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「メドゥサ、鏡をごらん」これは誰の物語なのか(読書感想)
これは怪死や因習の裏側を明かす物語ではない。
怪奇をありのまま受け入れる物語だ。
「メドゥサを見た」
そう書き残し、婚約者の父・藤井陽造が亡くなった。自ら全身をコンクリートで塗り固めて。
真相を探るため、作家であった故人の遺作を探し始めた“私”は、ある町に残るメドゥサに関連した因習を追うことになり、怪異に呑まれていく。
メドゥサによって起こされる奇妙な出来事。その不安を加速させるのが前時代的
どうすればいいかわからない不調をどうにかしたい 「最高の体調」読書記録
先週初め、手足に発疹が現れた。1週間放置してようやく皮膚科に行くと、蕁麻疹と診断された。生まれて初めてのことだった。
「最近忙しいですか? 疲れを感じることは?」という医者に「こう言うとおかしいですけど、いつもです」と答えた。
これまでと変わったことはなにもしていない。社会人になってから数年、ずっと同じ部署でずっと同じような仕事をしている。それなのに原因は『疲労』らしい。なにが悪いのかなにもわ
「すべての知識を20字でまとめる」はあらゆる本を読む前に出会いたかった一冊だ(読書記録)
自分のことを頭が悪い人間だと思っている。
何を学ぼうとしたって、理解したつもりで、やっぱり頭に残っていない。
この本を読もうと思ったきっかけだけど、その前に。
”理解”ってどういうこと? どんな状態?
まず突きつけられる。
教科書や辞書に載っているような言葉を読み上げるだけじゃ”理解”してるとは言えない。
理解=自分の言葉で説明可能な状態。
見聞きしたことを何度も考え、自分のものにしないと意
自粛警察になるな(戒め)
本日2020年6月13日土曜日。
京都新聞1面。「自粛警察」正義の暴走
同じく29面。不安感 増殖した言葉の刃
誰の肩を持つわけでもなく中立的に眺めてみれば。
本当に、正義面した人間の行いは醜い。
1面概要。
京都市の雑貨店に届いた嫌がらせのはがき。「オオサカ ヨリ コロナウィルス モッテクルナ」店主は大阪市から通勤ている。はがきが届く以前には店のショーウィンドウが割られる被害も。どちらも発生
閑散とした道頓堀で、キャッチのお兄さんと話したこと
外国人観光客は減ったものの、国内にはまだ危機感が浸透していなかった3月上旬。
人のいない観光地を撮りたいと、わざわざホテルまで取って、終電後の大阪ミナミを散策していたのだった。
道頓堀のシンボルであるグリコの電灯は、とっくに消えていた。
「お姉さん! 待ち合わせですか?」
「あ、いえ、写真撮って回ってるんです」
「カメラマンさんですか?」
「いやいや、趣味ですよ。でもグリコももう消えてしまって
私はボラード病患者であるべきなのかもしれない(読書感想)
吉村萬一『ボラード病』を読んだ。
これはディストピアの話。我々の現実の延長に起こり得た、一つの可能性の話。
私は「ない話」を「あるかも」と言ったりするのが大好きなので、この本に対してもそういう風に吹きまわる姿勢だ。
しかし、それを否定できる人間がいるのか?
この話は絵空事だと(絵空事なんて素敵な話でもないのだが)。現実とは全くの無関係だと。こんなに愚かな人間たちは実在しないと。言い切れる人
「楽したい」が根底にあるので、モチベーションがガタガタな件
「なんのため?」と聞かれれば、大抵のことは「楽したいから」が大元にある。
絶対に口には出さないけど。
楽したいから。
やれるうちは頑張るし、ちょっとでもしんどくなったらやめる。
結果、何事も成したことのない人間が私です。
私は形から入るタイプで、形を作るだけで疲れて興味が失せる。
世の中のあらゆることは「多少しんどい」とそろそろ気づいていい頃だな。
どんなに簡単そうなことでも「続けることは等し
『そんなん誰でも早よ帰りたいやろ』と思いながら帰った日
私を先に帰してくれた同僚の話。
定時10分過ぎ。内線が鳴った。用件は既に退社した人間宛てだった。
内線を受けたのは同僚で、同じ係で残っていたのは、残業することにした彼女と片付けを終えた私の2人だけ。
受話器を置いた同僚が言う。「支店の〇〇さんから問い合わせなんやけど。〜の件、わかる?」
それは彼女より私の方がよく知っている内容だった。「キャビネットAにありますよ。やりましょうか?」
「い
"自分のこと"がわかれば努力はできる
物心がついた頃から、努力ができなかった。継続的なものは特に。
夏休みの宿題は小1の時点から既に未提出で踏み倒していた。受験期には登校拒否からの、塾なし模試なしの一発勝負。受かった公立高校を1ヶ月で登校拒否し、転校。就職活動を一切経験せず非正規で雇用され、社員登用から1年、既に根を上げ転職を検討している。
この世の中は努力しないと生きていけないらしいので、努力する方法を考えてみた。
何故努力で
正しい生活習慣は一生モノの資産(20kgの減量に成功した方法)
一生痩せ薬を飲み続けるのと、どっちがいいか?
これはアフィリエイト記事ではない。
1年半で約20kgの減量に成功した(最大1年しか表示できなかったがヘッダー画像は実際の記録)。
リバウンドが起こっていないという幸い中の不幸、体重が減りにくくなってしまった。まだ平均体重には届いていないので困る。さらなる減量に向けて、棚卸し。
20kg減量した方法生活習慣の改善。これだけ。
精神的にも金銭的に