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敦賀市地域おこし協力隊 にしやまの日記

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コロナ禍で失業してフリーライターに転身。越前海岸での短期移住を終え、2020年10月1日から福井県敦賀市の地域おこし協力隊員になりました。敦賀での日々、地域おこし協力隊の日々につ… もっと読む
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#食文化

2ヶ月の短期移住を終えて。
-敦賀市の地域おこし協力隊になりました-

2ヶ月の短期移住を終えて。 -敦賀市の地域おこし協力隊になりました-

コロナ失業をきっかけに、福井県の越前海岸へと短期移住。新たな土地で新しい生き方を探す23歳の日記。またも、お久しぶりになってしまいました。

コロナ失業をきっかけに短期移住でやってきた福井県。たった2ヶ月の間に様々な生き方をする人々にお会いすることができ、本当に充実した時間を過ごすことができました。そして、本当に様々な巡り合わせ、タイミングが重なり、10月1日付で、同じく福井県の敦賀市で地域おこし

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飛躍を支えた「一力GT麺」の存在 ーわたしとつるが02|めん特集発行記念インタビュー

飛躍を支えた「一力GT麺」の存在 ーわたしとつるが02|めん特集発行記念インタビュー

『HYPER LOW-CULTURE ZINE わたしとつるが02』が6月30日に配布開始となりました。今回の特集テーマは「めん」。それも、敦賀の製麺所が作る麺についてです。ここでは本誌で書ききれなかった、敦賀の有名ラーメン店「中華そば 一力」と「小川製麺」が開発した「一力GT麺」について、一力代表・菅井宏治さんへのインタビューをお届けします。

今年5月発売の「ミシュランガイド北陸2021特別版

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好きな食べ物を聞かれたら、しばらくは『焼そば』と答えると思う-わたしとつるが02

好きな食べ物を聞かれたら、しばらくは『焼そば』と答えると思う-わたしとつるが02

HYPER LOW-CULTURE ZINE わたしとつるが02が6月30日に配布開始となります。今回の特集テーマは「めん」。それも、敦賀の製麺所が作る麺について、です。一体なぜ麺なのか?そして麺から何を見たのか?を記した前書きを先行公開します!

好きな食べ物を聞かれたら、しばらくは『焼そば』と答えると思う。「好きな食べ物は?」という問いに、すぐに答えられないのがわたしのちょっとした悩みだった。

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キニナル地場野菜!黒河しいたけを探りたい!

キニナル地場野菜!黒河しいたけを探りたい!

先日、RCNの企画でお邪魔したローカルスーパーマーケット・新鮮館エフレさん。

4月の終わりの収録日、実は気になる商品を見つけました。それが、「黒河しいたけ」です。

「黒河」といえば、敦賀の伝統野菜「黒河マナ」を連想するのですが、これはしいたけ。

黒河とは、敦賀市の南部の山地を源流とする川の名前。この川が作る「黒河渓谷」は自然豊かな秘境であり、敦賀市の大事な水源地帯でもあります。このしいたけも

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ローカルスーパー「エフレ」に密着!-RCN 私と敦賀note #02-

ローカルスーパー「エフレ」に密着!-RCN 私と敦賀note #02-

スーパーにはその地域にしかない特色や、観光客向けに作られたものではない、地元の人から本当に愛されるものが並んでいると思います。「スーパーほど面白い観光スポットはない!」と思っている私。そこで今回は日常的に私もよく利用している、敦賀のスーパー「新鮮館 エフレ」さん(以下、エフレ)に密着させてもらいました。

今回の企画は、敦賀のケーブルテレビ、RCNさんで月に1回放送のコーナー「私と敦賀note」の

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敦賀の焼きそばは「ゆで」麺?

敦賀の焼きそばは「ゆで」麺?

カレーの肉は牛肉か、豚肉か。餅は角か、丸か。

などなど、日本の食文化を二分する東西対決なるものがあるが、ここにもまた、東西で異なる文化を持つ食文化があった。それが焼そばだ。

東西で何が異なるかというと、「蒸し麺」か「茹で麺」か、という麺そのものの製法。もしかしたら、全国的には知られている文化なのかもしれないが、関東関西のちょうど真ん中に位置する岐阜県で育った私は、どちらの文化圏とはっきり切り分

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「現代の名工」別所さんを訪ねて

「現代の名工」別所さんを訪ねて

昨年秋、厚生労働省の選定する「各分野で卓越した技能を持つ名工150人」のうちの一人に選ばれた名誉ある方が敦賀にいる。

それが、昆布加工工の別所昭男さん。敦賀が国内シェア8割を占めるというおぼろ昆布は、薄くて透ける絹のような昆布。そのおぼろ昆布の中でもさらに繊細な「極み」や、息を止めて一気にかく、別所さんにしか作れない「竹紙(ちくし)昆布」など、繊細な技術が光る名人だ。

そんな名人にお会いする貴

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