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続ちょこっとひとこと

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故郷・神戸に戻り、今を綴るもまだまだヨチヨチのエッセイ集。
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2021年8月の記事一覧

勝手口に三河屋さんが「ちわ~」と現れて、引き取ってくれる

勝手口に三河屋さんが「ちわ~」と現れて、引き取ってくれる

洗濯表示がまるで分からない。

こんな三角形見て、何か分かる?

左から
・漂白OK
・酸素系漂白OK、塩素系漂白NG
・漂白NG

分かるわけがない。

こんな四角形見て、何か分かる?

左上から右へ
・つり干し乾燥
・日陰でつり干し
・濡れつり干し
・日陰で濡れつり干し
左下から右へ
・平干し
・日陰で平干し
・濡れ平干し
・日陰で濡れ平干し

分かるわけないって。

こんなマル見て、何か分か

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ちゃんとした米をちゃんと炊いて、ちゃんと握るっていいな

ちゃんとした米をちゃんと炊いて、ちゃんと握るっていいな

2日連続、おにぎりの話となる。

昨日、神戸にある米専門店のおにぎりの話を書いた。

この記事では、おにぎりに加え、店の界隈についても多くを書いた。
書き終わった感覚でいえば、むしろ界隈の歴史寄りの記事だったのだ。

けれど、いざ投稿すると、タイトルはいきなり「おにぎり」から始まっているし、おにぎりについて書いた前半部分がやけに目に飛び込んでくる。
さらに下には関連記事として他の方々が書いたおにぎ

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おにぎりたるもの、こうでなくては

おにぎりたるもの、こうでなくては

なんだかお腹がすぐれないとき、味の濃いものは食べたくない。
でも昼を抜くと午後から力が出ない…
おにぎりだけでいいけど、コンビニのは添加物まみれで気持ち悪いしな。

そんな時は米専門店のおにぎりを。

神戸には〈神明〉という米卸業者がある。
明治35年創業の老舗で、全国のブランド米を扱って業界のトップを走る。
この〈神明〉が神戸元町・栄町の本社ビル別館で営業しているのが、おにぎり専門店〈五穀豊穣

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千年の都、やっぱり奥が深いぞ

千年の都、やっぱり奥が深いぞ

羊羹といえば〈とらや〉。
すっかり東京の名店と思われるようになってしまった。

けれど本来〈とらや〉は京都の和菓子店。
室町後期に創業し、江戸時代には宮中御用達として内裏の横で営業した。
明治2年、皇室に従って東京へ下るが、〈とらや〉の社史によると「御所御用の菓子司として、京都の店はそのままに、東京へ進出」「明治天皇にお供して東京にも出店いたしましたが、京都一条の地での菓子づくりは、今日に至るまで

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およそ丸いものを等分するときは時計を思い浮かべればOK

およそ丸いものを等分するときは時計を思い浮かべればOK

熱々のピザをハフハフ食べるのはイタリア人ならずとも至福の時。

その前にまずはカットだが、たいてい中心を通る線で放射状に切る。
2等分、4等分なら、半分こ、半分この繰り返しで楽勝。
まぁ2等分のまま食べることはないけれど。

カットしたピザは、トッピングやソースが落ちないよう軽く折りたたんで口に運び…アチチ…あぁ…たまらん…

問題は3等分、5等分。
家族構成やパーティー人数によっては、そういう等

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全作品を今からでも集めたいくらいに大好き

全作品を今からでも集めたいくらいに大好き

その昔、徹底的に読み込んだ絵本がある。
加古里子(かこさとし)の『かわ』(1962、福音館書店)だ。
買ってもらったのは3歳の時。
この本で川を学び、科学を学び、絵を学び、丁寧に表現する心を学んだ。

この絵本は福音館の「《こどものとも》知識の本」というストーリー性を大切にしたシリーズに収められている。
全10巻のこのシリーズのうち、かこさとしの3部作『かわ』『ゆきのひ』『たいふう』だけ買ってもら

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周囲を痺れさせるイカした婆さんだったのかもしれない

周囲を痺れさせるイカした婆さんだったのかもしれない

麻婆豆腐を外で食べるとすれば、ここしかないと思う店がある。
横浜の〈景徳鎮〉だ。

昔、東京で勤めていたとき、同僚とどこかの観劇に出かけたあとで、横浜に住む上司が晩ごはんにぜひと勧めるので中華街まで足を伸ばすことに。
みなとみらい線はまだなく、石川町からとぼとぼ歩いて向かった。
それが四川料理〈景徳鎮〉との出会いだった。

四川料理の店というのはわざわざ中華街を探さずとも、あちこち

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書き終わってみたらちょうど777文字で、さらに縁起よし

書き終わってみたらちょうど777文字で、さらに縁起よし

思い立ってnoteを始めたのが2020/2/16。

今見て驚いたが、その日はなんと36記事もあげている。
書き下ろしではなく、過去に前職で書いたメルマガの一部をあげただけなので苦労はないのだが、それにしても多い。
まずは投稿数のボリュームがないと読んでもらえないと思い、せっせとあげた記憶はあるが、36記事もあったとは。

そこから1日も欠かさず投稿し、昨日の朝、連続投稿555日を迎えた。
この間

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ゆっくりした覚えはないのに、終わってみれば2時間半が経っていた

ゆっくりした覚えはないのに、終わってみれば2時間半が経っていた

1981年に開業した〈神戸ポートピアホテル〉。
神戸を代表するシティリゾートホテルだ。

海上の人工島にありながら、神戸空港からも三宮からも10分以内と交通至便、また国際会議場や国際展示場のすぐ横に位置しているため、リゾート客のみならず、学会や国際会議の参加者などで年間を通して常に賑わう。

最上階・32Fのフレンチレストラン〈トランテアン〉を訪れた。
ここは、フランスの2つ星店〈ラ・メール・ブラ

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いつか必ず実物を見たいと思い続けて、ン十年

いつか必ず実物を見たいと思い続けて、ン十年

先週、大阪で「ミイラ展」が開催中と知り、「!」となっていた。

ミイラは幼い頃からのとても大きな関心事。
なぜかはよく分からないけれど。

それが神戸からほど近い大阪で見られるとあって、行かない手はなかった。
小2の頃に学研の本で世界のミイラの写真を見て以来、いつか必ず実物を見たいと思い続けて、ン十年。
それがついに昨日かなった。

42体! 初めてなのでそれが多いのか少ないのかも分からない。

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他愛もないが邪心もない、高校生の頃

他愛もないが邪心もない、高校生の頃

この1週間、いろいろあって少し心が疲れている。
でも毎日このnoteで皆さんの記事を読んでほっこりしたり、僕の記事を読んでスキをいただいたりで、皆さんに支えられた1週間だった。
とくにコメントをいただけた時の嬉しさといったらない。

昨日、高1の夏休みにシアトルへ短期語学留学に行った話を書いた。
書き切ったつもりだったが、あといくつかのエピソードを思い出した。

***

現地では毎日どっぷり英語

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2週間の思い出はあっさり再びマズいメシに上書きされ

2週間の思い出はあっさり再びマズいメシに上書きされ

高1の夏休み、2週間の語学研修でシアトルに行った。
参加したのは兵庫県下の高校1年から3年までの70名ほどで、事前に行われたテストで4クラスに分けられ、ワシントン州立大の寮に暮らした。
わずか2週間なので、アメリカ体験が関の山だったけど。

シアトルの夏は高緯度ゆえ日没が遅く、夜の8時というのに十分明るい。
16時間の時差で寮に着くなり寝てしまったクラスメイトを、「授業に遅れるで!」と朝の8時を装

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大人になって神戸に住まう幸運

大人になって神戸に住まう幸運

以前、神戸のジャズ事情について書いた。

しかし、1回ではとても書ききれない。
なにせ神戸はジャズの街。

ジャズ喫茶〈jamjam〉を紹介しよう。
上の記事で紹介したジャズライブ主体の〈ソネ〉と違い、レコードで聴く。

〈jamjam〉はこの「ニューもとビル」の地階にある。

実はこのビル、以前書いた「神戸元町、まちあるき」にも登場している。

この記事で〈エビアンコーヒー〉を紹介する際にあげた

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そんな方にご紹介いただいたとなると、嬉しくないはずがない

そんな方にご紹介いただいたとなると、嬉しくないはずがない

昨晩、スマホにnoteからの通知が届いた。
自分の記事が他のnoterさんに紹介されたという嬉しい通知だ。

紹介していただいたのは、さくら|暮らしの開運案内人さんのこの記事。

いやぁ、これは僕が復唱してはいけないタイトルだ。
この僕が“素敵な人”として紹介されるなんて、きっと何かの間違いだ…

内容を見て二度びっくり。
あまりにお褒めいただいているので、最初はすぐ閉じてしまったほどだ。
深呼吸

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