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遥か彼方のアブラード・ザ・ブッター

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UMUの日常を綴った役に立たないコラム集
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2020年4月の記事一覧

年末年始に気をつけたい下心

年末年始に気をつけたい下心

年の瀬です。

この時期になると飲む機会が増えて新たな出会いがあったり、はたまた久しぶりの人に再会したりとなかなか騒々しい日々になります。

基本的には楽しいお酒の席がほとんどなのですが、この頃は可愛い女性やいかにもモテそうな女性に対して酔っ払って絡んで説教したり、難癖をつけたりする人をよく見かけるようになりました。酒の席なので昔から多少の揉め事はあったと思うのですが、なぜか可愛い女性やいかにもモ

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新幹線の思い出

新幹線の思い出

子供のとき、旅の乗り物といえば新幹線でした。

ぼくは三重県で生まれ育ったので、大阪方面や名古屋に行く時は家の車か在来線を使っていて、それはなんとなく日常の延長のような感じがしていたのですが、新幹線は名古屋より東の遠くに行く特別な乗り物というイメージがあったからかもしれません。

その頃はまだ『ひかり』と『こだま』しかなくて、『ひかり』が名古屋ー東京間で約2時間。それでも当時のほかの電車に比べたら

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ミックスベジタブルから考えるプライド問題と全然関係ない牛丼の話

ミックスベジタブルから考えるプライド問題と全然関係ない牛丼の話

先日、注文した料理にミックスベジタブルが入っておりました。

ミックスベジタブル、、、主に3色の野菜(グリーンピース、コーン、人参)で構成され料理の彩りを鮮やかにするものであります。

ぼくはこのミックスベジタブルとやらが世界で一番苦手なんですね。あんなものを好んで食べる人はこの世にいるのか?というくらい理解できない食べものです。

ただ不思議なのは、グリーンピースもコーンも人参も単独で食べる分に

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本当の〇〇??

本当の〇〇??

ちょっと前、友達が不祥事を起こしました。

その不祥事は概ね本人の問題で特に誰かに迷惑をかけたというような話でもなく、まぁ言ってしまえばどうにでもなるようなことだったのだけど、当の本人はやってしまったことに多少落ち込んで反省もしていてそれなりに制裁も受けていたから、そんな状況でぼくらができることはお前、バカだな、といって笑って飲むしかないわけです。

そんな100%愉快とは言えないけどまぁ、ワイワ

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誠意の行き先

誠意の行き先

誠意というのは実に難しい。

誠意の気持ちというのは色々な場面で生まれると思うのですが、例えば相手のためを思って、、、という気持ちが先走っているときに生まれる誠意というのは実にやっかいです。

誠意は相手がそれを受け止める準備があって初めて成り立つ行為であって、
それがないとだだのおせっかいになってしまいますからね。

そして、さらに良くないのが『おれはお前のために誠意をもって接しているんだぞ』と

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偉大なるフロンティア。だがしかし、それが良いことばかりとは限らない

偉大なるフロンティア。だがしかし、それが良いことばかりとは限らない

平成から令和に変わるにあたって、飲み屋で話していると色々な平成時代の懐かしい話になったりします。

ぼくにとって平成時代は13歳の後半から43歳の後半までだったので、多感な時期を過ごした時代といえるでしょう。

おっさんが話す、あのときあぁだったというような話は若者からしたらよく分からない話であって酒場で嫌われる話のひとつだと思うのですが、これが同世代だとそこそこ盛り上がる酒の肴になったりするわけ

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変なお店

変なお店

先日、新宿で飲んでいたときのこと。

お店のおばさんが包帯をしているぼくの指をみて、どうしたの?と聞いてきました。

ぼくが骨折してると説明すると、おばさんはぼくの手をおもむろに持ち上げて包帯のところを手をかざして目を閉じて何やら念じ始めました。1分くらいでしょうか、されるがままの状態でキョトンとしているとおばさんは勝ち誇ったようにこれで良くなるからといいました。どうやら”気”のようなものを入れて

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過ぎゆく時間と閉所恐怖症

過ぎゆく時間と閉所恐怖症

先日、お湯を沸かそうとやかんをコンロに置いてお湯が沸くのを待っていました。で、お湯が沸いた瞬間、ふと思いました。

なんか、あっという間だったな、と。

ぼくが元々せっかちだったというのもあり、昔はお湯を沸かす時間ってすごく長く感じていたのですが、実感でいうと、あ、もう沸いたという感覚でしょうか。

些細なことですが、そんなことから時間の長さに対する体感の変化を目の当たりにしました。つまり、時間と

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『今、このとき』の会話

『今、このとき』の会話

先日とある打ち上げ会場で出会った出版社の人から、ぼくが在籍していた頃のBeat Crusadersのライブによく行ってましたよと伝えられました。そして、その会話の中で
「わたし、ウムさんの色の服を着て応援してましたよ」
と言われました。

「??」
色とは・・・?

ファンの方でメンバーの色を勝手に決めたりしていたのだろうか?

「色ってなに?」
とぼくが聞くと
「え!?メンバーみんな、イメージカ

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サフランライスとポールマッカートニー

サフランライスとポールマッカートニー

初めて本格的なインドカレーを食べたのは高校1年生のときだった。

地元の隣の市(四日市市)に松坂屋ができ、その中にインド料理屋が入っているということを知って友達と2人で食べに行ってみようということになったんだと思う。

新しいデパートの中に出来たインド料理屋は高校生が入りにくい少し高級な雰囲気で、カレーを食べるという実にキャッチーな行為でさえちょっと背筋が伸びるような気分だった。その頃ぼくの地元で

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少年野球

少年野球

夏といえば甲子園。
今年(2018年)は100回記念ということもあり、いつもに増して盛り上がっている気がします。

ぼくも野球少年でした。
ぼくの入っていた少年野球のチームは2年連続全国3位になったくらいの強豪で全国大会で小学生のころのイチローのチームと対戦して勝ったこともあります。

ただ、その頃の少年野球の強豪チームといえばほとんどが監督が怖すぎて、ミスをするとぶん殴られるから頑張って勝つとい

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シェアか所有か?

シェアか所有か?

先日、自転車を購入しました。

十数年間乗っていた自転車のタイヤが壊れたので修理にいくと、
「タイヤ以外にも色々なパーツがダメになっているので、このまま乗り続けるなら悪くなっているところを全部修理したほうがいい」
とのこと。

聞いてみると修理の総額は新しい自転車が買えるくらいの金額です。

根っからの貧乏性な上に基本的にあまり物が捨てられないので、もじもじと悩んでいたら店員さんから
「今、悪くな

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意外な発見

意外な発見

突然ですが、花見って好きですか?

春になると、いつ頃に桜が満開になるかとか都内の有名花見スポットの混雑ぶりとかがよくニュースで取り上げられたりします。
ぼく自身も何度か花見スポットの撮影に駆り出されたりして、その混雑や人気ぶりを実際に目にしてきました。

このご時世、人さまが盛り上がっているものに対しては文句をいってはいけいないような風潮があるので少々気がひけるのですが、ぼくはこの花見というもの

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簡単には、、、

簡単には、、、

地下のチェーン飲み屋から出て来たトモコは酔っ払ってフラフラになりながら、突然 「あ~した天気にな~れ」 と叫びながらサンダルを蹴り上げた。
ゆっくりと宙を舞ったサンダルはスローモーションになって、黒塗りのベンツの上に落下。

誰の目から見ても、堅気の人の車ではないことはわかる。
ヤバい状況であることは間違いない。土曜日の朝四時、新宿・歌舞伎町は区役所通り。

いつものように盛り上がらなかったライブ

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