣に
神が存在しているといった感じでした。

そんな私が神社に足繁く通うように
なったのは 2016年に適応障害で
仕事を

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37/100『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』若林正恭

37/100『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』若林正恭

オードリー 若林さんの旅行記。

この本がすごいのは
ただの旅行記ではないということだ。

「やりがいのある仕事をして、
手に入れたお金で人生を楽しみましょう!」

ニューヨークに仕事で訪れた時
ここから発信されている価値観が太平洋を渡って自身の耳まで届いたのではないかと若林さんは直感したそうだ。

私は2016年に適応障害で仕事を辞めた。
それから約3年間引きこもりニートをしていた。
その時の私

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36/100『鞠子はすてきな役立たず』山崎ナオコーラ

36/100『鞠子はすてきな役立たず』山崎ナオコーラ

「働かないものも、どんどん食べろ」
という帯に惹かれて購入。

鞠子が自分と重なったし
鞠子と結婚した小太郎は大変だなぁと思い そして
あぁ… 我がパートナーも大変だなぁと思った。

一緒に暮らして9月で8年になる。
私が2016年に適応障害で仕事を辞め 
3年間引きこもりニートでいられたのも
今 週3だけ働くという働き方を選択
できているのも
 すべてパートナーのおかげだ。
本当にありがたいと思

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35/100 『これはただの夏』燃え殼

35/100 『これはただの夏』燃え殼

これは Instagramで おひなさんが
紹介していて気になって購入した本なんだけど おひなさんが3冊本を
持っていたその写真には
『これはただの夏 燃え殼』
『ボクたちは
みんな大人になれなかった 燃え殻』
『夢に迷って
タクシーを呼んだ 燃え殻』

とあり この本は 燃え殻シリーズ的なやつなんだろうかと思っていた。
そしたら これは燃え殻シリーズではなく(燃え殻シリーズとは?)
燃え殻という

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34/100 『君は永遠にそいつらより若い』津村記久子

34/100 『君は永遠にそいつらより若い』津村記久子

西加奈子さんの『まにまに』というエッセイで西さんが大ファンだと言っていた津村記久子さんの作品。
『まにまに』で紹介されていたのは
『これからお祈りにいきます』という当時の津村記久子さんの新作だったけど
こちらのタイトルに惹かれてポチった。

大学生の主人公の日常が描かれていて
読みながら
専門学校時代のことを思い出した。
私が一番楽しかったと思う時代。
(束縛男と付き合う前まで)
小学校とかも遊ん

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33/100 『あおい』西加奈子

33/100 『あおい』西加奈子

以前 西さんの『まにまに』の感想を
書いたときに 「『あおい』が好き」
というコメントをもらったので
ポチってみた。

調べたら『あおい』は西さんのデビュー作らしいので教えてもらって良かったと思った。

女の友情は脆く薄いと私は思っている。
まぁ それは単純に自分がそういう人間関係しか気付けなかったというのが大きいと思うけど私だけじゃなくそう感じる人もいるんじゃないかな。
だけど すべての女性がそ

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32/100 『論理と感性は相反しない』山崎ナオコーラ

32/100 『論理と感性は相反しない』山崎ナオコーラ

西加奈子さんの『まにまに』で
紹介されていて気になってポチった本。

表紙が印象的で とても惹かれた。

山崎ナオコーラさんの
『人のセックスを笑うな』の映画は拝見したんですが(松山ケンイチがメチャメチャ可愛かった♡)
小説を読むのは初めて。

このナオコーラという名前
コーラが好きだから付けたペンネームだそう。
レゲエパンチというお酒が好きだったからTwitter名をレゲパンにしていた私は
一気

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31/100 『まにまに』 西加奈子

31/100 『まにまに』 西加奈子

西さんのエッセイ集。
これまで10冊ほど西さんの作品を読んだけど
エッセイは初めて。

初っ端の「かなこです」という話から
心を持っていかれた。
「わかる〜!!!」って
共感ボタンがあれば100連打くらい押したい。

その後 小林製薬のネーミングセンスの話やバトルロワイヤル譬えの話も
共感ボタン連打。

そして何より感動するのは
文章の秀逸さ。
同じことを感じていても私には西さんのような文章は書け

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30/100 『オンリー・ミー 私だけを』 三谷幸喜

30/100 『オンリー・ミー 私だけを』 三谷幸喜

こちらは三谷幸喜さんの初のエッセイ本。

まず驚いたのは
初版が平成9年で平成28年に58版が
発行されているということ。
いや 私も毎回 何版目のものかなんて いちいちチェックしているワケじゃないから あれなんですが
19年にわたり 58回も重版されてる本ってすごくないですか?
なんか謎に1人で興奮してしまいました。

三谷さんの映画作品は観終わったあと
幸せな気分になれるからすごく好きなんです

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29/100 『味な店』 平野紗季子

29/100 『味な店』 平野紗季子

『POPEYE』の人気連載が1冊の本になったものらしい。
私は『POPEYE』という雑誌を本屋さんで目にしたことはあっても
手にとったことはほとんどない。

でも『味な店』というタイトルが目に飛び込んできて私の心を掴んだ。

そして 「はじめに」の
「いつもは いつまでもじゃない」
という言葉が胸に刺さった。

数年前 夢中になっている人がいて
よくその人のイベントに足を運んでいた。
その当時私は

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28/100 『きれいなシワの作り方』 村田沙耶香

28/100 『きれいなシワの作り方』 村田沙耶香

『コンビニ人間』で芥川賞を受賞した
村田沙耶香さんの
「大人の思春期病」をテーマに書かれたエッセイ。

メチャメチャ共感する部分と
気にしすぎでは?と思う部分両方あって
その「気にしすぎでは?」と思ってしまった理由に「あとがき」で
ハッとした。
このエッセイはアラサー時代に書かれたもので あとがきの書かれた39歳(いわゆるアラフォー)の村田さん自身も
「もがいていたなぁ」と驚いていた。
そうだ 帯

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26&27/100 『マダムだもの』&『聡乃学習』小林聡美

26&27/100 『マダムだもの』&『聡乃学習』小林聡美

小林さんの作品は
これまで何本か観てきた。
子供の頃 『やっぱり猫が好き』が
大好きだったし
映画『かもめ食堂』も『めがね』も
『プール』も何度も何度も見返すほど
好きな作品だし
『パンとスープとネコ日和』というドラマもすんごく好き。
(Amazonプライムで観られなくなって残念)
たまたまAmazoプライムで見つけた
『紙の月』という映画の小林さんも
すんごくよかった。
だけど小林さんの本は読ん

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25/100 『おまじない』西加奈子

25/100 『おまじない』西加奈子

「何回読んでも自分にとってのヒントやおまもりになる言葉が見つかる魔法の本」という長濱ねるさんのすばらしい
帯に惹かれて購入した西加奈子さんの短編集。
なかでも「孫係」というお話に
出てくる言葉がとても印象に残ったという感想を書こうと思ったら
巻末の長濱ねるさんと西加奈子さんの
対談で 長濱さんが
同じことを言っていて それに対して
西さんも「「孫係」は『おまじない』の
なかで一番反響の多かった話」

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24/100《ひとりぼっちを笑うな》

24/100《ひとりぼっちを笑うな》

こちらは私がよくインスタを
拝見させていただいているひなさんが
以前紹介していて気になっていた
蛭子能収さんの著書。

タイトルを見て真っ先に思い出したのは
「人のセックスを笑うな」だった。
「笑うな」しか合ってないけども。

「人のセックスを笑うな」は
山崎ナオコーラさんの小説で
失礼ながら読んではいないんですが
映画は拝見しまして。10年以上前の作品だと思うんですけど 松山ケンイチさんがかわい

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