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セルフスタディとは

セルフスタディとは

教師教育学においては、国際的に、実践と研究の往還を実現する「セルフスタディ」という方法論が確立しています。20年以上の歴史があり、アメリカ教育学会AERAではセルフスタディの分科会 SIGが設けられていて、隔年でイギリスのお城を会場として、厳正な査読を通った研究者だけが参加できるSIGのS-STEP(教師教育者のセルフスタディ)を基盤としたキャッスルカンファレンスが開催されています。

セルフスタ

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わかりやすい省察的実践(探究演習)

わかりやすい省察的実践(探究演習)

大学院で学ぶ「学習のデザイン」。今回は省察についてです。

省察とは?

あんまり聞いたことない言葉ですが、省察とは簡単にいうと振り返ることです。漢字から読み解くと内省や自己観察という言葉があてはまります。だけど、そんな簡単なことではないようです。

省察的実践とはドナルド・ショーンという人が打ち立てた理論ですが、本人が書かれた本は超難解らしく、(なぜか)先生からは「あなたは授業を受けなくても大丈

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【本要約】勉強効率を劇的に向上させる『科学的根拠に基づく最高の勉強法』【書籍レビュー】

【本要約】勉強効率を劇的に向上させる『科学的根拠に基づく最高の勉強法』【書籍レビュー】

※Amazonのアソシエイトとして、むろしょうは適格販売により収入を得ています。

安川康介氏の著書『科学的根拠に基づく最高の勉強法』は、脳科学に基づいた効率的な勉強法を紹介する一冊です。

本書では、従来の「ただ繰り返し読む」「ノートに書き写す」「ハイライトを引く」といった学習法が、実は効果が低いことが指摘されています。その代わりに、脳に適切な負荷をかけることで記憶を定着させる3つの学習法が紹介

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【要約】科学的根拠に基づく最高の勉強法【安川康介】

【要約】科学的根拠に基づく最高の勉強法【安川康介】

今回紹介する内容は慶應大学医学部を卒業後に南フロリダ大学で助教授を勤めている安川康介さんの『科学的根拠に基づく最高の勉強法』の一部分です

▪︎効果の高い勉強法について

①効果が高くない勉強法についての紹介

参考書や英単語を繰り返し読んで覚えようとしたり、黒板に書かれていることをノートにそのまま書き写すことはほとんどの学生が経験していることでしょう

様々な学習方法の効果について膨大な過去の研

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