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【体験談】行き渋り中に親ができること〜慌てず騒がず、“共感”を。

こんにちは!ツナです。
先日2回に渡り「息子、初めての行き渋り」経験談を綴ってきました。

今回はそれをさらに掘り下げます。
行き渋り中、親である私が気をつけたことについて書きたいと思います。

  • 以下は2023年9月に書いたLEE100人隊ブログを加筆修正したものです。

  • ここに書くのはあくまでも私が最善と考えて取った対処法であり、これを推奨する意図は一切ありません。ほんの一例として参考程度に捉えていただければ幸いです。

息子の行き渋り中、
親が特に気をつけたことは?

息子が学校を休む間、私が特に心を砕いたのは息子に罪悪感を抱かせないことでした。

おそらく息子自身も「学校を休むのはよくないこと」と思っているだろうし、少なからず親に心配をかけていると分かっているはず。
すでに「学校に行きたくない」と言うほど苦しんでいたのだから、自分で自分を追い詰めることはしてほしくなかったんです。

そのためには親自身の不安感を表に出さないことが大事かと。
子どもって思った以上に敏感なんですよね。私が不安を抱えている時って、だいたい息子に伝わって変に気を遣わせてしまったり。今までに何度失敗し、反省したか分かりません…。

深刻な雰囲気にしたくない。

なのでモヤモヤはひたすら私の心に封印!
息子に声がけする時は意識的に “どうでもよさそうな口調” を使うようにしていました。

朝登校するかどうか聞く時も「学校行く?」ではなくて「学校どうする?休むなら学校に連絡しておくけど」みたいな感じ。どっちでも好きな方を選んでいいよ~と気楽なニュアンスをただよわせるよう心がけたんです。

母がどうでもよさそうに聞くと、息子もどうでもよさそうに答えるのがなんだか可笑しい。
  母:学校どうする?
  子:どうしよっかな~。今日はやめとく~。
  母:あ、そう?じゃ先生に電話するから、
    先にパパとごはん食べてて~。
  子:うん、わかったー。
…と、実際の会話はこんな ↑ でした。
はたから見ると切迫感ゼロ。笑

自由を謳歌中。

とはいえ、これはあくまでも今のわが家のパターンです。何につけてもシリアス味がなくお調子者の息子に合わせたやり方というか。今後は息子の成長に合わせて対処法をアップデートしていく必要があるのかも…。

何につけても普段から子どもの様子をそっとうかがい、信頼できる親子関係を築いていくのが大切だなぁと感じています。

何よりも、共感を大事にしたい。

改めて思い返すと、教室で激高した息子が「もう学校行かない!」と言った時も同様のリアクションをしていたように思います。
こう書くと語弊があるかもしれませんが、あえて深刻な受け止め方をしない…というか。「学校は行きたくなったら行けばいいんじゃない?」とか、なんなら「たまにはおサボリしちゃおうか」みたいなことも言った記憶があります。←

加えて私が意識しているのは、親目線で諭すのではなく、息子と同等の立場で考え、話すということです。
そもそも私も子どもの頃「学校に行きたくないなぁ」と思うことはあったし、大人になってからだって「仕事行きたくなーい」と思うことがあるんだもの。息子の「学校行かない」発言自体は、別段変わったものではないよね。

そう考えて、気付けば息子に「分かるよ、行きたくない時ってあるよね。ママだって『会社に行くの嫌だなぁ。休みたいな』って思うことあるもん」と話しかけていました。
すると…

イライラを受け止めてもらえて溜飲が下がったのでしょう。目にはまだ怒りの炎が宿っていましたが、みるみるうちに激高状態だった息子に落ち着きが戻っていったんです。
もちろん「ママ(=理解してくれる人)がきてくれた」という安心も落ち着きにつながったとは思いますが、まさに "鎮火" という表現がぴったりな状況…!

ごく自然な形で子どもの思いを受け止め、共感する。それが何より大事なことだと改めて実感した一幕でした。

最後に…。
以前息子の行き渋りについて書いたブログをきっかけに、集英社LEE(2023年10月号)では『突然、子どもの”行き渋り”がやってきた!』特集を企画いただきました。

p.202に取材記事を掲載いただきました。

本誌にも掲載された “子どもが行き渋りをした時の対応” について、こちらでもご覧いただけます。
https://lee.hpplus.jp/column/2758018/

併せてご参考となれば幸いです◎

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