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水曜ドラマ、終わる


 33年間放送されてきた日テレの水曜ドラマが幕を下ろした。
 第1作の「愛さずにいられない」を皮切りに作られたが、2004年からは女性が主人公の作品にシフトした。強い女性たちが困難にめげずに奇跡を起こす物語が多くの人の心を揺さぶった。特に強かったのが篠原涼子や菅野美穂、観月ありさといった面々の主演作だった。
 そんな状況下で、高視聴率を誇ったのが「家政婦のミタ」。松嶋菜々子扮する家政婦が一般家庭に派遣され、さまざまな問題に体を張って立ち向かう物語であったが、そのインパクトは絶大で、最終回には40%を記録。11年前の「半沢直樹」(TBS)の最終回ともども平成ドラマ史に残る数字を記録した。
 その後も真っ直ぐで前向きな主人公の物語が続いたが、テレビ局の都合もあり川栄李奈主演の「となりのナースエイド」(原作・知念美希人)を最後に水曜ドラマの歴史に幕を下ろすこととなった。
 4月からは水曜ドラマのスタンスは、土ドラ9に引き継がれる。第1作は今田美桜主演の「花咲舞が黙ってない」。池井戸潤の代表作で過去に杏主演でヒットした。「悪女(わる)」に続くリメイク版だが、今田はどう応えるか? それが見どころではある。

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