いしだようこ/つぎはぎ農園

山口県萩市の古民家で田舎暮らし。自宅の蔵で民泊、農体験、手仕事体験やってます。自然栽培…

いしだようこ/つぎはぎ農園

山口県萩市の古民家で田舎暮らし。自宅の蔵で民泊、農体験、手仕事体験やってます。自然栽培、菌ちゃん農法など人や環境にやさしい農業を探究中。 つぎはぎ編集部・仲間と萩の魅力を伝えるリトルプレス『つぎはぎ』を発行。 フリーペーパー専門店・ONLY FREE PAPER HAGI。

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    自然農の紅甘夏と甘夏 食べくらべセット 約11kg

    甘夏の枝がわり品種として誕生した紅甘夏の食べくらべセットです。 ベテラン農家から受け継いだ山口県萩市の甘夏畑。 人と自然の心地よい循環を目指して、畑にまくのは素手で触れて肌にぬってもいいと思えるものだけ。 虫や草を敵とせず、生き物の多様性を守る農法で、たくましく実っています。 キリッとした酸味に、さわやかな甘味がのり、みずみずしく、おいしい甘夏になりました。 栽培期間中、除草剤、農薬、化学肥料は一切不使用。 皮まで安心してお召し上がりくだい。  大きさは、いろいろ。キズもあります。 マーマレードやピール菓子にもどうぞ。 また、山口県萩市とその周辺の暮らし、空気感を伝えるリトルプレス『つぎはぎ』の別冊。 農ある萩暮らしの日々をざっくばらんに綴った『つぎはぎ農園日記』を同封します。 内容は、移住、家族、育児、Iot狩猟、農業、お墓のことなどなど…。 ご希望の方には、『つぎはぎ』バックナンバーも同封します。
    2,700円
    tsugihagi
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    シャキッと!自然農の甘夏 約18kg(50〜60個)

    ベテラン農家から受け継いだ山口県萩市の甘夏畑。 人と自然の心地よい循環を目指して、畑にまくのは素手で触れて肌にぬってもいいと思えるものだけ。 虫や草を敵とせず、生き物の多様性を守る農法で、たくましく実っています。 キリッとした酸味に、さわやかな甘味がのり、みずみずしく、おいしい甘夏になりました。 栽培期間中、除草剤、農薬、化学肥料は一切不使用。 皮まで安心してお召し上がりくだい。  大きさは、いろいろ。キズもあります。 マーマレードやピール菓子にもどうぞ。 また、山口県萩市とその周辺の暮らし、空気感を伝えるリトルプレス『つぎはぎ』の別冊。 農ある萩暮らしの日々をざっくばらんに綴った『つぎはぎ農園日記』を同封します。 内容は、移住、家族、育児、Iot狩猟、農業、お墓のことなどなど…。 ご希望の方には、『つぎはぎ』バックナンバーも同封します。
    3,780円
    tsugihagi
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    シャキッと!自然農の甘夏 約3.5kg(11〜13個)

    ベテラン農家から受け継いだ山口県萩市の甘夏畑。 人と自然の心地よい循環を目指して、畑にまくのは素手で触れて肌にぬってもいいと思えるものだけ。 虫や草を敵とせず、生き物の多様性を守る農法で、たくましく実っています。 キリッとした酸味に、さわやかな甘味がのり、みずみずしく、おいしい甘夏になりました。 栽培期間中、除草剤、農薬、化学肥料は一切不使用。 皮まで安心してお召し上がりくだい。 大きさは、いろいろ。キズもあります。 マーマレードやピール菓子にもどうぞ。 また、山口県萩市とその周辺の暮らし、空気感を伝えるリトルプレス『つぎはぎ』の別冊。 農ある萩暮らしの日々をざっくばらんに綴った『つぎはぎ農園日記』を同封します。 内容は、移住、家族、育児、Iot狩猟、農業、お墓のことなどなど…。 ご希望の方には、『つぎはぎ』バックナンバーも同封します。
    1,080円
    tsugihagi

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はじめまして。

「つぎはぎ農園」は、山口県萩市で、田舎暮らしならではの農体験・民泊を提供しています。

山口県萩市は、母の出身地で、祖父母が住んでおり、子どものころに遊びに来たことのある地域でした。ここで、母の知人経由で紹介された古民家に出合い、2017年に神奈川県から夫婦と子ども2人の4人家族で移住しました。
移住の理由は、本能的なもので、土を求めていたとでもいう感じでしょうか。子どもが生まれ

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虫に目を輝かせる少年と自然農の畑

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暑くて、汗かきすぎて、溶けそうな毎日ですが…

ただいま、つぎはぎ農園には、お子さんの小学校入学に合わせたタイミングでUターン移住を検討しているNさんファミリーが滞在中。

移住についての記事を見て、民泊の予約をしてくださったそう。

到着して、車から降りた瞬間、「アゲハチョウだ!」と大興奮で、虫取り網を手に走り回る6歳の男の子。大きなアゲハチョウを捕まえて、手にのせて、愛でていました。

つぎは

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食べることは、生きること

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神奈川県に住む父がコロナで重症化し救急搬送された。

取り乱した母から泣きながら電話があったのは、昨年の一月の終わりのこと。糖尿病の基礎疾患があった。5年ほど前から、直前の出来事を忘れ、何度も同じことを言うようになった。父は当時、司法書士をしていたが、約束を忘れるなど、仕事に支障が出て、廃業を余儀なくされた。司法書士時代の父は、認知症の方の成年後見人もしていた。顧客のお婆さまの話をしていたのが、つ

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2年前に、夫が自然農や自給自足を学ぶオンラインコミュニティ「原点回帰」に入り、わが家の畑では「菌ちゃん先生」こと吉田俊道さんが提唱する農法を本格的にチャレンジ。土の中の微生物が元気になる環境を作るために、竹炭作って土に混ぜ、乾いた雑草を利用し、漬物をつけるかのように土づくりをする。結果、毎年作っている青大豆は虫食いが大幅に減った。萩に来られた際に会わせてもらった吉田俊道さんは、陽気なあたたかい人で

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阿吽の呼吸

「木が苦しそう」

5年前、「みかん狩り」観光農園の方が、たわわに実った蜜柑の木をそう表現した。鮮やかに色づいた果樹からは、ハッピーな印象しかなかったので驚いた。果実をたくさんつけた木は、妊婦さんのような状態で、負担が大きいから、早く収穫をしなくてはいけないということを、柑橘の生産地に移り住んで7年目の今ならわかる。

農業は家族経営が多く、属人的に受け継がれてきた面が大きい。地域や

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「同じ穴のムジナ」ということわざ。
多くの人が、その意味を知っているだろう。

しかし、「ムジナ」見たことがある人は、そんなに多くはないかもしれない。

私も、自然豊かなこの地に移り住むまでは見たことがなく、「ムジナ」という言葉のイメージから、ずっと、ムカデみたいな生き物だと思っていたのだが、実際に見てみると、意外とかわいいのだった。
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