変なお店
先日、新宿で飲んでいたときのこと。
お店のおばさんが包帯をしているぼくの指をみて、どうしたの?と聞いてきました。
ぼくが骨折してると説明すると、おばさんはぼくの手をおもむろに持ち上げて包帯のところを手をかざして目を閉じて何やら念じ始めました。1分くらいでしょうか、されるがままの状態でキョトンとしているとおばさんは勝ち誇ったようにこれで良くなるからといいました。どうやら”気”のようなものを入れて治るように念じてくれたようです。
それで良くなるかどうかわからなかったし、痛くなくなったでしょ?といわれてもたいして変化はなかったように思えたけど、一応、良くなるように念じてくれたわけだからなんか良くなった気がします、ありがとうございます!!と丁寧にお礼をいいました。
一旦、ぼくらの席からいなくなったおばさんでしたが、しばらくしてお店が落ち着いて手が空くや否やまたぼくらの席に戻って来て、あなたがなぜ怪我をしたか根本的な理由を知りたいかと聞いてきました。
そのおばさんがいうには怪我が起こるのは、直接の理由(ぼくの場合はバイクの転倒)とは別に根本的な理由があるらしく、そこを直さないとまた怪我や事故が起こるとのことでした。
そうなっては大変です。
ぜひともお願いしますというと、おばさんはまたしてもぼくの手を触りだし、ブツブツいいながら再び念じ始めました。
そして、あなたの怪我の根本の理由は、、、
ドキドキドキ、、
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