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異業種・異職種転職を成功させる方法

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経営管理部門・バックオフィス特化型の転職サイト「SYNCA」(シンカ)がオープンしました😁
皆様是非ご活用ください!


はじめに

人生はいろいろありますよね。
同じ会社に5年以上勤めていると、このままで良いのかなと思う瞬間がきっと来ると思います。
ベンチャーのサイクルではもうちょっと早くて、2~3年勤続すれば、年数が長い方に属することになるので、このままこの会社に居続けることが正解なのかと考える機会が増えます。

そして、転職を検討するときに、特に20代~30代の若手の場合は、異業種または異職種への転職を検討することもあると思います。

例えば、営業から経理へ、金融機関からITへなど。
様々な可能性を考えて、転職先を検討するでしょう。

そこで今回は、異業種または異職種への転職について、どうやったら成功できるのかという点について語っていこうと思います!

なお、業種と職種の組み合わせで以下の3パターンあるはずなので、場合分けして考えます。


1.同じ業種の会社に異職種転職
2.異なる業種の会社に同職種転職
3.異なる業種の会社に異職種転職


なんか、異世界転生アニメみたいなタイトルになりましたけど、全然違う世界に行くという点では似たようなものなので、このまま行きましょう。
そして、このnoteは主にベンチャー企業で働く(または働こうと思っている)経営管理部門の専門職向けの記事を書いているので、今回の記事も専門職を想定して書いていきます😁



1.同じ業種の会社に異職種転職

最初のパターンは、同じ業種の会社に、違う職種で転職する場合を想定しましょう!
例えば、金融機関の経理をしている人が、同じ金融業界の法務職種を狙って転職活動をする場合などです。

このパターンでは、今までの業界知識や経験が活かせる転職なので、全くの異業種への異職種転職よりは可能性があります。

しかし、職種が異なる点は難易度が高いです。

20代であればポテンシャル採用もあり得ますが、30代の場合は実務経験がないと弾かれる可能性が高いです。

そこで、最低でもその職種で必要な資格を取得してから受けたほうが良いと思います。
このとき、各職種で必要となる最低限の資格では若干弱いかもしれません。
実務経験がないことを補えるほどの資格なので、上位の資格を狙って獲得した方が良いでしょう。

例えば、経理・財務への転職であれば、日商簿記1級程度または税理士試験科目合格等が目安です。
2級だとかなり厳しいですが、20代の若い人であれば可能性はあります。

ちなみに、法務であれば、ビジネス実務法務検定1級司法書士法科大学院卒業などです。
法務の場合、法科大学院卒業が一番簡単ですが、時間とお金がかかる(最低2年+学費)上に、卒業したとしても採用される可能性は低いです。
法務は実務経験をとても強く重視する職種なので、未経験で入れる会社は超少数派です。
強いコネクションがないと難しいと思います。

あとは、人事・労務であれば、社会保険労務士が強いです。
IRであれば財務報告実務検定連結実務演習編の上級レベルなどが目安になると思います。
経営企画ならMBA中小企業診断士などでしょう。

いずれにしても、実務経験がない部分は、資格や学位でカバーする!という意気込みが大事です。
「入社してから勉強するんで、とりあえず採用してください」ではかなり厳しい戦いになります。

また、今現在の会社での年収が高い場合は、多くのケースで年収がダウンします。
新しい職種に未経験で入ることになるので、どうしても低く評価されてしまいます。
その点は覚悟した上で転職活動をした方が良いと思います。

そして、同業種への異職種転職を狙うなら、同業種のベンチャー企業を狙った方が良いかもしれません。
というのも、大手の場合、わざわざ未経験者を採用しなくても、毎年多くの応募者がいて、その中に経験者も多く存在しているからです。

一方でベンチャー企業は、常に人手不足で、応募者自体もかなり少ないので、採用される可能性が高くなります。
少なくとも、大手のように門前払いという感じではなく、書類審査で内容を見て検討くらいはしてくれるはずなので、狙うならベンチャー企業かなと思います。
その職種に対する情熱をしっかりとアピールすることができれば、採用される可能性があります。

そして、ベンチャー企業への転職を検討される際は、ベンチャー企業の経営管理部門特化型の転職サイト「SYNCA(シンカ)」をお使いください。
上場ベンチャーも含めて経営管理部門の求人を多く取り揃えておりますので、現在出ている求人の傾向を把握する際に参考になるかと思います。



2.異なる業種の会社に同職種転職

続いて、異なる業種の会社に、同職種で転職するパターンを見ていきましょう!
例えば、IT企業の経理・財務の人が、製造業の経理・財務に転職するなどです😁

我々専門職は、特定の業種にはある程度強いのですが、業種が変わると全く通用しないということがよくあります🙄
全員ではないのですが、かなりの頻度で『思ってたんと違う!』となります。

ITから製造業への経理転職なんて正しくそれで、ITだと商業簿記だけでなんとかなる会社も多いのですが、製造業だと工業簿記も必要になって、学び直しが必要だったりします。
法務も同様で、全く新しい法律を学び直さないといけなくなるのが普通です。

確かに、全領域に共通する基礎的な知識は持ち合わせていると思いますが、それだけで通用するほど他業種の専門職は甘くないです。
そのため、まずは謙虚な気持ちになる必要があります。
たとえ元の業界で10年以上経験を積んでいたとしても、他業種ではただの素人です。

一から学び直すくらいの気持ちでいないといけません。
そして、転職の際、相手方が専門職の採用に慣れていないことも多いので『同じ経理という仕事だから、業種が違ってもできるでしょ』とか『法務なんてどこの業種でも同じでしょ』とか思われがちです。
そのため、知らない間に期待値だけが跳ね上げられていることがよくあります。

特に学歴が素晴らしい方については要注意で『○○大学を卒業している人だから、きっと天才だよ!すぐできちゃうよ!』なんて影で言われていることもよくあります。
その分、入った後に現実を知って『なんか、思ってたんと違う。○○大卒のくせに、仕事できない』なんて言われたりします。

これは困る😰

そこで、面接のときに無駄な期待をさせないように、相互に期待値調整を行っておく必要があります。
どんなに優れた人間であっても、業種が変われば一から学び直しです。
その業界の商慣習等をしっかり覚えて、1年を通して回せるようになるためには、早くて半年、普通は1年以上かかってしまいます。
期待値が高すぎるのは双方にとって不幸な結果となりやすいので、面接の時点で調整しておきましょう。

そして、できれば異業種転職をしようとする前に、その業種のことをよく調べておくべきだと思います。
必要となる知識がどういうもので、修得するのにどれほどの期間が必要となるのか、予め把握しておきましょう。

できることなら、転職活動の時点である程度修得し終わっている方が望ましいです。

そうしないと、面接で困ることになると思います。
ベンチャー企業の場合は専門職採用に慣れていない会社が多いのですが、稀に本物のプロフェッショナルが面接官を担当していることがあって、その場合は話についていけなくなると思います😱

プロが担当する面接では、専門的なことをバシバシ聞かれるので、基礎的な知識は修得し終わっていないと何も答えられずに終わります。
それではお見送りになる可能性が高いと思うので、最低限の業界調査はしておきましょう。



3.異なる業種の会社に異職種転職

最後に、異なる業種の会社に異職種転職をするパターンについて考えていきます。
例えば、製造業の経理の人が、金融機関の法務に転職しようとする場合などが該当します。
もちろん、このパターンが最も難易度が高いです。

そして、通常このパターンは成功しません😱
大半は、書類選考で弾かれてしまいますし、逆に、わざわざリスクを冒してまで未経験者を採用しようという会社は、よほど人が集まらない状態なのだと推測できます。

そのため、あまりオススメはできません
ただ、ベンチャー企業ではよく発生する転職ではあります。

ベンチャー企業は原則として人手不足ですし、未経験者でも基礎知識の修得が終わっていて、やる気もあって、過去の職種でちゃんと結果を出しているのであれば、可能性を見出してくれることがあります。
そういうベンチャー企業を狙えば良いと思いますが、少数派です。

そもそも異業種かつ異職種出身の未経験者を採用することは、会社にとってほとんどメリットがないので、採用してくれるケースは極めて稀です。
そのため、採用された場合は、会社側がリスクを取ってくれたということを意味します。

かくいう私も、若い頃に異業種企業への異職種転職をした人間なのですが、ベンチャー企業の方がリスクを取ってくれました。
ベンチャー業界は、かなり懐が深い業界
です。

そして、採用してくださった方への恩を私は一生忘れないと心に誓っています。
ちなみに、採用してくれたのは、私が今も所属している株式会社WARCの創業者である山本さんです🤣
山本さんは当時、別のベンチャー企業でCFOをしておりまして、私の採用面接を担当してくださいました。

私が未だにベンチャー業界に居続けているのも、あのときの成功体感も含めて、ベンチャー業界の魅力を今もなお感じ続けているからです。
新しい挑戦を歓迎する文化、頑張っている人間を応援しようという姿勢、そういうものがベンチャー業界にはあります。
だから、異業種転職や異職種転職をするならベンチャー業界も視野に入れた方がいいと思っています。

ただし、ベンチャー企業への転職をする場合は、教育制度が(全く)整っていないことを覚悟しておきましょう!

私の場合、1日目がPCの設定だったのですが、2日目から一人ぼっちで放置プレイでした🤣
研修とかそういうのも全くなしです。
そもそも上司に該当する人が会社に来なかったですし、連絡もつかなかったので、他には誰も法律に詳しい人がいない状態で「あとはよろしく!」って感じの状態でした。
未経験職種だったので、最初の半年は本当に苦労しました。

ベンチャーとはそういう場所なのだと覚悟しておいた方が良いです。
ただ、それを乗り越えるとメンタルがとても強くなります。

そんな整っていないベンチャー企業に行きたいというそこの皆さん!

SYNCAに登録しましょう(笑)

なお、今はいろんな会社を見ているのでわかりますが、私がいたあの企業が異常に教育制度が整っていなかっただけで、大抵のベンチャー企業には最低限の研修があるのでご安心ください😂



おわりに

ということで今日は異業種転職や異職種転職について書いてみました。
異業種でも、異職種でも、なかなか難しい転職ではありますが、その分全く新しい世界が見えるので私は賛成派です。

人生をかけて一つの分野・業種で働き続けるというのも一つの正解なのだと思います。
でも、私はいろいろな職種を見てみたいと思うタイプです。

少なくとも、自分の専門分野を2つは持っていたいです。
そうじゃないと、先々自分の専門分野が無価値になったときに対応できないからです。

私の身近な人で一つのことをずっと20年以上続けた人がいたのですが、40代でリストラにあって、それ以降そのスキルは使い物にならなくなったというケースがありました。
私は子供ながらに、一つのことに絞りすぎるのはリスクが高い生き方なのだなと感じて、考え方を変えました。

人それぞれ様々な考え方があると思いますが、私はベンチャーにいるので、新しい挑戦を歓迎する側にいたいと思っています😁
異業種転職や異職種転職は、若ければ若いほどリスクが低いので、ぜひ挑戦してみてください!
その際はベンチャー業界も視野に入れてくださいませ。


では、また書きます。



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この記事は、株式会社WARCの瀧田が担当させていただいております。
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【著者情報】

著者:瀧田 桜司(たきた はるかず)
役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長
専門:法学、経営学、心理学
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