マガジンのカバー画像

人形師のお話

48
真面目な話。
運営しているクリエイター

#いま私にできること

休業中に簡単DIYでショーケースを綺麗に

休業中に簡単DIYでショーケースを綺麗に

福岡県の緊急事態宣言で、5月中お店を閉めました。

普段できないことをやろうの精神で、店のショーウインドウをDIYで綺麗にしようと思います。 

問題こちらが店頭のショーウィンドウです。北向きですが、朝日が当たり、下に引いた赤のフェルトも色落ちしています。

こちらがフェルトを外した状態です。人形を置いていた箇所は日焼けていませんが、それ以外は白く日焼けており、ムラができています。

対策とりあえ

もっとみる
アート好きに郷土玩具をお勧めする3つの理由

アート好きに郷土玩具をお勧めする3つの理由

アート購入に興味があるが、購入にお金もかかるし、何を買ったら良いかわからない。という人も多いと思います。

私はそんな人に郷土玩具の購入をお勧めしています。

理由は3つあります。

①芸術性が高いものがある。郷土玩具の呼び名はもともと郷土芸術です。
古くから全国各地に根ざした特徴的なデザインは、海外にも認められている日本のキャラクター文化の原点ともいえます。
郷土玩具自体はまだ海外に認められてい

もっとみる
ものづくりどうしよう

ものづくりどうしよう

写真は、お世話になっている中川政七商店という奈良の会社から届いたプレゼントです。「日本の工芸を元気にする」というビジョンを持つ会社で「家で少しでもほっとしてほしい」という社長の手紙が添えられていました。

考えさせられます。

不況だと、どう考えても消費は落ち込み、商品は売れない。

もちろんどんな時も売上を確保するために、試行錯誤を重ね商品を開発し、発信を続けて潜在顧客を探すことは必要だ。

もっとみる
空前絶後のたぬきブーム

空前絶後のたぬきブーム

たぬきブーム
なぜか当然のように12支に入らず、猫のように愛されず、狐のように神格化もされない、けれど身近な動物、それはたぬき。

しかし、最近とある人気ゲーム内で、たぬきが島のインフラや物流、不動産を牛耳っているらしく、いよいよ「たぬき年」が来たなという印象です。

たぬきの置物は信楽焼が有名ですが、意外と歴史は浅く、昭和からのブーム。

文福茶釜などの昔話は有名ですが、
たぬきは演技力のみなら

もっとみる
4649商店街

4649商店街

おうち時間に覗いてみてください。
全国の魅力的なものをたくさん取り揃えられている4649商店街に筑前津屋崎人形巧房も出展しています。

毎年東京で開催される商談会の「ててて見本市」をご存知でしょうか?

中量生産・適量生産を続けるメーカーに特化した見本市です。

そちらを運営されるててて共同組合がネット上の商店街を構築されました。

4649商店街とは?

このコロナ禍の中、休業するいろんな職業

もっとみる
この不況どう乗り切る

この不況どう乗り切る

コロナコロナでうんざりだ。この状況下、売り上げが減少していない業界の方が珍しい。感染拡大を防止するために人が動かない、消費が冷え込む。

もちろん命が最優先。個人でその点はできることが限られているし、政府や医療機関を応援している。文句を言っても一円にもならない。

そしてフリーランスや経営者にとって、人命の次はお金をどうするか問題だ。

ウィルス問題に隠れているが、これは不況だ。休業休業言うても、

もっとみる
私は文章を書く仕事がしたい

私は文章を書く仕事がしたい

コロナウィルスの影響で、奈良で郷土玩具についてのトークをするという仕事がなくなったため、代わりにnoteに書いておきます。

私は仕事として、240年続く家業である郷土玩具を作っています。

・そもそも郷土玩具って何なのか
・どのように作るのか
・人形のモチーフや模様にどのような意味があるのかetc

上記のようなことを発信する必要を感じています。

なぜなら、物の価値はストーリーと発信力で高まる

もっとみる