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いろんなテーマのコラム

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毎回いろんなテーマを据えてコラムにしています。
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#病気

外出自粛歴3年の私が語る、心晴れやかなおうち暮らしのコツ

外出自粛歴3年の私が語る、心晴れやかなおうち暮らしのコツ

ついにこの話題に触れる時が来てしまった……という感じもしますが、その筋の人である以上、自分が蓄えてきた知見をお伝えすることにも意味があるのかな?と考えまして、外出できない時の心晴れやかな過ごし方について書いてみることにしました。

私は2016年11月に病気になってから外出自粛(ホントは外出不能)の状態にありまして、最初の1年間は近所のお散歩くらいなら出来ていたのですが、2018年〜現在に至る2年

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3月20日(金)消費されるだけの命

3月20日(金)消費されるだけの命

マンガやドラマの世界は、今日も死や病を題材にした作品で溢れかえっている。昨日まで普通に暮らしていたキャラクターが、次のページではもういない。先週まで元気だった登場人物が、今日亡くなってしまった。目の前に描かれる喪失に視聴者は悲しみ、涙する。

その日その時その街で、救えたかもしれない命が現実にあったかもしれない、なんてことは、きっとあまり考えられていないだろう。自分の関与しない、消費物としての死を

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2月13日(木)めちゃめちゃ病人

2月13日(木)めちゃめちゃ病人

SNSのプロフィール欄は難しい。人生を語るには短すぎるし、万人の心を掴むパンチラインも思い付かない。

よって、自分の経歴や好きなもの、創作の方向性について簡潔にまとめることになるのだが……

その時に病人について回る問題が、「SNSのプロフィール欄に病気について書くか否か」である。

きっと、非・病人からすれば、まあまあどうでもいいことだろう。

「そんなことどっちでもよくない?そもそも誰も気に

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1月25日(土)自分のために書いて、自分のために生きる

文章を書く動機は人それぞれだとして、近頃の自分は「誰かのため」を想定しすぎていた。自分の言葉で誰かの心が軽くなったら本当に素敵なことだけど、じゃあ、自分は?自分の心は軽くなってる?というと、全然、なってなかった。

読まれるためのタイトルを、みんなが知りたい内容を、共感されそうなエピソードを、誰も知らない世界の話を、書いても書いても自分の心は軽くはならず、どんどん漬物石に押し潰されるみたいになって

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病人にアドバイスをしない方がいい理由

病人にアドバイスをしない方がいい理由

病人をやっているとめんどくさいことが山ほどある。

まず大前提として、「病人」というライフワークは好きでやっていることではない。職業は、現代の日本社会においては、よほどの事情がない限り、個人の選択に基づいて就くことができるものだ。そこには好き嫌いといった本人の意思もある程度は介在する。

一方、病人職は、好き好んで就く人はまずいないだろうし、好き好んだとしても意思だけで病気になれるものではない。天

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私の闘病体験談 | 線維筋痛症、筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)について | 症状、治療法の情報サイトをまとめました | 周りに病気の人がいたら

私の闘病体験談 | 線維筋痛症、筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)について | 症状、治療法の情報サイトをまとめました | 周りに病気の人がいたら

■いつもの読者様へいつもブログを読んでいただきありがとうございます。兼ねてから私の持病の解説を記事にしてこのブログに投稿していましたが、今回もまた新規読者の方向けに、病気関連のお話を書きます。既にご存知の方は読み飛ばしていただいても大丈夫です。これまでいくつか書いてきた病気情報の記事は、私体験に基づく内容や医療的に確証が取りにくい情報が入り混じっていました。繊細な題材を扱う上で、情報発信の形として

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「病気」という言葉の面白くなさでスベってる気がする 〜笑えるエッセイを書く難しさについて〜

「病気」という言葉の面白くなさでスベってる気がする 〜笑えるエッセイを書く難しさについて〜

病気というやつは本当に面白くない。これは闘病生活が退屈だとか、つまらないという意味ではなく、お笑い的な観点で見て面白くないという意味である。「病気」という言葉自体が面白くないのだ。

例えば「ひょうきん者」「おとぼけ野郎」などの楽しげな言葉は、それそのものが面白い。一方の病気はどうだ。「病気」。なんだこれは。お笑いを舐めているのか。画数も多いし、仰々しいし、見ただけで気が滅入る。どうして見ただけで

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