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UJAキャリア

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#大学

「とりあえず、やってみる!」アメリカでのポスドク生活。

「とりあえず、やってみる!」アメリカでのポスドク生活。

ペンシルバニア大学
坂本 智弥

1. いつ頃今のご職業につきたいと思いましたか?科学に関係する仕事に就きたいと思ったのは大学生3年生のとき、まわりが就職活動を始めたときだと思います。もともと生物が好きで、理系の大学に入ったのだから、将来は大学で学んだことを仕事にしたいと漠然と思っていました。そのためには、博士号を取得する必要があるとわかったので、大学院進学は迷うことなく決めたと思います。

大学

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研究の橋渡し

研究の橋渡し

カナダ Queen's 大学リサーチコーディネーター
春日翔子

現在の仕事内容
カナダのQueen’s大学でDepartment of Electrical and Computer Engineeringの約35名のファカルティの研究を、計画から完了・実用化段階まで多面的に支援しています。具体的には、研究費の選択と応募、研究費獲得後の資金管理や報告書作成、産学連携のパートナーサーチや資金のコー

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URA(University Research Administrator)という仕事を通じて大学を活性化し社会を活性化させる

URA(University Research Administrator)という仕事を通じて大学を活性化し社会を活性化させる

米澤 恵一朗
国立大学法人九州工業大オープンイノベーション推進機構産学官連携本部
准教授(専門職):研究戦略URA

執筆者のプロフィール
薩摩隼人(鹿児島県出身)
1987年(昭和62年生まれ)
千葉大学で有機半導体の物性物理の研究で博士(理学)を取得。学術振興会特別研究員(学振)DC2の切り替えで学振PDとして約1年間分子科学研究所でポスドクとして勤務。その後、九州工業大学にURAとして着任し

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生命科学分野におけるキャリア形成の一事例:前編

生命科学分野におけるキャリア形成の一事例:前編

成川 礼
東京都立大学大学院理学研究科生命科学専攻

はじめに
このたび縁があって、私のキャリア形成の話を寄稿させていただくことになった。私は現在、東京都立大学にて准教授として研究と教育に携わっている。独立した研究室を運営する所謂PI(研究室主催者)という身分である。前任校である静岡大学でも講師として7年間、研究室を運営してきた。これまでに教員として3つの大学に所属し、それらの職を得るために合計5

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無限に広がる可能性を探そう

無限に広がる可能性を探そう

 海外日本人研究者ネットワークUJAは、様々な分野のアカデミア研究者、企業研究者、医者、会社員、政府関係者など豊富な人材を持つ一般社団法人です。https://en.uja-info.org/about

 日本人研究者のキャリアにおける相互支援の場として、留学を検討する方への情報提供や支援、教育・科学技術行政機関との情報交換や連携を行っています。

 我々は科学を通して日本の発展を応援しています

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海外でPIになる

海外でPIになる

ケンタッキー大学・植物土壌学科(アメリカ)
河島 友和

はじめに
米国ケンタッキー大学で植物の生殖ダイナミクスを研究しているしています河島友和です。自身の研究室を主宰する研究者(PI)としてはまだ4年目の新米ですが、研究生活、海外在住ともに20年になろうとしています。この20年、アメリカ以外にシンガポールやオーストリアでも研究生活をしてきました。私の経験が海外でPIを目指されている方のお役に少し

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私のキャリアパス

私のキャリアパス

福岡工業大学工学部 生命環境化学科 教授
赤木紀之

中高等学校での出会い
 横浜市緑区に県立四季の森公園という大きな公園があります。そのすぐ隣に神奈川大学附属中・高等学校が開校したのは1985年のことです。自然豊かなこの学校に、私は第三期生として入学しました。神大附属では私は2人の理科の先生に出会いました。森脇美武先生と青柳昌宏先生です。森脇先生は理科室でウーパールーパーを飼育し、青柳先生はペン

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医療の現場で多様性の重要性を学び、ヒトゲノム研究をするに至るまで

医療の現場で多様性の重要性を学び、ヒトゲノム研究をするに至るまで

東京大学大学院新領域創成科学研究科
鎌谷洋一郎

医師から研究へ 鎌谷洋一郎と言います。東京大学大学院新領域創成科学研究科にて教授をしています。DNAと、病気や身長など人の特徴の関わりを研究しています。2002年に千葉大学医学部を卒業し、医師になりました。2006年に東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程に入学して研究について学びました。学んだ知識をもとに、大学院を出たあとは現場の医師に戻るつ

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