2024年2月ミシェル・ンデゲオチェロ ライブレポート

プロのバンド演奏をきくこと自体、4年半ぶりくらいでした。昨年出た新譜もよかったし、いつかライブをみてみたいと思っていたアーティストだったので、楽しみにしていました。

ライブ冒頭の曲がCANのVitamin Cのカバーからはじまって、意外で驚きましたが、直近でダモ鈴木が亡くなったのもあり、おそらく追悼の意味を込めてのものだと思います。

新譜からの曲が多かったと思います。ドラム、本人とは別のベース、ギター、コーラス(というよりツインボーカルのようでした)、キーボード・エレクトロニクス、本人の6名編成でした。

I'm Diggin' Youのアレンジがかなり違っていて、歌が始まるまで何の曲かわかりませんでした。

全体的に深く沈むようなグルーヴというかアレンジというか瞑想的ともいえるようなリズムが印象的でした。それは反復的なドラムのリズムやベースライン、キーボードやエレクトロニクスの浮遊感のある音響がそう感じさせているように思いましたが、それとは別に新譜の曲の雰囲気そのものや今のンデゲオチェロ自身のムードからきているようにも思えました。

途中、客を立たせて盛り上がるシーンがしばらくあり、そのあと座らせて、「Sit down, Relax,Drinking,Meditate」(順番は違うかもしれません)といった言葉が印象的でした。とくにMeditateという言葉がこのライブのテーマでもあるように思いました。

あとはやはり本人がベースを弾く姿がとてもかっこよかったです。音やリズムもとてもかっこよかったです。全体としてはベースを演奏するシーンはそんなになく歌っている時は、ほぼ別のベーシストの方が演奏していましたが、自分はもっとンデゲオチェロの演奏がききたかったです。

これを書いているのは、ライブの3日後ですが、昨日あたりにまた4月に新婦が出ることが発表されていました。Sun Raのアルバムからインスパイアされたもののようですが楽しみです。

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