朱野帰子
自分の働き方について書きます。
仕事・労働についての本やエンタメについて書いた記事を集めています
「わたし、定時で帰ります。」について書いたnoteをまとめてあります。シリーズ1作目、2作目、3作目、4作目(準備中)、スピンオフ、ドラマ化などなど。
朱野が書く現代の女性たちの怪談集「くらやみガールズトーク」についての記事を集めています。
「会社を綴る人」について書いた記事を集めています
こんにちは、小説家の朱野です。 のっけからなんですけど、毎日寒いです。小説なんか書けたもんじゃない。でも指は動かしておいたほうがいいので、前からやるやる言ってる「小説家の労働環境改善」の話を書こうと思う。 この一年、休んでいる間に、労働環境を改善しようといろいろやってきた。時系列で書こうと思っていたのだけど、小説でもそれをやって、さらにnoteでもそれをやったら心が死ぬので、書きたいと思った順で書くことにする。途中まで無料、途中から有料で読んでいただけます。 小説家の労働
こんにちは、小説家の朱野ですよ。 この一年、長編執筆を休んでいる間に、労働環境を改善しようといろいろやってきたことをやってきたのかを書いています。途中まで無料、途中から有料で読んでいただけます。 最近、Podcastが熱いのではないか。 ……と思うのは、自分が「働く女と◯◯と。」に出演したからだけではない。ワンオペ育児歴(注:平日のみ)7年を生き抜いていたあのころ、私は育児と家事に明け暮れ、本を読む暇も暇もなかった。朝から晩までつねに動いていた。唯一、自由になるのは耳である
また告知です。 これも少し前の記事なのですが、『わたし、定時で帰ります。』の作者として、女性管理職について語っています。……とはいえ、もはや会社員でもなく管理職になったこともない私。管理職の話なんかできるの、とパートナーに言われ、「できない」と言うしかなかったのですが、管理職として働いていたことがある女性の友人たちから、日々大変だよという話をたくさん聞かせてもらっているので、それをもとに、苦心しつつ話しています。 ちなみに作家にも管理職的立場はあるのですよね。文学賞を主宰す
告知です。 といってもかなり前にアップされた記事ですみません。 AERAが「うまく休むこと」について特集するというので、取材していただきました。昨年の10月から1年間休んだことについて、お話しさせていただいてます。 1年間休むといっても、休んでいたのは私の主戦場である連載と、単行本の書き下ろしの執筆。完全に収入がなくなってしまうと税金や社会保険料が払えなくなるので、エッセイや短編などは書いていたし、文庫解説や書評など今までやったことがない仕事を、働きたい時だけ働く、という
まだ30代前半だったころ、いろんな世代がまじった友人たちと、スーパー銭湯に行った。お湯から出てくると友人たちはご飯を食べていた。 そのテーブルに座り、会話を聞いていた私は、年齢ごとに話す内容が違うな、と感じた。20代の友人の話のほとんどは「私という人物」だった。 20代のころはそうだったな、と私は蕎麦を食べながらぼんやり思っていた。20代はとにかく評価される。就職活動で評価される。入社すれば先輩面した二、三歳年上の社員から「お前はこういうやつだ」と言われる。あらゆる世代から
こんにちは、小説家の朱野ですよ。 この一年、長編執筆を休んでいる間に、労働環境を改善しようといろいろやってきたことをやってきたのかを書いています。途中まで無料、途中から有料で読んでいただけます。 さあさあ、いよいよデスクです。 小説家といったらデスク。冷蔵庫の上で書いていたヘミングウェイと、ダイニングテーブルで書いていた村上春樹の話は一旦忘れよう。ついでに、キャンピングカーで書いていたスティーブン・キングのことも忘れよう。彼らが過酷な環境で書けたのは天才だから! 凡人には
こんにちは、まだ長編を書いてる朱野です。 12月には終わると思ってたけど終わらず、2月には終わると思ってたんだけど、それも終わらず、やばいなと思いはじめている。だが、焦ったところで終わらないので着々とやっていくしかない。 以前、こんな記事を書いた。 この記事のなかで私は、小説の内容によって工数が変わること、の工数をある程度見積もれるようになっておかなければならないこと、などを書いている。そして、この記事を書き終わってから、新たに考えたこともある。 工数を見積もれるのは「
自慢ではないが、メディアミックスなら何度もしている。テレビドラマ化も、ラジオドラマ化もしてもらった。朗読もしてもらった。だがまだ果たせてないものがある。舞台化だ。 私は舞台が好きだ。幼いころ、子供に演劇を見せる活動に母親が登録か何かをしていて、定期的に演劇を見せられていた。小学校にたまにくる劇団も好きだった。学芸会も好きだった。もちろん『ガラスの仮面』も全巻持っていた。 高校生になってからは図書館で見つけた『オンリー・ミー』という三谷幸喜のエッセイに度肝を抜かれ、三谷幸喜
ヨックモック公式noteにて、お菓子を愛する人たちよるエッセイ企画「#私とヨックモック」が始まりました。私も寄稿させていただいてます。 会社員時代から作家になるまでをふりかえって書いています。会社にいるといろんなお菓子が差し入れされたのものです。ヨックモックのシガール、自分で買ったことはないけど、差し入れてもらったという人も多いのではないでしょうか。 タイトル画像は自分で、仕事をする時に食べる用に買ったシガール。傍にあるのは昔買ったビジネス本です。 ぜひお読みください。
いやー、暗いニュースしかないですね! 暗いことを報じるのがニュースなのでしかたないのですが、それにしても明るいニュースがない。低気圧もすごい。まったく仕事にならないので、使徒イロウルに襲われた話をしてもいいですか。(エヴァファンしかわからない例えかも……ごめん……でも最後まで読んだらエヴァ知らなくてもわかるから……!) 2017年、第二子を出産した私は、産休もろくにとらずに働いていた。(この話はもう何度もしてますね、すみません)「わたし、定時で帰ります。」の初期プロットを編
芥川賞直木賞候補作の感想を、書評家の三宅香帆さんと書店員の本間悠さんと語り合うスペースをやりました。しばらく録音消さないでおくのでTwitterユーザーの方はぜひお聞きくださいませー https://twitter.com/i/spaces/1YpKkgeRYjYKj
芥川賞4作目「グレイスレス」を読むために買った文學界、裏表紙の広告がすてきだった。 第159回芥川賞と第160回直木賞の受賞者を輩出した文教大学の建学精神にぐっとくる。
節約には自信があった。 バブル世代の人と話したとき、老後の心配なんかしたことないといわれて、違うコスモスに生きていると感じたことがある。低年収でも正社員になれれば「運がいい」だった氷河期世代の私たちは、若い頃に強烈な経済不安を突きつけられたからか、統計的に見てもお金を使わない(使えない)世代だそうだ。 私がまさにそうで、年収300万円の会社員だったころ、エクセルで1円単位で収支を管理していた。給与明細の所得税や社会保障費の数字まで細かく打ちこみ、光熱費はグラフにしていた。ど
相変わらず長編を書いている。 いま書いているのは労働小説で、とある企業の二つの部署の連携を書こうとしている。企画段階で気付くべきだったが、経験したことがない業種を書くだけでも大変だ。四季報で企業概要をおさえ、openworkで社風をおさえ、架空の企業を作るだけでも大変なのに、さらに二つの部署が舞台となると、どっちも会社員時代に触ったことがある仕事とはいえ、現在の仕事トレンドをおさえなければならない。工数が増していくばかりである。 お仕事小説や労働小説にどんなに手間をかけよう
芥川賞直木賞候補作発表されましたね! 全部読むの今回もやることに。 まずはあらゆる賞を総なめにするんじゃないかと言われている「地図と拳」ですが分厚い!!
つぶやきでは告知していたのですが改めて。 編集者・コンテンツプランナーの小沢あやさんのPodcastに出演させていただきました。 知り合ったきっかけは、小沢さんにTwitterでフォローしていただいたこと。プロフィールを見て面白い人だなと思ってフォローを返したのがきっかけでした。小沢さんは、WEBメディア・雑誌・企業サイトのコンテンツ制作や、アーティスト支援などを行う、ピース株式会社の代表取締役社長でもいらっしゃいます。 私よりもやや下の世代の働く女性が何を考えているのか