うんこ

芸術は爆発だ。
と岡本太郎さんは言った。

溜め込んで我慢することは悪いことだとよくいう。
確かに体にとっては悪いこともあるかもしれない。

最近、僕は人間って水をどれだけ美味しく飲めるかが人生の醍醐味なのかもしれないと思っている。
たくさん運動して、汗をかいて、水を欲して、やっと飲めたときの感動。
あの美味しさは我慢をしてない人間は味わえない。
同じ水でもそれをどれだけ美味しく飲めるか。
そこが人生であり、アートだと思う。

毎日我慢して飲むということをすれば、いつかひとはそれに慣れてしまうだろう。
なので月に一回だけでもいい。
ちいさな我慢を爆発させる日をつくって、おいしいお水を飲む日をつくってみてもいいと思う。

ものづくりをする人間からすれば、我慢やためこんできたもの、悩んできたものがあればあるほど、その人は魅力的で、その人から生まれる分身のような作品や言葉、感性はとても魅惑的だ。

影のある人間がすき。
光がなければ影は見えない。
光のひとは影を知らない。
影のひとは光と影を行き来できる。
影のひとほど、ミステリアスで惹かれてゆく。

ほら、皆こっちの世界へおいでよ。
皆でいいものたくさんつくろう。

溜め込んできたものを出すって行為は気持ちよく感じるように人間はできている。
それが答えだと思う。


p.s.
英語のスラングで、これ最高!と表現する言葉がある。
「This is the shit!」
This is shitはこれはくそです。という意味だけど、theをつけることでこれは最高だ!という全く別の意味になる。
同じうんこでも、最高のうんこになれるんだよ。
何言ってるんだろう。
食事中の方ごめんなさい。
最高のうんこの話です。
最高に良いものばかりを食べて、最高のうんこをする。
それが人生であり、アートな気がしています。
最高のうんこをしようよって話です。
おわり。

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