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Wilderness medicineとの出会い その1
どんなところでも人を助ける救急法「WMA野外災害救急法」は、北米で生まれ世界31か国に広がるプログラムですが、WMAカリキュラムが公式に日本に入ってきたのは2007年。長野県にある(公財)日本アウトワード・バウンド長野校で開催されたのがその始まりでした。
今回、日本に最初のWMAコースを招致した濱谷さん(元OBS長野校校長、現北海道教育大学准教授)に当時のことを回想いただいたストーリーをお届け
救急法団体 WMA Internationalの生い立ち
日本には現在様々な「救急法」を教える団体があります。消防機関のような公的機関に始まり、わたしたちWMAを含む様々な民間の機関が目的や用途に応じたプログラムを提供しています。
WMA Japanではこのうち、救急車や病院アクセスまでに時間を要する環境や場所、つまり「どんなところでも人を助ける救急法」が得意分野の団体です。実は私たちの組織は北米に本部を置くWMA Internationalという世
航空乗務員×野外災害救急法の価値
どんなところでも人を助ける救急法のことを、日本語では野外災害救急法といいます。「どんなところ」として想定されるのは、救急車や病院までのアクセスに時間を要する状況や場所のことを指します。
元々北米で開発されたこのファーストエイドが日本に入ってきたのが2007年。当時よく言われたのは「あぁ、これは山の人のやつね」ということです。確かに山の人には最適です。
しかし、意外かもしれませんが、私たちの