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主にきいた音楽や、よんだ本、おとずれた場所の感想やメモを備忘録として記しています。音楽…

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主にきいた音楽や、よんだ本、おとずれた場所の感想やメモを備忘録として記しています。音楽はSoul、Jazzなどが、本は漫画が多いです。あとは美術館・博物館などです。

記事一覧

2024年2月ミシェル・ンデゲオチェロ ライブレポート

プロのバンド演奏をきくこと自体、4年半ぶりくらいでした。昨年出た新譜もよかったし、いつかライブをみてみたいと思っていたアーティストだったので、楽しみにしていまし…

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4か月前

2024年2月『パーフェクト・デイズ』感想

ヴィム・ベンダースの『パーフェクト・デイズ』を観ました。とてもいい映画だったように思います。 これを書いているのは、観た3日後ですが、観た直後よりも1日2日と経って…

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4か月前
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2023年11月東京都美術館『永遠の都ローマ展』感想

「永遠の都ローマ ― 二千年を超える栄えある歴史と比類なき文化は、古代には最高神をまつる神殿がおかれ、現在はローマ市庁舎のあるカピトリーノの丘を中心に築かれました…

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7か月前
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2023年9月きいたもの、よんだもの

2023年9月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは6作、よんだものは3作です。感想があるのとないのがあるのは、思いついたかそうでない…

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8か月前

2023年9月国立新美術館『テート美術館展 光』感想

「本展は、英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目す…

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9か月前
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2023年8月きいたもの、よんだもの

2023年8月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは 作、よんだものは 作です。感想があるのとないのがあるのは、思いついたかそうでな…

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9か月前
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2023年7月きいたもの、よんだもの

2023年7月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは6作、よんだものは5作です。感想があるのとないのがあるのは、思いついたかそうでない…

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10か月前
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2023年6月きいたもの、よんだもの

2023年6月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは7作、よんだものは3作です。感想があるのとないのがあるのは、思いついたかそうでない…

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2023年5月東京都写真美術館『土門拳の古寺巡礼』感想

「ドキュメント、人物、古美術、建築、風景、そのいずれにも忘れがたい作品を残し、日本の写真史に巨歩を記した土門拳(1909-1990)。ライフワーク『古寺巡礼』の第一集が…

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2023年3月きいたものよんだもの

2023年3月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは5作、よんだものは4作です。感想があるのと、ないのがあるのは、思いついたか、そうで…

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2023年3月日本民藝館『生誕100年 柚木沙弥郎展』感想

「染色家・柚木沙弥郎(1922-)の作品が持つ特質は、無垢な模様と澄んだ色彩にあります。生誕100年を記念する本展では、初作品から近作に至る染色品を展示すると共に、時代…

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2023年2月きいたものよんだもの

2023年2月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは12作、よんだものは6作です。感想があるのと、ないのがあるのは、思いついたか、そうで…

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2023年2月府中市美術館『諏訪敦「眼窩裏の火事」』感想

「緻密で再現性の高い画風で知られる諏訪敦は、しばしば写実絵画のトップランナーと目されてきました。 しかしその作品を紐解いていくと彼は、「実在する対象を、目に映る…

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2023年1月きいたものよんだもの

2023年1月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは14作、よんだものは2作です。感想があるのと、ないのがあるのは、思いついたか、そうで…

2022年よんでよかったもの

水木しげる先生はよく読んだ1年でした。ここに挙げているのはどれも素晴らしいですが、他にもたくさん良い作品があります。ぜひ読んでみてください。

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2022年きいてよかったもの

2022年の1年間できいてよかったものを以下に挙げます。繰り返しきいたり、一度きいてよかったと満足したりしているものです。順不同です。 新譜も旧譜もあります。コメント…

2024年2月ミシェル・ンデゲオチェロ ライブレポート

プロのバンド演奏をきくこと自体、4年半ぶりくらいでした。昨年出た新譜もよかったし、いつかライブをみてみたいと思っていたアーティストだったので、楽しみにしていました。

ライブ冒頭の曲がCANのVitamin Cのカバーからはじまって、意外で驚きましたが、直近でダモ鈴木が亡くなったのもあり、おそらく追悼の意味を込めてのものだと思います。

新譜からの曲が多かったと思います。ドラム、本人とは別のベース

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2024年2月『パーフェクト・デイズ』感想

ヴィム・ベンダースの『パーフェクト・デイズ』を観ました。とてもいい映画だったように思います。
これを書いているのは、観た3日後ですが、観た直後よりも1日2日と経ってからじんわりと、いい映画だったなと思います。

主人公の平山の日常生活がただ淡々と描かれているのですが、その中にある豊かさというか幸福が上手く描かれているように思いました。
朝まだほの暗いうちから近所を掃除するほうきの音で目覚め、歯を磨

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2023年11月東京都美術館『永遠の都ローマ展』感想

「永遠の都ローマ ― 二千年を超える栄えある歴史と比類なき文化は、古代には最高神をまつる神殿がおかれ、現在はローマ市庁舎のあるカピトリーノの丘を中心に築かれました。その丘に建つカピトリーノ美術館は、世界的にもっとも古い美術館の一つに数えられます。同館のはじまりは、ルネサンス時代の教皇シクストゥス4世がローマ市民に4点の古代彫刻を寄贈したことにさかのぼります。古代遺物やヴァチカンに由来する彫刻、また

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2023年9月きいたもの、よんだもの

2023年9月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは6作、よんだものは3作です。感想があるのとないのがあるのは、思いついたかそうでないかです。作品が気に入ったかどうかではありません。
順不同です。

きいたもの

パーカッションの使い方や曲のアレンジ、メロディーや歌い方などマーヴィン・ゲイそのものというか直系といった感じです。おくに『What’s Goin' On』

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2023年9月国立新美術館『テート美術館展 光』感想

「本展は、英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する企画です。
「光の画家」と呼ばれるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや風景画の名手ジョン・コンスタブルといった英国近代美術史を彩る重要な画家たちの創作、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求、モホイ=ナ

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2023年8月きいたもの、よんだもの

2023年8月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは 作、よんだものは 作です。感想があるのとないのがあるのは、思いついたかそうでないかです。作品が気に入ったかどうかではありません。
順不同です

きいたもの

ソウル・R&Bのバンドで、こういうの個人的にはとても好みです。現行のソウル・R&Bシーンは打ち込みが多いように思えるので、演奏することがメインのバンドはとて

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2023年7月きいたもの、よんだもの

2023年7月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは6作、よんだものは5作です。感想があるのとないのがあるのは、思いついたかそうでないかです。作品が気に入ったかどうかではありません。
順不同です。

きいたもの

Tyshawn Sorey - Drums
Aaron Diehl - Piano
Matt Brewer - Bass

全4曲過去のミュージシャンの曲

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2023年6月きいたもの、よんだもの

2023年6月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは7作、よんだものは3作です。感想があるのとないのがあるのは、思いついたかそうでないかです。作品が気に入ったかどうかではありません。
順不同です。

きいたもの

ミシェル・ンデゲオチェロは好きで、作品はほとんどきいています。そのため新譜がでると、きくようにしていますが、近年の作品中でもいいなと思います。
アルバムを

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2023年5月東京都写真美術館『土門拳の古寺巡礼』感想

「ドキュメント、人物、古美術、建築、風景、そのいずれにも忘れがたい作品を残し、日本の写真史に巨歩を記した土門拳(1909-1990)。ライフワーク『古寺巡礼』の第一集が刊行されたのは1963年、今年で60年を迎えます。戦前から仏像行脚を続けた土門は、みずからの眼で選んだ古寺や仏像を徹底して凝視し撮影。建築の細部や仏像の手や足、口などをクローズアップで捉える独自のスタイルを貫きました。『古寺巡礼』の

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2023年3月きいたものよんだもの

2023年3月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは5作、よんだものは4作です。感想があるのと、ないのがあるのは、思いついたか、そうでないかです。作品が気に入ったかどうかではありません。
順不同です。

きいたもの

Wes Montgomery – guitar
Johnny Griffin – tenor sax
Wynton Kelly – piano
Pau

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2023年3月日本民藝館『生誕100年 柚木沙弥郎展』感想

2023年3月日本民藝館『生誕100年 柚木沙弥郎展』感想

「染色家・柚木沙弥郎(1922-)の作品が持つ特質は、無垢な模様と澄んだ色彩にあります。生誕100年を記念する本展では、初作品から近作に至る染色品を展示すると共に、時代や産地、手法の異なる工芸品やプリミティブな造形とのコラボレーションを試みます。それらと共鳴し瑞々しい生気を放つ柚木作品は、感動と喜びをもたらしてくれるでしょう。」(日本民藝館HPより転載)

柚木沙弥郎(ゆのきさみろう、とよみます)

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2023年2月きいたものよんだもの

2023年2月きいたものよんだもの

2023年2月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは12作、よんだものは6作です。感想があるのと、ないのがあるのは、思いついたか、そうでないかです。作品が気に入ったかどうかではありません。
順不同です。

きいたもの

Double Bass – Rodney Whitaker
Drums – Herlin Riley
Guitar, Banjo – James C

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2023年2月府中市美術館『諏訪敦「眼窩裏の火事」』感想

2023年2月府中市美術館『諏訪敦「眼窩裏の火事」』感想

「緻密で再現性の高い画風で知られる諏訪敦は、しばしば写実絵画のトップランナーと目されてきました。
しかしその作品を紐解いていくと彼は、「実在する対象を、目に映るとおりに写す」という膠着した写実のジャンル性から脱却し、認識の質を問い直す意欲的な取り組みをしていることが解ります。
諏訪は、亡き人の肖像や過去の歴史的な出来事など、不在の対象を描いた経験値が高い画家です。丹念な調査の実践と過剰ともいえる取

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2023年1月きいたものよんだもの

2023年1月きいたものよんだもの

2023年1月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは14作、よんだものは2作です。感想があるのと、ないのがあるのは、思いついたか、そうでないかです。作品が気に入ったかどうかではありません。
順不同です。

きいたもの

Drum – Paul Motian
Guitar – Bill Frisell
Tenor Saxophone – Joe Lovano

Pau

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2022年よんでよかったもの

水木しげる先生はよく読んだ1年でした。ここに挙げているのはどれも素晴らしいですが、他にもたくさん良い作品があります。ぜひ読んでみてください。

2022年きいてよかったもの

2022年の1年間できいてよかったものを以下に挙げます。繰り返しきいたり、一度きいてよかったと満足したりしているものです。順不同です。
新譜も旧譜もあります。コメントはありません。

Bass – Ed Jones*
Drums – Sonny Payne
Flute – Frank Wess
Flute, Tenor Saxophone – Eric Dixon
Guitar – Freddie

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