マガジンのカバー画像

脳に障害があるわたし

115
わたしは脳が疲弊して、元の状態に戻らない障害を抱えながら生きている。 そんな自分でも考えられること。感じること。など
運営しているクリエイター

#考えたこと

常識

常識

常識とは、「家族」「環境」「教育」「情報」によって作られたもので、それは一人ひとり違うものだけど、人間は自分の常識が所属する環境にとっては共通の認知だ。と、自分の常識をあまり疑わない。(まなざしの革命/ハナムラチカヒロ著より一部要約)

統合失調症とは、自分だけの思考が世界へ筒抜けになる妄想にかられるように、
自分と世界との境界線をうやむやにしてしまう病だと思う。

中学生になった時など、
児童が

もっとみる
マンガを描くうえで気をつけてること。

マンガを描くうえで気をつけてること。

今回は内容より、レイアウトの話をしたいと思います。

わたしの著書をご存知の方は気づいていらっしゃるかもしれませんが、
内容を読みやすくするように心がけてます。(noteの記事は別です。)

統合失調症の方が読んでも苦にならないように心がけてます。

わたしがやってること・文字を少なく
・絵をシンプルに
・コマ割り
・さいごに

・文字を少なくこれはわたしの実体験に基づいて描いています。
わたしは

もっとみる
量産型不安系

量産型不安系

いつも心配してる人がいる。
その人にとって心配とはクセであり、もはや趣味なのではないか。
そう言う、わたしもなにかしら不安を抱えてないと日常を送れない。

不透明な今の世の中は不安を生み出すのにうってつけだ。

今欲しい知識に何が真実か明確に証明できるものがない。

Webの記事をシェアしては、簡単に人を不安の世界へ誘い込める。
なにが本当で、なにが陰謀で、なにが親切なのか。

個人の見解に任せら

もっとみる
雨の音が許せなかった。

雨の音が許せなかった。

ゲリラ豪雨の夕暮れ。
「良くもまぁ出来たもんだな」とわたしは関心していた。

雨の音に耐えられない時期があった。

不調が真っ只中になると、この地面を叩く水滴の音が、ヘビメタの破壊音と同じように聞こえるのだ。

ギターを叩き割るように、耳に轟く雨音、
わたしはギュッと耳を掴む。

恐怖感から、「雨の音に癒される」っていう母の言葉は信じられない。というか、怯えるわたしは同じものに癒される事実が許せな

もっとみる
壮絶な記事について

壮絶な記事について

たまに、精神科治療での壮絶な体験記の記事を見る。

許されないような処置などが浮き彫りに拡散される。
それは、読んでて、被害者の主治医への怒りと、
もし私が同じようなことになったらと想像しては恐怖を覚える。

日本の精神科のイメージにもつながる。

私は読むたびに、自己の体験と重ねたりして、当時の私は、
つらかったけど、今は生きながら自分なりの幸せを感じられる程度まで回復している。
精神科ありきで

もっとみる
責任のバケツリレー

責任のバケツリレー

幼い子供にとって親は世界のすべてであって、
しかしながら子は親を選べない。

子供の精神疾患のマンガを読んだ。だいたい親の過度の期待や、そのまた逆の放置の状態。子供の不安を煽る親の言動と、もともとの脳の発達状態の原因で
社会とうまく適合できなくなった子供の話が多く印象的だった。

わたしの家は父が威厳を持つ家庭だった。
それがどの程度であったとかなどは、説明したところで。読んだ人のトラウマを引き出

もっとみる
夕焼けってどんな味がするのかな。

夕焼けってどんな味がするのかな。

最近、わたしは関わった人に度々出したりしてる
「夕焼けってどんな味がすると思いますか?」
この話題。

-塩っぽい。焼鳥の味。かき氷のシロップの味。

当たり前だが人によって違う。

ちなみにわたしは「甘酸っぱい」
夕焼けをみると、胸がキューっと切なくなるから。
それは梅干しを見た時、口の中に湧き出る唾液のように
感情が体内から湧き上がるから。

きっと、身体にとって夕焼けは、梅干しのように甘酸っ

もっとみる

普通と、働く、

誰かの「重度障害者にも働ける制度をつくるのは素晴らしい!」
という文字を見た気がする。(山本太郎さんではなかった)

日常を送るのにも支障があるから、障害者なんじゃないのかな
その上、働くなんて、もう障害がないようなものじゃん。
きっと、発信した人は身体障害者のことを言っているのかもしれないけど、
精神障害は、わたしのケースだけど、どんなに手厚いサポートがあっても
企業で一人前に安定して働くのは難

もっとみる