2023年11月東京都美術館『永遠の都ローマ展』感想

「永遠の都ローマ ― 二千年を超える栄えある歴史と比類なき文化は、古代には最高神をまつる神殿がおかれ、現在はローマ市庁舎のあるカピトリーノの丘を中心に築かれました。その丘に建つカピトリーノ美術館は、世界的にもっとも古い美術館の一つに数えられます。同館のはじまりは、ルネサンス時代の教皇シクストゥス4世がローマ市民に4点の古代彫刻を寄贈したことにさかのぼります。古代遺物やヴァチカンに由来する彫刻、またローマの名家からもたらされた絵画など、その多岐にわたる充実したコレクションは、古代ローマ帝国の栄光を礎に、ヨーロッパにおける政治、宗教、文化の中心地として発展したローマの歩みそのものにも重ねられます。

本展は、カピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、約70点の彫刻、絵画、版画等を通じて、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介します。

なお、2023年は、日本の明治政府が派遣した「岩倉使節団」がカピトリーノ美術館を訪ねて150年の節目にあたります。使節団の訪欧は、のちの日本の博物館施策に大きな影響を与えることになりました。この節目の年に、ローマの姉妹都市である東京、さらに福岡を会場として、同館のコレクションをまとめて日本で紹介する初めての機会となります。」(永遠の都ローマ展特設HPより転載)


どこか美術館に行きたいなと思って、前回に引き続き普段自分ではあまり行かないようなものを見ようと思って色々と探した結果こちらの美術展にしました。
美術展に行くときは、画家などの誰か人物に焦点を当てた特集を探して、いくことが多いのですが、今回はローマの古い美術の展示で普段みに行くのとは少し違う観点で選びました。

カピトリーノ美術館に所蔵されている作品の展示がほとんどでした。古い作品が多く、誰が作ったなどもわからないものが多かったです。また古いものが多いせいか複製も多かったです。
銅像などが多く普段あまりみないので、新鮮な気がしたのですが、なぜか途中で飽きてしまいました。それでも最後まで飛ばさずに見ました。

銅像というところでいくと、少し前に写真ですが仏像などをみてそちらはとても興味深く楽しめたのですが、今回はあまり気持ちが入らないというか集中することができませんでした。その違いはなんなのか考えてみたのですが、自分が日本人だからかというような理由くらいしか思い浮かびませんでした。
仏像は顔を見ることが多い気がするのですが、西洋の銅像は女性のなまめかしさだったり、男性の筋肉だったりを見るようなものなのかなと思いました。

肌の質感を再現しているのはすごいなあと思いました。

単純なのかもしれませんが、もともと非常に大きな銅像の足だけとか顔だけという展示があったのですが、こちらが一番印象に残っています。

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