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夢と現実の間

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#私の脳内を文字にする

ぬくもり

あたたかいものに触れずに育つとじぶんの体がつめたいことなんて知らずに大きくなる。

一度でもあたたかいものに触れると、なぜだか知らないが涙がでて、じぶんは人間だったんだと思い知る。

そしてあたたかいものを知った体は、つめたいままでは満足できない体になってしまう。

それがいいのかわるいのかはわからない。

いちど知ってしまったぬくもりを求めつづけてしまう。

それが人間というものなのかもしれない

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最も美(かな)しい記念の小説を書くつもりです。

太宰治さんが小説「斜陽」のモデルとされる愛人の太田静子さんにおくった手紙にこう書いていた。

美しいをかなしいとルビをふる。
かなしさ。そこに美しさを見出し、表現する。

太宰治さんの小説は正直何冊かしか読んだことがないのだけど、太宰治さんと酌み交わせたら楽しかっただろうなと妄想したことはある。

恐れ多いけれど、どこか似ている部分があるなと思っている。

だからか、作品に触れるのを躊躇していた時

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えすえぬえす

友達の名前が出てきて、何かあったのかと思ったら別にそんなこともなくて、心臓にわるい。自由気ままに一方的に発信して、調子が良い時にすきなひとたちのところを訪れる。それぐらいの付き合い方が一番いい。えすえぬえすってやつは。

昨今はかなしい事件も多いし、結婚という言葉や不倫というワードも飛び交っている。

えすえぬえすってやつから距離をとっているので、友人が結婚したとかそういう話は、共通の友人経由で聞

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うんこ

芸術は爆発だ。
と岡本太郎さんは言った。

溜め込んで我慢することは悪いことだとよくいう。
確かに体にとっては悪いこともあるかもしれない。

最近、僕は人間って水をどれだけ美味しく飲めるかが人生の醍醐味なのかもしれないと思っている。
たくさん運動して、汗をかいて、水を欲して、やっと飲めたときの感動。
あの美味しさは我慢をしてない人間は味わえない。
同じ水でもそれをどれだけ美味しく飲めるか。
そこが

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昼下がり

超ってことばを使わなすぎて、蝶が先に来て、超って言葉を探すのに時間がかかった。

そんな昼下がり。

お昼寝したくなる時間。
さっき食べたはずなのに、小腹がすいてくる時間。
昼下がり。

ぼーっとする昼下がり。
今日はすこし寒いけど、春とか秋ならぽかぽか陽気でピクニックに最適な昼下がり。
ピクニックしたいな。
ピクニックは本気だすスタイルなので、ブルーシートではなく、布を持って行って、公園の近くの

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モーニングルーティン

お風呂いれて、せんたくして、お湯沸かして、ご飯たいて、それだけで仕事できる感だしてる大人はこちらです。えっへん。

そんなことを書いて調子に乗ってたら、ラグがすべりコーヒーがこぼれ、ティッシュを取ろうとテーブルの上のコップの中に入った少量の水に気づかず、そちらもこぼしました。

今日もいい天気ですね。こちらは白と青の世界が共存しているすこし切ないような、その先にはあたたかいものが待っている、そんな

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もうふとおふろ

めっちゃおおきなあくび。誰かさんのがうつったかな。
もうふとおふろに呼ばれている。
おふろと付き合ってから、もうふと結婚かな。
よりもうふの必要性、もうふへの愛を感じるためにおふろを経由する。
過去にすきだった女性たち、憧れていた男性もそのひとたちのおかげで今の僕がいる。
今だからこそ好きになるひともいるだろう。
だからこそすきなひとの過去のパートナーの話を聞いてもその人たちのおかげであなたと出会

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あくび

あくびを見るとあくびがでる
よく言うけれどあの現象は何なんだろう
電話越しでも移ったりする

どこかでカレーの匂いを嗅いだら、ふとカレーが食べたくなって
それをまた嗅いだ隣のお家が翌日カレーだったり

ずっと一緒にいると似てくる
憧れのものを近くに置いとくとそれに似てくる
そのふたつもよく言うよね
人間っていきものは面白くて
飽きやすい僕も人間だけは見てて飽きない

同じ日に似たようなことを感じて

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祝福

ひかりが踊り
花をプレゼントしてくれて
鳥が遊びにきて唄を歌ってくれた
これといって祝福されるようなことは何もないのだけれど
人に祝われるのはなんだか気分がいい
そんな15時前。

パイプ

想いを伝えるのはむずかしい
手から手へ
右から左へ
左から右へ
この想いを100%伝えたいのに伝えるのが下手で20%ぐらいしか伝わってないんじゃないかと思うこともある
その20%があなたにとっては200%のことかもしれない
僕の20%を100%として受け取ってくれるひとが現れたら花を渡そう
ありがとうって

雨が常に降っていた気がした10歳から21歳。雨が強い日もあれば小雨の日もあった。気づけば水のなかで周りを遮断し、自分を守るすべを覚えた。よりクリアに物事を考えるようになった。たくさん受けすぎないように水の抵抗力をすこしお借りして、すこしゆっくりとした時間に包まれて。水のなかから見た世界。そこに君がいるなら水のなかからでてもいいかもね。それか一緒にお風呂に入る?

部屋

はじめて一人暮らしをした、くすんだ赤いソファがぽつんとあるあのロンドンの部屋、毎週金曜日になると自然とアーティストたちが集まりそれぞれが自由に時間を過ごしていたあのフラット、世界が全て青く見えたパリのあの部屋、庭に大きな木があって木漏れ日と鳥と共存していたのを実感していた目黒区のあの部屋、古くとも周りには感度の高いものが溢れてた表参道のあの部屋、下町にありおばあちゃんやおじいちゃんの友達がたくさん

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点と点、そして線

そこにいる
ただそれだけなのにほっとする

むかしは一緒にいられなかったからこそのじかんをたのしんだはず
現代は離れていても繋がる術はたくさんある
そのかわり、相手のことがちかすぎて傷つけやすかったり衝突もしやすかったりする
心地よい距離感というのはそれぞれにある
背中をぽんっと押すはずがこちらが背中をぽんっと押されてる
そんな関係もいいな

noteさん改めましてこんにちは。
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