2024.9.21-茶会を終えて
鰐八のコミュニティに参加する人を増やしたいという思いから始めた今回の鰐八茶会&釜炒り茶作り体験でしたが、22日の釜炒りは雨のため中止という事になりましたが、ご応募者のご厚意でお茶会での代行となり結果的には二日連続で茶会という流れになりました。
橋爪さんの茶器の展示販売を行ったり会場に人形浄瑠璃会館を借りたりと、告知してから企画をブラッシュアップして行ってどこかで興味をもってくれる人がでてくるかなーぐらいの展開でやってみました。(完全見切り発車)
お茶を出すカフェとか急須で抽出する日本茶喫茶みたいな場所に行くと、とても美味しいお茶は山ほどあるのですが、そういう場所と"鰐八で高木がやる茶会"の意味を考えた時に
例えば氷出しで美味しい冷茶を出すとか、安定した美味しい抽出で行くという事よりも、現代の流れによって失われた作物の生育や思考と、人間の本質との合致性などにスポットを当てたお茶の味わいを並べることに意味がある気がしています。
何故渋みがあるのか、何故香りが強いのか、何故余韻が長いのか。
作物の生態から現代という時代を考えることは生きる術にも新たな選択肢にもなる
と思っています。
そういった背景をそれぞれの茶種で見せていく方が高木が淹れる価値は深まります。
むしろそこに関しての理屈が絶対に面白い自信はあります。
結果的には今回は二日目共集合時間がばらついたり、予定にない緊急参戦の鰐八の婆様たちが参戦してきたりで、ほんわか楽しい時間ではありましたが、そこらへんの流れはうまく作れなかったなと反省しています。
でも全ての流れではなくともお客さんの欲している情報や考え方が茶を通じて深めあえた瞬間があったのでやっぱりこの路線なんだろうなと思います。
うまいお茶ならたくさんあるけど、面白い、かっこいいお茶はそう多くない。
うまいかまずいかは嗜好で終わるけど
面白いとか憧れは思考、つまりライフスタイルになり得る。
そういった部分で共鳴できる内容を深めて、そしてそういった部分で共鳴しあえるコミュニティが作れたら最高に幸せだろうと思います。
「俺が売っているのは茶葉じゃない」みたいな事を冗談で言ってましたが、あながち冗談ではない気もしていて、スタバがコーヒーを売らずにサードプレイスとしての空間を売るように、アマゾンのジョスベゾスが本や情報を売らずに顧客の購買の手助けのシステムを売るように、八女鰐八もなんらかのマインドなのかライフスタイルなのかそういう展開でも広げて行ければ面白くなりそうです。
堅っ苦しくなるだけでは面白くないので、エンタメとして最終的にはfunnyな楽しさとinterestingな楽しさを融合していて行きたい。
また次回もあるのでご都合の合う方は是非お待ちしています。
ありがとうございました。高木
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