【第12回】読み直す苦痛、バランスと正解

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前回「どうしてもがまんできない!」ということで、原稿の大幅改訂を始めたやままさんが、何を思い、何を直していたのか。その時点ではまったくわからなかったのですが、発売後に別件(というかこの連載の件)で打ち合わせしたとき、そのときの様子をあらためて聞いてみました。

昔の記事を読み直す苦痛

Tak. いったんEPUB化して、それを画面で一緒にチェックしてだいたい行けるんじゃない

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【第11回】どうしてもがまんできない!

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2019年6月30日。

あらためて階層を浅く修正したアウトラインにもとづくWordファイルがやままさんより送られてきました。

アウトラインを見るかぎり、すんなりと、気持ちよく流れているように見えます。
試しに各パートごとに冒頭の2〜3記事ピックアップし、印刷レイアウトモードでプリントアウトしてみます。そして赤ペンを片手に読んでみます(自分の原稿でそうするように)。いくつ

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【第10回】仮アウトラインの再考

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やままさんによるアウトライン再検討

前回、やままさんが記事を組み込んだ状態のアウトラインを見て、そのまま原稿として読むと「階層が深すぎる」と感じた話を書きました。そして、階層を一段浅くするだけで読み物として素直に流れるようになるという話をしました。

やままさんもやはり読んでみて納得いかなかったらしく、その後もアウトラインを再検討していました。というよりも、仮アウトライン

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【第9回】仮アウトラインに記事を組み込む

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記事を組み込んだ仮アウトライン

5月23日。前回の打ち合わで作った仮アウトラインを元にしたWordファイルがやままさんから送られてきました。

前回Dynalistで作った仮アウトラインをWordのアウトラインモードに移し、アウトラインの該当位置に該当するブログ記事を組み込んだものです。仮アウトラインから一気に「原稿」に近いものになっています。

比較のために、Dynalist上

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キャプテン・ラクトの宇宙船 最終話

  十一 突入!

 ロケットブースターにしがみつきながら、ラクトはイチコにたずねた。
「〈はやぶさ〉に気づかれてるかな?」
 ブースターの噴炎はそう大きなものではないけれど、進行方向に向かって飛び出しているのだから、目立つはずだ。
「だいじょうぶ。ダミーの映像を映しています。小惑星についたら連絡しましょう。地下に潜っちゃうと連絡つかなくなるので、その前に増援を要請しておきます」
 イチコはこの距

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ありがとうございます!
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【第8回】ロードマップと仮アウトライン

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前回は、作ろうとしている本のイメージをつかむための仮タイトルを決めました。仮タイトルは『「アメリカン」に恋して ~食パン1斤サンドを食べる日々』に決まりました。

続いて「本」全体のロードマップを描き、仮アウトラインを組み立てます。

ロードマップを描く

ロードマップの形に決まりはありません。はっきりしたストーリーがあったり、ロジカルに説得したりするタイプの文章なら、全体

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【第7回】本のイメージを考える

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2019年4月26日、2回目のリアルミーティング。

やままさんが新宿で用事があるということで、今回は代々木にある老舗珈琲専門店TOMで打ち合わせ。また1時間前に到着し、二階の窓際の席を確保。窓に外には代々木の絶景。

今日のテーマはまず仮タイトルを考えること、本づくりのガイドラインとなる概要説明を書いてもらうこと、そしてできれば仮アウトラインを作ること。とりあえず、私自身がブログ

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【第6回】アウトラインで素材となる記事を俯瞰する

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4月25日。やままさんから「喫茶アメリカン」関連の全記事を貼り付けたWordファイルが送られてきました。

10万字の「アウトライン」

Wordファイルと言っても一般にイメージするWordではなく、「アウトライン」です。アウトラインモードに切り替えると、タイトルと見出しの部分で折りたたむことができます。

以下は第1階層(記事タイトル)のみを表示させた状態です。もう1段開

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【第5回】アウトライナーとしてWordを選ぶ

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第4回でさらっと

まず「アメリカン」関連の記事をぜんぶブログから抜き出してWordに貼り付けてもらう。

と書きましたが、そもそも今回なぜアウトライナーとしてWordを選んだのかについて。

いろいろと言われることが多いWordですが、実はかなり本格的なアウトライナーの機能を持っています。アウトライナーとしてはWorkFlowyかDynalistが定番ですが、やままさんはWor

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【第4回】総体としての喫茶アメリカン性

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プロジェクトは「ご相談」から始まる

やままさんに連絡をしたのは2019年の3月。TwitterのDМで「ご相談」を送りました。こういう打診の場合、たいてい「ご相談」という表現になるのがおもしろい。

やままさんからは二つ返事でOKをもらいました。



とりあえず4月の初めに蒲田で打ち合わせすることに。どうして蒲田かというと、私の家とやままさんの家のちょうど中間あたりが

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