どれがどれだかわからない方へ
昨日は、"何故お茶を作っているのか"と言うテーマで描き始めたのですが、なんせこれは壮大といいますか、言いたいことがomniすぎてまとまりがなくなってしまったので2時間ぐらいかけて結局全消ししました。
それを言うならこの事も言っておかないと、、。
という具合に膨らみすぎて行くんですね。いつかもう少しシンプルに明確になった時にまた挑戦しようと思います(せめて描こうとした事ぐらいは書きたい欲)
さて、気づけば茶山を3つも管理するようになり、さらには萎凋煎茶だの釜入り茶だのと種類が増えていて「どれを購入したら良いかわからない」と言う方が出てくるのも仕方ない事だと思います。
まだ販売開始していない5月3日の手摘みのお茶が美味しかったと言う方が出てきたり、、〔結局それは手摘みの釜炒り茶でした〕
幻のかぶせ茶を新茶と思ってご注文頂いたり、。
これは完全に高木の不親切です。作り手は作るまでに全てを込めればいいという謎の昭和魂を発動させていました。
という事で今日は八女鰐八のお茶の銘柄と品種と特徴、そしてどういった人におすすめかと言う事まで丁寧に令和6年魂でお伝えして行きます。
そんなこと見ればだいたいわかるぞ、なめんな、今更何を言うんや!というお茶猛者の方はもう寝て下さい。
さて八女鰐八のお茶は大きくわけると"3つ"のお茶があります。
⚪︎叶迫-かねざこ-
⚪︎峠-とうげ-
⚪︎万野乃-まんのの-
この三つです。とても奇妙な名前ですが、これは鰐八の部落名から来ております。つまり茶山がある地名というのがこの名前になっております。
それぞれにお茶の特徴がありますので説明していきます。
まずは叶迫の茶山-Kanezako-
標高550〜600mを跨ぐ茶山(かねざこ)。四方を森に囲まれている叶迫のお茶は深く、力強い余韻を残す。
品種:藪北 樹齢:約50年 無施肥、自然栽培。
簡潔に言うと渋みまでしっかりとあるためため(嫌な渋みでは無い)昔ながらの緑茶と言いますか、口の中で感じていただける幅や飲んだ後の余韻と言うものが強いお茶です。自然栽培で育つエネルギー満点なので毎日のむお茶として、食事や一服に。
今年は叶迫茶山の商品は
⚪︎叶迫手摘み
⚪︎叶迫(機械摘み)
⚪︎叶迫萎萎凋茶(やをら)
があります。
続きまして
峠茶山-Toge-
標高550〜600mを跨ぐ茶山(とうげ)。南向き日当たり良好な峠のお茶は華やかな香りとまろやかな旨み。
品種:藪北 樹齢:約50年 自家製肥料施肥 有機栽培
こちらは日当たりの良い御坊ちゃま系の茶山です(標高も600m程なので普通の茶園からすると充分に過酷な環境です)
"日当たり良し"から想像できる通り甘い香りとまろやかな味わいです。
飲みやすい、わかりやすく美味いと言うお茶であれば峠のお茶です。バランスも良いことから抽出もし易くお客様などに出すお茶としてもおすすめです。もちろん毎日のお茶としても。
今年は萎凋煎茶が新たに加わり
⚪︎峠煎茶
⚪︎峠萎凋煎茶(いびき)
のラインナップです。
そして
"万野乃" -Mannono-
標高400m程に在する茶山。
希少な万野乃(在来)のお茶は複雑な味わいと華やかな香り。
樹齢70年 品種:在来
在来とはまだ品種が安定する前の一株ごとに特徴が違った木が集まったお茶です。野生では無いですが、野生に近いお茶と言う感覚です。自然のブレンドのようなもので非常に豊かな香りと味わいを持っています。
今の時代在来は珍しくようやく見つけた年に管理者の方から譲り受けた茶山です。
ラインナップは
⚪︎万野乃煎茶
の一種類です。
さて叶迫、峠の茶葉に萎凋煎茶というものがありますが、それは摘菜した茶葉を微発酵させたお茶です。華やかな香りが特徴です。ですのでそれぞれの茶山の茶葉に通常製茶の煎茶と萎凋煎茶がある ということです。是非飲み比べをしてみて下さい。
そして今年から始めた
釜炒り茶
ですがこれは製法の違いで手摘み、薪火による手炒りのお茶という事になります。
なので例えば叶迫の茶山の茶葉を使った釜炒り茶であれば
⚪︎全手工釜炒り茶 叶迫(茶山名)-藪北-(品種名)
萎凋させた釜炒り茶であれば
⚪︎全手工釜炒り萎凋茶 叶迫(茶山名)藪北(品種名)
となるわけです。
ですので八女鰐八の釜炒り茶は全手工なので希少なやつだとだけ覚えていただければ大丈夫です。。。(機械で釜炒り茶を作っているところもあります)
さてざっくりした説明にしておいてまたそれぞれのお茶の栽培における違いの深掘りなどもしていこうと思います。。
ありがとうございました。
2024年のお茶は8/28(八女鰐八の日)から販売開始です。
よろしくお願い致します。
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