過ぎゆく時間と閉所恐怖症
先日、お湯を沸かそうとやかんをコンロに置いてお湯が沸くのを待っていました。で、お湯が沸いた瞬間、ふと思いました。
なんか、あっという間だったな、と。
ぼくが元々せっかちだったというのもあり、昔はお湯を沸かす時間ってすごく長く感じていたのですが、実感でいうと、あ、もう沸いたという感覚でしょうか。
些細なことですが、そんなことから時間の長さに対する体感の変化を目の当たりにしました。つまり、時間という物差しが若い時と変わったという感覚をリアルに感じたのです。
昔は例えばツアーで東京~大阪間を移動するとなったとき、非常に長い時間を使って移動していたと感じてたわけです。今は、東京~大阪間なんてあっという間に着く感じです。レコーディングでも撮影でも、9時から17時まで拘束される仕事があったとしたら、昔だったらすごく長いなぁと思っていたのに、今はふーんという感じで何にも苦に思えません。学生のときの永遠に続くと思われた数十分の授業の時間なんて、一瞬にすら思えるでしょう。
こういう感覚は漠然とは感じていましたが、お湯を沸かしているときになんだかリアルに体感したというわけです。
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