社会全体として高学歴になるのは良いことなのか?
イブリースさんのブログ記事が非常に秀逸なので引用する。
個人で考えたら、高学歴になることは良いことだ。良い就職、高い年収に恵まれるだろう。しかし、これが社会全体となると、どうか?必死に教育費をかけて激しい競争に打ち勝たなくては一流大学へ行けない。教育費の高騰で少子化になる。
さらに言えば、高学歴の人は肉体的労働をやりたがらない。最近、土木作業員や大工、工事現場の人手不足が深刻だ。このままでは、水道管の修理や家を建てることができなくなるかもしれない。静岡県知事の職業差別発言(農家や肉体的労働を蔑視し、ホワイトカラー公務員を称揚する発言)があったが、こういう差別的な価値観が浸透すると、社会インフラを維持できなくなるのだ。
また、これを言うと女性からは非常に嫌われるが、女性は上方婚だ。本来、男性と同レベルに稼ぐようになるのであれば、上方婚はおかしいはずだ。東大卒業の女性が上方婚しようと思ったら、もはや医師くらいしかいなさそうだ。
肉体的労働が忌避されて社会インフラを維持できなくなり、少子化も進み、経済などの国力も衰退する。
そして、究極的には、自衛官が不足するだろう。自衛官は、命懸けの仕事だ。自分の命にかえても国を守るのが自衛官の仕事だ。だが、高学歴のボンボンやお嬢さんは、絶対に自衛官にはなろうとしないであろう。土木工事であれば日本語のできる移民でも良いが、さすがに自衛官は日本人でないと国防に支障をきたすかもしれない。
何度も同じことを書くが、合成の誤謬と言って、個人個人の行動としては合理的であったとしても、社会全体では最悪の結果を招くことがあるのだ。それが、この人々が高学歴を目指すことだと考える。
なので、Fランク大学など、もはや大学教育が不可能な大学から潰していくべきだと考える。
さすがに、中国がやったような塾禁止令はやり過ぎだと思うが、教育や学歴の競争というのは過熱化すると社会には悪影響があるのだ。
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