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スープは完成を待っている【裏NovelJam 2021 Online提出作品?】
NovelJamをオンラインでやると、飯の時間がほとんど無い。
んっ? 飯の時間が無い、というのはどう表現すれば良いのだろうか。材料を用意する時間がない、つくる時間が無い、食べる時間がない……そうか、全部だ。
新型コロナウイルスのデルタ株が猛威を奮っている昨今、お盆休みの3日間を用いて「NovelJam 2021 Online」は開催された。短期間でチームを組み、小説や表紙を作成し、電子書籍と
NovelJam2018(秋)推薦状【特に編集役希望者向け】
2泊3日の合宿形式で小説をつくるイベントことNovelJam。2月にこのイベントが終わった後も、参加者である僕は「編集とは何か」をよく考えている。
なので今回は、「NovelJamの編集役」について私見をまとめ、かつ今年11月の秋大会での多様な方々の参加に繋がればなあ…という思いで筆を握っている。
さて、僕はNovelJamに第1回大会は著者として、第2回大会は編集として、そして秋に開かれる第3
NovelJam2018回顧録 第1話
プロローグ平静を保とうと、僕は必死だった。
久々に家へと戻った。この住処がこれほど落ち着ける場所だったということを、改めて実感した。
まず、買ってきた菓子パンとヨーグルトを、冷蔵庫に入れる。朝は眠すぎて、ご飯をつくる元気もないだろう。次に、スーツケースを開けて、洗濯機に服を突っ込む。パソコンや本や資料は…明日会社から戻ったら整理しよう。後回しだ。
明日着るスーツとシャツも、今のうちに整理しとく。
NovelJam2018回顧録 最終回
不協和音のあとに嵐は過ぎ去り、やや穏やかになった執筆部屋。
BCCKSのワークショップまでは暫く時間がある。少し寝たり、チェックアウトの準備をするのがベターだろう。
席には藤崎さんと藤沢さんが談笑している。みかん君は朝食に行っている。
ひとつ策を立ててみた。
僕の本業は食品メーカーのサラリーマンだ。お菓子もいくつか製造している。
そのお菓子を4人×3日分、僕は鞄に忍ばせていた。初日の午後3時と
NovelJam2018回顧録 第7話
逸走2月12日の朝5時、言葉を失った。
藤崎さんは仮眠をとっていて、原稿はもう一息だそうだ。いや、これはいい。
みかん君の原稿はあまり直っていない、それどころか、新しい話が加えられるかもしれない、と。
僕はわりと、心配性なところがある。
大丈夫? どうかしたの? 悩んでいませんか? ……ということをついつい聞きたくなる。が、そういうせっかちさは作家の気分を害することもある……と藤沢さんにたしなめ
NovelJam2018回顧録 第6話
「異」と「差」の違いTwitterの印象とは違うな。
ペンネーム「腐ってもみかん」君(以下みかん君とする)とのファーストコンタクトで抱いた第一印象である。
文章を書かせることで、よりその印象は前向きなものへと変わっていった。影がありつつも、大人っぽい艶がある地の文と登場人物。ラッパーということもあり、テンポも良かった。
アイスブレイクで話を聞いているうちに、社会問題への強い関心があることもわかっ
NovelJam2018回顧録 第5話
ローリング・ストーンズと山田太一お題が発表された。T理事長がそれっぽいメガネをかけ、それっぽい額縁を持っていたので、おいおい小渕官房長官かよ! と小声でつっこんだら、本当に小渕氏のモノマネだった。そう、テーマは「平成」である。
平成か……。「平」「成」という漢字からアイデアを膨らませて書いて良い、という指示も出た。そういう使い方をした班も実際にはある。だが、E班は両作品とも時間軸や時代性をベース
NovelJam2018回顧録 第4話
キーワードは「フォロワーシップ」さて、第4話は実際にNovelJamでお話した自己紹介スピーチの掲載ということにする。本番は若干アドリブを入れたので、厳密には違うところもあるが、概ね同じということでご了承頂きたい。
来年は来年でNovelJamのレギュレーションは変わっているかもしれない。でも、こういう立場の人間が、こういう思いを抱いて編集役も参加しているんだな、ということが伝われば幸いである。
NovelJam2018回顧録 第3話
編集の命運はスピーチにあり!運命の日である。
八王子の大学セミナーハウスに到着したのは、12時を少し過ぎたあたりだったろうか。そのわりには、もう席は半分近く埋まっている。みんなの並々ならぬ、熱意が伝わる。
受付を済ませ、席に案内された。僕はEの札が掲げられているところを訪れた。一人は根木珠さんだった。静かに本を読んでいる。ここは彼女なりに集中しているとみて、会釈のみとする。
もう一方は、昨年
NovelJam2018回顧録 第2話
僕が「編集」を選んだ理由
11月のある日、僕は末広町のとあるイベントスペースに居た。そこではNovelJam2018の大会説明会が開催されることになっていた。
僕は一応、日本独立作家同盟の正会員である。都合があえば、なるべく同盟のイベントには参加している。今回もそういう意識で、この場所に足を運んだ。
この時点では、NovelJamに出るか出ないかはハーフ&ハーフだった。
NovelJamには2
NovelJam2018御礼文
2月10日から12日まで開催された「2泊3日の合宿形式で小説を書き上げるイベント」ことNovelJamに、編集役として参加しました。おかげさまで2冊の本が無事出版されただけでなく、新城カズマ氏と海猫沢めろん氏より賞を頂く運びとなりました。関係各位の皆様、誠にありがとうございました。
◆平成最後の1日を、逃げる二人の行く末は? アラサー女子が織り成す優しいロードノベル
藤崎いちか著「平成最後の逃避
NovelJam2018前夜祭
そういうわけで、大会前日です。
すでにご案内している通り、今回のNovelJamは編集枠での出場となります。
今大会から著者、編集、デザイナーと応募範囲が広がり、かつ併願可能となりました。併願応募された方も多いと思われます。
なのですが、僕は編集一本での応募しました。
そこに何か深い理由があるのか…と言うとこなんですが、そもそも、この大会に出るか、出ないかで悩んでいました。何のために、何の目的