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偉大なるフロンティア。だがしかし、それが良いことばかりとは限らない

平成から令和に変わるにあたって、飲み屋で話していると色々な平成時代の懐かしい話になったりします。

ぼくにとって平成時代は13歳の後半から43歳の後半までだったので、多感な時期を過ごした時代といえるでしょう。

おっさんが話す、あのときあぁだったというような話は若者からしたらよく分からない話であって酒場で嫌われる話のひとつだと思うのですが、これが同世代だとそこそこ盛り上がる酒の肴になったりするわけです。

そんな話をしながら思い出したビデオテープとビデオデッキの話。

かつて、この世にはビデオというものがありました。DVDのアナログバージョンとでもいいましょうか(今の人はDVDはさすがに知っていると思いますが、それも時間の問題ですね)。ビデオテープというアナログのメディアをビデオデッキで録音・再生していたわけです。

観たいけど見れない裏番組をビデオテープに録画して観たり、TSUTAYAみたいなレンタル屋さんが街にはたくさんあったので、そこでビデオをレンタルして茶の間で映画などを観ていたんだね。画質がそんなに良いわけでもないし、時々ビデオデッキにテープが詰まって出てこなくなったりしてましたが、ぼくらの世代にとってはとても素晴らしく神がかった機械でした。

レンタルビデオ屋さんには映画はもちろんのこと、18禁のエロース関係のビデオもたくさん置いてあったのだけど、中学生のぼくらは当然エロース関係のビデオをレンタルすることはできず、そういうのを観たい人は以前書いたバブみたいな近所の人に観せてもらうか、親がエロースビデオを収集しているという若干マニアな家庭の友達の家で見せてもらうとか、18歳以上の人が借りたビデオをダビングしている悪いやつから見せてもらうとか、そんなハードルを乗り越えないと観れなかったんですな。

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