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「と、申されますと?」

こんにちは。Wild Lady, be ambitiousです。

前回、前々回とモヤモヤする「言葉遣い」に関する記事を書きまして、今回が最終章です。どうそお付き合いくださいませ。

上の2記事で書ききれなかったことを今日は書き足していこうと思います。

私はホテル専門学校で敬語の使い方について叩き込まれました。

皆さんもご存じの通り、敬語には謙譲語、丁寧語、尊敬語の3つがあり、違いを簡単にまとめると以下のようになります。

・謙譲語…自分がへり下り、相手を立てる言い方。
・丁寧語…「です。ます。」を使う。
・尊敬語…目上の方に対して使う。

この違いを理解せず、混同されている方をよくお見受けします。

その中でも私が特に気になるのが、こちら。ドラマの一場面で耳にする機会が多いように思います。

A:「先週の日曜、横浜駅にいらっしゃいましたか?」

B:「と、申しますと?」×「申す」のは「言う」の謙譲語であり、「言った」のはAなので、尊敬語を使うべきなのです。正しくは

B:「と、おっしゃいますと?」ですね。

もっと酷い誤用だと、

B:「と、申されますと?」✖ 謙譲語を「される」の形にしても尊敬語にはなりません!!!

脚本家、プロデューサー、演者の皆さんは疑問に思わないのだろうか?

ホテル勤務時代、レストランサービスの先輩がお客様にお料理を提供する際、「お待たせいたしました。〇〇でござる!」と言ったのが、潔くてかっこよかった😂頭にチョンマゲが付いてる姿が想像できたし😁

こんな間違いなら笑って許せちゃうんだけどね。


敬語からは離れますが、英単語の使い方も気になりますね。

・「タレントの〇〇です。」→”talent”とは「才能がある」という意味なので、耳にする度、よく恥ずかしげもなく自分のことを「才能がある」と言えるなとあきれてしまいます。自己肯定感の高さ故なのかしら?

・「ベテラン」→”veteran”は「経験を積み、その道に熟達している人。」という意味で使われていますが、元の意味は「退役軍人」のことであり、周りから尊敬される存在であるそうです。

・「アワード」→"award" "STAR WARS"はスターウォーズと読むのに、なぜ「アワード」と読むのか?とずっと気になっていましたが、「東京ドラマアウォード 2023」と聞いた時、やっと「アウォード」になった!と感動してしまいました。

かなりきつい表現を使った部分もあるので、ご気分を害された方がいらっしゃったらお詫び申し上げます。
それではまた。



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