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【SLAM DUNK GI】53話 「宮城リョータ崩壊」



「アイソレーションってのはどういう場面で使うんだ?」水戸



「得点能力の高い選手を意図的に広いエリアで一人にし、1対1を仕掛けやすくします。」紡希



「エースの絶対的信頼、エース対決。」魚住



「あるいはミスマッチ、ディフェンスの弱い所を徹底的に攻める。」花形

「福田のオフェンス力は確かだが、今回は後者だろう、、、、。」魚住


「えっ リョーちんが弱点ってこと?」高宮
「狙われてる!?」大楠



赤木のディフェンス力は言うまでもない
桜木も当時は経験不足を露呈したが現在は解消されているはずだ。何より動きの量でカバーできる。」花形


三井は元々器用でディフェンスもできる。怪我が不安要素とは言え、半年前まで現役で国内最高リーグを戦っていた。」魚住

清田も大学まで一線で活躍し、何より海南の常勝を支えていたのはチームディフェンスだ。ディフェンス力はもまれている。」花形



「宮城は競技レベルを離れていた時間が長い。今日のレベルはそうは甘くない。」魚住




「現状 宮城リョータ は なめられている。」花形




ルース・オエステ攻撃は得点ならず、再び宮城-福田。福田、宮城を抜く。

「三井! ヘルプだ!」赤木
「おう」三井 

三井のヘルプで福田のドリブルコースを消しゴール下ラインに追い込む。



「よし (これで シュートはうてねえはずだ)」三井



その時、ラインに追い込まれシュートをうつすべがないと思われたが、ゴール裏から放り込みゴール。

15-26.




「なんだと!?」三井 
「ミッチー 気にするな! まぐれだ あんなもん。」桜木

「くそっ 俺が抜かれなければ、、。すまん。」宮城
「気にするな。俺にもってこい!」三井


ルース・オエステ攻撃。
三井が返す。17-26。

ボアノイチ攻撃。なおも宮城を狙う福田。
先ほどと同様、三井がゴール下ラインに追い込む。


「まぐれがあるか!」福田 

再びゴール裏から放り込むという高度なプレーを2度成功させた。


「(まぐれじゃねえのか、、、、?)三井     


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「俺は、、、福田に、、こいつに勝てないのか!?」宮城   17-28。


宮城はメンタルで追い詰められていく。




ルース・オエステ攻撃。
清田のシュートは外れ、攻守交替。


ボアノイチ攻撃。福田、三度攻める。


宮城を抜き、三井もヘルプに入る。ライン際、ゴール裏シュートを狙う。



「かかったな! フク助! この天才の罠に!」桜木

桜木、ゴール裏シュートをブロックに入る。

どっちがだ!!」福田

福田、フェイクでパスに切り替える。



「ぬっ!?」桜木  べノンに渡りダンク。 17-30。

「・・・・ちくしょう。。。。」宮城




「交代がいるなら一度下げてもいい場面だ。しかし今日のレギュレーションではそれはできない。」魚住

「いやそれより、湘北はインターハイ予選から山王戦まで、宮城を下げたことがない。」花形

「うむ唯一のフル出場。宮城の代わりはいない。」魚住

「この序盤で宮城がメンタルでやられるということは、この試合の厳しさを意味する。」花形



「リョータ君! 落ち着いて!」紡希
「花道! 何とかしろーーー!」野間



ルース・オエステ攻撃。
焦った宮城のパスはシルバにカットされる。そして福田へ。

「りょーちん ここは俺に。フク助勝負しやがれ!」花道

「花道、、、、。」宮城

桜木のダブルチームで福田に対応する。

しかし福田は仕掛けず藤真へパス。

藤真からガルサへポスト。
ガルサからべノンへ。


「俺にお前がつけば他が空くんだぜ、、桜木、お前のマーク誰だ?」福田

「おのれーー 空けてねぇ!!」桜木  「バン」


桜木、シュートをブロックするものの、

「ディフェンスファウル。2スロー」審判

べノン、1本決める。 17-31。


「くそっ 福田の所に花道がヘルプに入ったのにやられた、、、。」高宮

「逆効果だったんじゃ!?」大楠

「戦術的にはわからねえが、リョータ君としては花道がヘルプに入って迷いなくパスを選択された。」水戸


「メンタルにくるぜ、、、、。」野間


ルース・オエステ攻撃。

「ダブルスコアはまずい。ここは落とすなよ。」水戸

宮城と福田、宮城仕掛ける。レイアップで切り込む。シュートは外れるものの、

入ってろ!」桜木
「チッ」
桜木がタップで押し込む。 19-31。




ボアノイチ攻撃。福田に預ける。

「こい!! もうやられねーぞ!!」宮城
「リョーちん 気合い入ってる!」大楠

宮城、必死に食らいつく。
そして福田からスティール。


よっしゃ!! 止めたぜ!!」宮城



宮城はディフェンスに精神を研ぎ澄ませ、福田を止めた。そして前を向いたその瞬間、


「バシッ」
「何!?」宮城



狙われたスティール。一瞬の宮城の安堵をついたのは

藤真健司だった。




「ディフェンスに集中しすぎて、視野が狭くなったか?」




そして意表をつく藤真のジャンプシュート。


「スリー!?」宮城



「スリーポイントを打てるポイントガード。現代の主流だぜ!」藤真




藤真の涼しい笑顔とループの長いその軌道を見届ける宮城リョータの胸中はいかに。


19-34。




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