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統合失調症-伝えたいこと

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私は、統合失調症です。ずっと、言えずにいたこと。今なら、伝えられること。などを綴ったマガジンです。
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統合失調症と向き合う全ての方のために。伝えられる事があるかもしれない。

統合失調症と向き合う全ての方のために。伝えられる事があるかもしれない。

はじめまして。

先に少しだけ、話をさせてください。
私のことや、noteを書く理由について。

私は、30歳の時に統合失調症を発症しました。
突然、頭の中に現れたゾワゾワは、あっという間に私を支配しました。

何度も救急車を呼んで、沢山の人を巻き込んで、叫んで暴れました。
とても沢山の人を傷付けて、困らせて、悲しませたと思います。

でも、どうしようもなかったんです。

時々、ふと正気に戻るんで

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私が統合失調を発症した理由。病気になることは、決して特別ではないということ。

私が統合失調を発症した理由。病気になることは、決して特別ではないということ。

病気になったこと。

自分は弱くてダメなやつだと卑下することもなく、
今ならきちんと向き合えると思います。

統合失調症は、約100 人に1 人がかかるといわれています。統合失調症の原因は、まだはっきりとわかっていないようです。
ただ、治療や病気に関する研究や考え方が進んだ現在では、

統合失調症は、
治療可能な「脳の病気」となっています。

脳内で情報を伝える神経伝達物質が、バランスを崩すこと。

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もしも今、あなたのお子さんが統合失調症を患っていたとして。ここへ辿り着いたなら。

もしも今、あなたのお子さんが統合失調症を患っていたとして。ここへ辿り着いたなら。

母の存在について。

とても、拙い文章ですが。
どうにかあなたの心に響いてくれますように。

ある日、娘が統合失調症に。きっと、私の両親は大変な思いをしたことでしょう。父は、いつも穏やかに見えていましたが、本当は少しも心穏やかには過ごせなかったことでしょう。
母は、とても冷静に見えましたが、現実を受け入れることにとても疲れていたことでしょう。

私は、30歳で統合失調症を発症しました。

幸い、入

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入院は、エネルギー回復のプロセス。私がここにいるのは、見捨てられたからじゃない。

入院は、エネルギー回復のプロセス。私がここにいるのは、見捨てられたからじゃない。

確かにそこは、鍵のかかった場所。

それを、閉鎖的と言うけれど。
私はね、結構気に入ってた。

子どもの頃。いつも見ていた病院は、木々が生い茂り、高い塀がとても印象的な所でした。
もし私が、
統合失調症を患うことがなく、この病を知らずに過ごしていたら。
こんな思い出話なんて、きっとすることもなかったでしょう。

これは、とても昔の話。

私が幼少期を過ごした家の近くに、大きな病院がありました。

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