ぬくもり

あたたかいものに触れずに育つとじぶんの体がつめたいことなんて知らずに大きくなる。

一度でもあたたかいものに触れると、なぜだか知らないが涙がでて、じぶんは人間だったんだと思い知る。

そしてあたたかいものを知った体は、つめたいままでは満足できない体になってしまう。

それがいいのかわるいのかはわからない。

いちど知ってしまったぬくもりを求めつづけてしまう。

それが人間というものなのかもしれない。

さて、水のなかに戻ります。

またどこかで。

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