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アイドルとしての矜持
5月5日の「情熱大陸」は、先月AKB48を卒業した柏木由紀。15歳からアイドルとして長く居たゆきりんの最後までの日々を見つめた。
彼女ほど、30代に至るまでアイドルで居続けた人はいない。プロデューサーの秋元康さんをして、月と言わしめた存在感は計り知れない。
ゆきりんは2021年、脊髄の病気で手術を受けた。その際も不屈の精神でステージに復帰した。そんな不屈さに後輩たちも背中を追ってきたのだろう
家族の暖かさを感じた
最後まで暖かいドラマだった。3月25日に終了した「春になったら」。結婚する娘とガンでこの世を去る父。その人間模様を描いたホームドラマを私は最後まで見続けた。
私は5年前にガンで手術をした。だからというわけでは無いが、他人事とは思えない。
父の椎名雅彦(木梨憲武)がどんなに苦しんでも明るさを忘れない姿に私も励まされたことか。もし自分が同じ末期ガンと診断された時にはどんなことをしたいだろうか?
遊川和彦作品について
1月21日にスタートした「アイのない恋人たち」。遊川和彦の脚本だが、私は正直好きではない。何故なら主人公の久米真和(福士蒼汰)の性格が気に食わないのである。
これまで遊川作品の主人公は、頑なな態度や周りを振り回す行為を繰り返してきた。しかし、今回の真和はそれに輪をかけて酷い性格だから気に食わないのだ。マッチングアプリを用いて多くの女性たちと出会うが、3回会うだけでポイと捨ててしまう。脚本家であ