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ひそひそエッセイ

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ひとりごとに近いけど、でも誰かに聞いてほしい。 そんなエッセイたちです。読んでくださると嬉しいです。 あなたの感想も聞かせてくださると嬉しいです。
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#日記

「好き」のエネルギーが万能だと思い込んでいると苦しくなるよな

「好き」のエネルギーが万能だと思い込んでいると苦しくなるよな

本日、自分の通っている(とはいえオンラインの)スクールSHE likesで、2021年を振り返るイベントがあったので受講した。とはいえ開催されたのはもちろん2021年で、わたしはアーカイブ配信をペン片手に視聴した。

毎月ごとのハイライト、今年アガッたこと、下がったこと……記憶に残る2021年を書き留めるまで想定内だったのだが、その中に「アガッたこと・下がったことのWHYを深掘りしましょう」という

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最短ルートを選ばず、道中楽しそうなルートを選ぶようになった(1週間の点検11/15〜21)

最短ルートを選ばず、道中楽しそうなルートを選ぶようになった(1週間の点検11/15〜21)

こんにちは、こさです。家を持たずに旅をする暮らしをしながら、エッセイを書いたりライターをしたりしています。

毎週のできごとをサラーっとまとめた1週間の点検をしていきます。今週はいろんなトピックスがありました。

食べ物の本ばかり読んでいます

食欲の秋だからか、食への知識欲が増す今日このごろです。

最近の食事では塩分を6グラムに抑えるように気をつけているのですが、そうするとなぜか脂質も抑えられ

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気分の落ち込みを見つめる(1週間の点検11/8〜14)

気分の落ち込みを見つめる(1週間の点検11/8〜14)

本を7冊読みました

入院生活がほとんどを占めた1週間だったので、読書の時間が圧倒的に多かったです。図書館で借りた本は読み切ってしまったので、父に頼んで何冊か小説を借りました。

他人の好みの小説って面白い。父は東野圭吾、池井戸潤作品を貸してくれた。王道の小説家を全然読んでいなかったので新たな出会いだらけ。

子供の頃から父の本棚に何十年と居続けた「新宿鮫」をとうとう読むことになるとは、と感慨深か

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入院生活から考える、心地よい生活の仕方

入院生活から考える、心地よい生活の仕方

こんにちは、こさです。

合計12日間の入院生活を過ごしました。何事も終わってしまえばアッという間ですが、この入院生活を過ごし終えた時の感覚がなんとも不思議だったので、紐解いていきたいのです。

寝る直前まで元気だった

https://unsplash.com/photos/Dvrbad-8YeM

入院といっても投薬の治療と検査を繰り返すもので、私の体に大きな負担はなく、寝る直前まで「あれやろ

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わたしの好きな昔話

わたしの好きな昔話

「雉も鳴かずば」という昔話をご存知でしょうか。

女の子が「あずきまんまを食べた」と自慢する手まり歌を歌ったのがきっかけで、お父さんが盗みをしたのがばれて人柱にされてしまったという話です。

お父さんが盗みをした理由は、むかし病気になった女の子がうわごとで「あずきまんまが食べたい」と言ったから。

女の子は自分の発言の軽率さを悔い、一生言葉を話さなくなった。

「雉も鳴かずば撃たれまい」ということ

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生きている限り永遠に世界と無関係でいることなんて出来ない

生きている限り永遠に世界と無関係でいることなんて出来ない

これは「自分が閉じた世界に生きている」と思い込んでいた私が、旅暮らしによってちょっとずつ価値観を変えていったというお話です。

「なんとなく世間とズレている気がして居心地が悪い」
「めちゃくちゃお金と能力で測られるこの世界がつらい」

そんなふうに思ったこと、ないですか。

私はずっと思っていました。幼少期の頃は、このズレが良い方にでて大人に面白がってもらったりしたけれど、小学生の半ばになるとふと

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10月は216km散歩した。【月次振り返り】

10月は216km散歩した。【月次振り返り】

こんにちは、こさです。
ニート兼ライターです。家を持たずに旅をして暮らしていて、「ひそひそ旅暮らし」というInstagramを細々とやっています。

振り返りというと内省的な意味が多いけど、とにかくできたことに目を向けてみようと思い立ったので、いろんな数を数えてみた。

10月にできたこと

・徒歩距離216km
・仕事の執筆15記事
・SHElikes4講座受講
・サウナ5箇所
・5拠点にホッピ

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病院の庭の木をぜんぶ覚えることにした。(1週間の点検11/1〜7)

病院の庭の木をぜんぶ覚えることにした。(1週間の点検11/1〜7)

こんにちは、こさです。
ニート兼ライターです。家を持たずに旅をして暮らしていて、「ひそひそ旅暮らし」というInstagramを細々とやっています。

リトリート、はじめました

11月がはじまり、1週間が経ちました。わたしは1日から病院でリトリート中です。仕事は一旦全部止めて、約2週間の入院生活を穏やかに過ごしています。(目的は持病の投薬治療で副作用も少なく、体調はほぼいつも通りです)

そんな穏

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心の中にワクワクさんを飼う

心の中にワクワクさんを飼う

素敵な喫茶店に行った。奈良の橿原神宮前駅から歩いて10分ほどにある、「ニュー喫茶 ポルカドット」というお店。まちの大通りに面した場所にあるけれど、2階にあるのでちょっと足を運ぶのには勇気がいる。

「だから、気になっていたけど来れてなくて」と知人が誘ってくれたので、私はその喫茶店に行くことができた。確かに階段を登った2階にあるのでお店の中の様子も伺えず、一人で来るのは緊張しそうだ。

2階に上がっ

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大人になって友達と勉強する

大人になって友達と勉強する

うかれる、わくわく、そわそわ、
浮かれるとわたしは何も手につかなくなる。これってなんなんだろう?手につかなくなるなるわりに、やたらとSNSで気を紛らわそうとしてみたりもする。5秒に一回更新のスワイプをする。

資格試験の勉強をなんとしても進めるために、仕事終わりの夜は友達と喫茶店で勉強することにした。彼もまた別の国家資格を取ることを目標に勉強している。
この高校生の頃を思い出すような「勉強会」の時

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ふかづめのネイル、選択肢の広がり

ふかづめのネイル、選択肢の広がり

「どうせ自分には」をつぶすと、ほんとに出来ることって広がるし、世界が楽しく感じる。これを最近実感したので、書き留めておく。

深爪、ノーネイルは職業病ちゃんと理由があって、ずっとネイルをしてこなかった。

ネイル解禁となった学生の頃は、学習塾の講師のアルバイトをしていた。染髪やネイルは禁止だった。(ように記憶している。)

就職して、楽器修理を主な仕事にしていた頃はずっと深爪にしていた。
余談だけ

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自分の中のMUSTリストを消し去りたい

自分の中のMUSTリストを消し去りたい

・人の役に立たねばならない
・人を思いやらなければならない
・規則正しく過ごさねばならない
・生産的に過ごさなくてはならない
・無駄はなくさなくてはならない
・いつでも全力投球でなければならない
・わかり易く成果の出る学びを毎日得なければならばい
・実感できる成長をしなければならない
・仕事はしなければならない
・仕事の準備に時間をかけなければならない
・優秀でなければならない
・社用slackは

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不安でもプライベートは侵食させないこと。自分とした3つの約束

不安でもプライベートは侵食させないこと。自分とした3つの約束

「人生を豊かにするためにリペアを仕事にしたかった。
でも、リペアだけに人生を捧げたくはない。」

わたしが本職リペアマン(楽器修理職人)を辞めた理由を要約するとこれだ。年間休日80日未満は割と身体に堪える。16時間の労働をしたこともある。給料は一生上がらない。価値観のアップデートが一切ない。音楽に身を捧げている人々に私はついていけなくなった。(音楽に関わるみなさん、気を悪くなさらないでください。私

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所属する喜びについて

所属する喜びについて

自分はどんな時に他者を求めるのか自分の交友関係について、整理のために書きますが、長いので読み飛ばしてください。

小学生の頃、先生に一人でいることを心配されていた。ただ単に、本を読んだり、空想したり、「一人でやること」が好きだからひとりぼっちでいた。もちろん気の合う友達と遊ぶこともあったけど、2,3人の少人数が多かった。

中学生の頃、教室では結構一人だった気がする。よく覚えていないけど。別に友達

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