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今思うと

2015年1月から3月に放送された「学校のカイダン」。主演は当時10代だった広瀬すず。通っていた高校が廃校となり、私立高校に転入となった春菜ツバメが謎の男(神木隆之介)の力を借り、プラチナ8と呼ばれる集団に牛耳られた高校を言葉の力で変えていく物語である。
 私は全話を録画していたので、そのまま残している。気になった作品は全話残して最後に撮っておくのが私のスタイルである。
 はじめはプラチナ8の一人一人に戦々恐々としていたツバメも雫井彗の辛口アドバイスによって一人、また一人と言葉の力で彼らを変えていった。だが、中盤に入りピンチに陥る。プラチナ8のリーダー格である、麻生南(石橋杏奈)によってツバメの言葉が作られたものだと暴露されたのである。しかし、裏を返せば音楽家の母が世界を飛び回り孤独な毎日を送っていたことで寂しさを募らせていたのが明らかになった。
 少しずつだが言葉で学校を変えていったツバメ。しかし、その後彗の正体がかつて在校していた伊勢崎トオルだったことが分かり、学校は大混乱。それでも学校を変えたいという思いからツバメは、最後に強い思いをぶつけるのだ。
 プラチナ8のメンバーも、杉咲花や間宮祥太朗、成田凌などすごい顔ぶれだ。今思うとこのドラマは衝撃的ながらスターを育てた宝庫だったのかもしれない。

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