RYO TAKAKI

八女鰐八 お茶の事、百姓の事、田舎暮らしのリアル。

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記事一覧

2024.9.21-茶会を終えて

鰐八のコミュニティに参加する人を増やしたいという思いから始めた今回の鰐八茶会&釜炒り茶作り体験でしたが、22日の釜炒りは雨のため中止という事になりましたが、ご応募…

RYO TAKAKI
9日前
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茶会の詳細決定!

栗を拾いながら自分で踏んだ長めの木の枝の先がごそごそってなったのにびびって4m飛んだ高木です〔良く飛んでる〕 さて、【お茶会、釜炒り体験】の詳細が出ましたのでまだ…

RYO TAKAKI
4週間前
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9/21 お茶会について

9月21日〜22日に@鰐八にてお茶会、試飲会、釜炒り体験会を企画しています。 とりあえず思いつきと勢いで国指定文化財の"旭座人形浄瑠璃会館"という会場を抑えました。 せ…

RYO TAKAKI
1か月前
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茶は嗜好品じゃない、⚪︎⚪︎⚪︎だ。

どうも山奥に住んでいながらもデジタルデトックスを必要としている高木です〔パソコンに向かいすぎている〕 さて、それもそのはず明日からいよいよ販売を開始するという事…

RYO TAKAKI
1か月前
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今年から始めた"釜炒り茶"について

どうも。昨夜のinstalive茶会で購入の際に迷わない様に茶種の特徴などを実況して説明したところ、熱が入りすぎて逆にどれを購入したらいいかわからなくなった。と言われた…

RYO TAKAKI
1か月前
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いぶし銀!万野乃茶園

どうも田んぼの水路の草を抜いていた手の真横にマムシがいてさらに目があってびびって4mぐらい飛んだ高木です。 叶迫、峠、と茶山を紹介しておいて天下の在来がある万野乃…

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1か月前
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にっくき峠茶山

どうも。 田んぼを見て回るとイノシシに石垣の石を落とされていたり田んぼの中を歩き回られたりして〔何ヶ月かの労働を一晩で台無しにされる〕その都度「ぶっ殺してやりて…

RYO TAKAKI
1か月前
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叶迫の茶山のかっこよさ

どうも、朝七時から5時間ぶっ通しで草刈機をぶん回していた高木です。 もうすぐ栗が落ち始めるのでそのための下草刈りです〔まだあと半分ぐらい残っている〕 さて昨日一…

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1か月前
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どれがどれだかわからない方へ

昨日は、"何故お茶を作っているのか"と言うテーマで描き始めたのですが、なんせこれは壮大といいますか、言いたいことがomniすぎてまとまりがなくなってしまったので2時間…

RYO TAKAKI
1か月前
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茶の抽出について

今日はお茶の抽出の基本的なことについて書いてみようと思います。 最近では急須を持っている家庭もかなり減ったという傾向にある日本ですが、お客さんを相手にしていると…

RYO TAKAKI
1か月前
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手摘み60kgチャレンジを振り返る

どうも、最近歯磨き粉でアナフィラキシーショックになった高木です〔調べたらあるらしいですよ?〕 ちょうどいつもの歯磨き粉を切らしていて、違うやつを使った結果全身が…

RYO TAKAKI
1か月前
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2024年新茶〔熟成茶〕販売開始につきまして。

2024年の新茶〔熟成茶〕販売開始におきまして、一通り説明させて頂こうと思います。 無我夢中でお茶に向き合う中でどんどん記憶や興味のポイントが変わっていき ここで発…

RYO TAKAKI
1か月前
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a drop 茶会 episode 2

茶会前日、東京に到着して蔵前にある "a drop"に向かった。 蔵前駅を降りて3分ほどにある'ウグイスビル"の 2階の一室に"a drop"はあった。 いつも画面越しに見ていた光景…

RYO TAKAKI
1か月前
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a drop 茶会 episode1

7/8-11日の3日間で東京は蔵前にある"a drop"というお店でのお茶会に呼んで頂いた。 a dropの店主 田邊さんことべったなさんを知ったのは"淹茶選手権"なるお茶をプレゼン…

RYO TAKAKI
1年前
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今年の茶の分析

なんだかんだとお茶が終わってからバタバタとしておりました。 遅ればせながら今年の茶の総評を綴って行きたいと思います。 まずは叶迫茶山 ちょうど昨年より1週間程早…

RYO TAKAKI
1年前
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萎凋香に

今年は"萎凋煎茶"を作った。萎凋香と呼ばれる独特の花の様な甘い香りに出会ってからどうしても作ってみたかったのです "萎凋"とは簡単に言えば茶箱などに摘採した茶葉を薄…

RYO TAKAKI
1年前
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2024.9.21-茶会を終えて

2024.9.21-茶会を終えて

鰐八のコミュニティに参加する人を増やしたいという思いから始めた今回の鰐八茶会&釜炒り茶作り体験でしたが、22日の釜炒りは雨のため中止という事になりましたが、ご応募者のご厚意でお茶会での代行となり結果的には二日連続で茶会という流れになりました。

橋爪さんの茶器の展示販売を行ったり会場に人形浄瑠璃会館を借りたりと、告知してから企画をブラッシュアップして行ってどこかで興味をもってくれる人がでてくるかな

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茶会の詳細決定!

茶会の詳細決定!

栗を拾いながら自分で踏んだ長めの木の枝の先がごそごそってなったのにびびって4m飛んだ高木です〔良く飛んでる〕

さて、【お茶会、釜炒り体験】の詳細が出ましたのでまだcheckされてない方は是非checkして下さい↓

https://yamewanibachi.com/pages/event2409

という事で最近は結構シビアに"お茶"というものを考えていて、それは味わいとか香りとかももちろんな

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9/21 お茶会について

9/21 お茶会について

9月21日〜22日に@鰐八にてお茶会、試飲会、釜炒り体験会を企画しています。

とりあえず思いつきと勢いで国指定文化財の"旭座人形浄瑠璃会館"という会場を抑えました。

せっかく寝泊まりできるんだったらどっぷりお茶ツアーにしてしまった方が面白いなと思い、一泊二日コースを設けて二日目に"釜炒り茶作り体験"をします。

9/21日10:00-

⚪︎日帰りコース ¥2,000〔昼食付き〕
〔試飲会、茶

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茶は嗜好品じゃない、⚪︎⚪︎⚪︎だ。

茶は嗜好品じゃない、⚪︎⚪︎⚪︎だ。

どうも山奥に住んでいながらもデジタルデトックスを必要としている高木です〔パソコンに向かいすぎている〕

さて、それもそのはず明日からいよいよ販売を開始するという事で、WEB SHOPのリニューアルの最終checkを八女鰐八のデザイナー櫻井と行っております〔連日ありがとう泣〕https://www.instagram.com/ayadesu1120?igsh=MWVtNGQzNnRlejhlZw==

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今年から始めた"釜炒り茶"について

今年から始めた"釜炒り茶"について

どうも。昨夜のinstalive茶会で購入の際に迷わない様に茶種の特徴などを実況して説明したところ、熱が入りすぎて逆にどれを購入したらいいかわからなくなった。と言われた高木です〔途中から楽しくなって2時間ぐらいやってました〕

ご参加いただいた方有難うございました。

さて今日は今年から始めた"釜炒り茶について"というテーマでお届けします。

現在日本で知られる緑茶とは基本的に"蒸し製"という製法

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いぶし銀!万野乃茶園

いぶし銀!万野乃茶園

どうも田んぼの水路の草を抜いていた手の真横にマムシがいてさらに目があってびびって4mぐらい飛んだ高木です。

叶迫、峠、と茶山を紹介しておいて天下の在来がある万野乃〔まんのの〕を紹介しない訳にはいきません。

〔おい、お茶猛者〕

しかしこうもネーミングセンスに長けたお茶はなかなかないんじゃないでしょうか?〔ただの部落名で自分でつけたわけではない〕

「まんのの」て。

まんのの、まんのの、まんの

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にっくき峠茶山

にっくき峠茶山

どうも。
田んぼを見て回るとイノシシに石垣の石を落とされていたり田んぼの中を歩き回られたりして〔何ヶ月かの労働を一晩で台無しにされる〕その都度「ぶっ殺してやりてえ」と地団駄を踏むのですが、夜道で道端にイノシシが出るとブレーキを踏んで通り過ぎるのを待ってあげてしまう高木です〔うりぼーかわいい〕

さて、叶迫びいきも良い加減にしろと、峠の茶山が怒ってますので、今日はそんな峠茶山のお茶について深掘りして

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叶迫の茶山のかっこよさ

叶迫の茶山のかっこよさ

どうも、朝七時から5時間ぶっ通しで草刈機をぶん回していた高木です。

もうすぐ栗が落ち始めるのでそのための下草刈りです〔まだあと半分ぐらい残っている〕

さて昨日一通り茶山ごとの特徴を説明したのですが、今日はさらに深掘りしていこうと思います。

お茶猛者の方も起きてください。

さて八女鰐八でも1番気合いの入った茶山と言うと、やはり叶迫の茶山です。

昨日の記事を読んでいない方は叶迫の所だけでも。

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どれがどれだかわからない方へ

どれがどれだかわからない方へ

昨日は、"何故お茶を作っているのか"と言うテーマで描き始めたのですが、なんせこれは壮大といいますか、言いたいことがomniすぎてまとまりがなくなってしまったので2時間ぐらいかけて結局全消ししました。

それを言うならこの事も言っておかないと、、。

という具合に膨らみすぎて行くんですね。いつかもう少しシンプルに明確になった時にまた挑戦しようと思います(せめて描こうとした事ぐらいは書きたい欲)

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茶の抽出について

茶の抽出について

今日はお茶の抽出の基本的なことについて書いてみようと思います。

最近では急須を持っている家庭もかなり減ったという傾向にある日本ですが、お客さんを相手にしていると”淹れてみたいけど淹れ方が難しそう”と言う声をよく耳にします。

思っているより適当でいいんですと言うのが答えなのですが、抽出によって美味しさもぐっと引き出すことも出来るので少しだけ説明したいと思います。

そんなこと分かっとるぞ、今更何

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手摘み60kgチャレンジを振り返る

手摘み60kgチャレンジを振り返る

どうも、最近歯磨き粉でアナフィラキシーショックになった高木です〔調べたらあるらしいですよ?〕

ちょうどいつもの歯磨き粉を切らしていて、違うやつを使った結果全身が痒くなり、猛烈な腹痛に襲われ、そして呼吸がしづらくなると言う結構ヤバめなあれでした。

さて、2024年のお茶を販売する日も決まって色々と考えているんですけども、やはり今年のお茶の1番の目玉はやはり皆様で挑んだ"手摘み60kg"のお茶です

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2024年新茶〔熟成茶〕販売開始につきまして。

2024年新茶〔熟成茶〕販売開始につきまして。

2024年の新茶〔熟成茶〕販売開始におきまして、一通り説明させて頂こうと思います。

無我夢中でお茶に向き合う中でどんどん記憶や興味のポイントが変わっていき

ここで発信する相手の皆様との温度差やポイントがずれてくる

という事は何となく分かってはいるものの

うまく段階的に説明出来てないな と感じる事が多々あって、本来伝えられる感動や味わいを伝えられていないのは勿体無い事だと思ったので記しておこ

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a drop 茶会 episode 2

a drop 茶会 episode 2

茶会前日、東京に到着して蔵前にある "a drop"に向かった。

蔵前駅を降りて3分ほどにある'ウグイスビル"の
2階の一室に"a drop"はあった。

いつも画面越しに見ていた光景だ。

こんなにも早くここに来るとは、それもカウンターに立つ事になるとはまるで思ってもみなかった。

早速、茶会の"2時間"の構成を伝えたが

煎茶一本、しかもまだ茶業歴も浅い私の構成にべったな氏は明らかに不安気な

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a drop 茶会 episode1

a drop 茶会 episode1

7/8-11日の3日間で東京は蔵前にある"a drop"というお店でのお茶会に呼んで頂いた。

a dropの店主 田邊さんことべったなさんを知ったのは"淹茶選手権"なるお茶をプレゼンしながら淹れるといった催しの動画を見た事がきっかけだった。

参加者が産地やお茶の特徴などを交え綺麗な所作で丁寧に一杯を出して行く中で、明らかにこの男"べったな"は独自の世界観で茶を淹れ、しまいにはその一杯を審査員に

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今年の茶の分析

今年の茶の分析

なんだかんだとお茶が終わってからバタバタとしておりました。

遅ればせながら今年の茶の総評を綴って行きたいと思います。

まずは叶迫茶山

ちょうど昨年より1週間程早い4/27日の収穫でした。
芽の出具合も昨年より良く収量も上がるかと思いきやほぼ同じぐらいでした。

「おまえっとこはほんとに摘んだとか?もういっぺん摘めるごとしとるぞ」

と言われるぐらいミル芽(芽の部分を重点的に)で贅沢に摘んだの

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萎凋香に

萎凋香に

今年は"萎凋煎茶"を作った。萎凋香と呼ばれる独特の花の様な甘い香りに出会ってからどうしても作ってみたかったのです

"萎凋"とは簡単に言えば茶箱などに摘採した茶葉を薄く広げて木陰など風通しの良い日陰に24時間放置し微発酵を促す、といった工程である。

夜の間から朝方にかけては夜露が茶葉に付きせっかく飛ばした水分がまた戻りかねないので夜間は夜露の打たない屋根付きの納屋に移動させた。

約3時間おきに

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