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テュル活マガジン

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テュル活とは、テュルク的活動のこと。「日常に、ほんの少しテュルクがあると、少しだけ幸福感が増す。」という趣旨でやっている、趣味と実益を兼ねたライフスタイルともいえましょう。 こ…
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#トルコ

ひと息。

ひと息。

15日午前、帰国後即福岡から長崎に戻りました。帰宅後即通勤、昼に留学生対象日本語、夜はトルコ語。水曜も朝イチで留学生対象日本語、木曜2つ、そして金曜は3つ…とトルコ遠征の余韻に浸る間もないまま、怒涛の1週間がようやく終わってさあ寝るだけ寝よう…と思ったら、中途覚醒してしまいこの時間の更新となってしまった次第であります。つら。

寝たいのに寝れないという。ここ数年なんかそんな状態が続いているような気

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トルコ遠征後こそ、アレに気をつけたいところですね

トルコ遠征後こそ、アレに気をつけたいところですね

ということで、無事予定通り日程を終えまして、ホームに戻ってまいりました。が、例によって時差ぼけがかなりひどいようで、絶賛自律神経ぼろぼろの状態であります。

そのわりにはどういうわけでしょうか、時差ぼけのときですと食欲はわりに減退するとどこかで聞いたこともあるのですが、自分に限ってはそう都合よくいかないというべきでしょうか。渡航前よりも歯止めが効きにくくなっていることに気づきます。

やばいです。

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【遠征11日目】チャナッカレで一息つく

【遠征11日目】チャナッカレで一息つく

おそらくこの人生で最後となるであろう(←)車中泊を経験して、チャナッカレのバスターミナルに朝6時ごろ到着。自分の知っている限りでは、降りたらすぐ市内各地に向かう送迎ミニバス(トルコ語ではservis)が待ってくれているはず…

と思っていたら、まったくそういうミニバスの気配がありません。え、どうやってじゃあ移動するのと近くの人に聞いてみると、数年前にミニバスの送迎じたいがなくなってしまったとおっし

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【遠征9日目】デニズリにて聞き取り調査に励む

【遠征9日目】デニズリにて聞き取り調査に励む

今日は余談から

10月7日。週末にデニズリ入りしてから、ずっと好天に恵まれています。朝食会場での印象では、宿泊客は自分を含めても外国人が半分、トルコ人が半分くらいという感じでしょうか。おそらくみなさん、パムッカレ行きの拠点にしているのかも。実際、ミニバスで1時間もかからないところにあるようですしね。

午前中は日本発の雑務を処理しておりました。雑務といっても非常勤講師としての雑務なのでたかがしれ

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【遠征6日目】念願のLPP博物館訪問が叶う

【遠征6日目】念願のLPP博物館訪問が叶う

10月4日。アンカラを離れます。4日いただけでしたが、とにかくかつてお世話になった人たちに次々に会えたということもあるのでしょう。エスキシェヒル行きのバスが動き出した時はなんともいえない感情になったように思います。

まあ、また近々来れるだろうからと自分に言い聞かせています。なんせプロジェクトは来年、再来年度まであるんですから。現地のいろいろな知り合いにもそのように申し上げて、たぶん来年またいるか

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【遠征3日目】とにかく動き回る1日

【遠征3日目】とにかく動き回る1日

遠征3日目は、早朝オンラインの某仕事をこなしてから行動開始しました。とりあえず真っ先に向かうのはトルコ言語協会(TDK). 以前こんな記事を書いたことがありましたが、

言語協会内には販売部がありまして、そこに行けば確実に手に入れられるだろうという目論見だったわけです。果たして無事入手しまして、レジにいた関係者の方からいろいろと情報を得るという幸運がありました。

しかし、いやあついに。

トゥヴ

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【トルコ遠征0日目】4年9ヶ月ぶり、ぴのの祖国へ

【トルコ遠征0日目】4年9ヶ月ぶり、ぴのの祖国へ

明日朝のフライトでトルコに向かいます。大韓航空でイスタンブルまで行きまして、9月29日は1泊して最初の目的地のアンカラに向かう予定です。

明日の福岡-仁川のフライトが朝早く、長崎の自宅からの出発だと間に合わないということで、今日は福岡に早乗りした次第です。駅地下のラーメン店、居酒屋の並ぶ光景に誘惑されつつも、今からトルコに行くのに福岡で満たされてどうするよと自分に言い聞かせながら、宿で仕事を進め

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広義の「北方」

広義の「北方」

今日は北の大地こと北海道で北方言語学会が開催されているとのこと、日程と旅費に余裕があれば何年かぶりの北の大地を訪れてもみたかったのですが、授業準備やら来週の出張準備やらでさすがに参加は無理、ということでおとなしく自宅でいろいろと準備をしているところです。

室蘭かあ…。
北海道には2度行ったことがあるとはいえ、札幌にしか行ったことなかったので今回は絶好機だったのかもしれませんけどね。まあしかたがあ

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秋のトルコ語(も)、よろしくお願いいたします

秋のトルコ語(も)、よろしくお願いいたします

先日、受講生の募集がありましたTUFSオープンアカデミー、トルコ語は初級II, 初中級IIともに無事開講のはこびとなったようです。多くの方にご参加いただけるとのことで、本当にありがたく思います。

最近はアゼルバイジャン語もやりますし(とはいえ、語学としてはだいぶサボってしまっているのですが)、日本語の勉強のほうが割いている時間が長いせいもあってトルコ語への意識が一時に比べるとだいぶ薄くなってしま

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さあトルコへ。準備を怠るまいぞ

さあトルコへ。準備を怠るまいぞ

以前、LPP(『星の王子さま』)蒐集に関係する話でこういう記事を書いたことがありました。

上記の記事を書いた時点では、トルコに再訪問できる機会がいつになるかは全くわかりませんでした。しかし後日、運良く競争的研究資金公募のほうでよい結果を得るに至りまして、トルコ渡航の機会を得られそうだとなった次第です。

ならばテュル活民のはしくれとしてはやることはただ一つ。春ごろ、上記リンク先で言及した博物館の

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【研究日誌】ついに秋のトルコ行き航空券を買う

【研究日誌】ついに秋のトルコ行き航空券を買う

大型連休も気がつけばついに最終日。雑用に追われたといえばその通りですし、一方でそういったもろもろのことに集中できたといえばそうも言える、なんとも例年通りなゴールデンウィークとなりました。

とはいえ、着々とこれからの活動について準備が進んだのは間違いなくて、これはこれでよしとしないといけないでしょう。

昨日の最たるニュースは、トルコ行きの日程を確定させたことです。いろいろとトルコに着いてからの日

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今この時期にアンカラにいたかった件

今この時期にアンカラにいたかった件

こちらは今から7年ほど前のツイートになりますが…

トルコに滞在していたころの自分にとっての最大のメリットとは、まさに現地で出版されている書籍や資料が入手しやすかったということでした。出版社の多くがアンカラかイスタンブルのどちらかにありましたから、アンカラで出版された本はあの手この手を使って入手したものでしたし、イスタンブルにも国内からの注文ということで何かと便宜を図ってもらったものです。

で、

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近くて遠い「地域研究」

近くて遠い「地域研究」

昨日、所属している(といっても後述するように形だけなのですが)日本中央アジア学会の会報をご郵送賜りました。某近い知り合いの方が記事を書いていらして、さすがであるなと感嘆しながら、中央アジアおよび周辺地域の様々なトピックについての報告を拝読しました。いろいろなジャンルの人がいて、にぎやかで大変よいものだなと思います。なんか他人事みたいな言い方でアレなのですが。

いや、正直なところ自分が研究としてや

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