2023年7月きいたもの、よんだもの
2023年7月にきいたり、よんだりしたうちで、印象に残っている作品です。きいたものは6作、よんだものは5作です。感想があるのとないのがあるのは、思いついたかそうでないかです。作品が気に入ったかどうかではありません。
順不同です。
きいたもの
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Tyshawn Sorey - Drums
Aaron Diehl - Piano
Matt Brewer - Bass
全4曲過去のミュージシャンの曲ですが、私はどの曲も全然わかりませんでした。1曲目はウェイン・ショーターが書いた曲ですが知らない曲でした。
原曲ときき比べても正直そんなにわからないし、原曲に比べてテンポもだいぶ遅く、違う曲にすらきこえます。
アrバム全体的にスローなテンポで重く、個人的には好みでした。
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Alto Saxophone, Soprano Saxophone, Clarinet, Bass Clarinet – Marty Ehrlich
Double Bass – Michael Formanek
Drums – Bill Stewart
Piano – Michael Cain
Tenor Saxophone – Stan Strickland
マーティ・アーリックの演奏がかっこいいです。曲によって楽器を色々と持ち替えますが、どれもかっこいいです。
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ジャネール・モネイはそんなにきいたことがなのですが、このアルバムに収録されている曲はどれもききやすくてよかったです。アルバム全体も30分から40分弱でそれほどで長くなく、曲単位でも短いですが、その中でフックがあります。
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Bass – Christian McBride
Drums – Steve Gadd
Piano – Chick Corea
発売した当時にきいていたのですが、その後しばらくきいておらず、いざ久しぶりにきこうとしたらサブスクにはありませんでした。
廃盤とかではないと思うのですが、CDを買ってききました。
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Bass – Fima Ephron
Drums – Jojo Mayer
Guitar – David "Fuze" Fiuczynski*
MC – Dean (曲: 7)
Percussion – Daniel Sadownick
ギターのフュジンスキーがリーダーでかじ取りをしているそうですが、変態でよいです。それでもききやすくもあり、ギターのプレイも楽しめます。
ミシェル・ンデゲオチェロのライブ映像でフュジンスキーが演奏しているのを見たことがありますが、かなり特徴的ですがかっこいいです。
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Acoustic Bass – Scott LaFaro
Drums – Stan Levey
Vibraphone, Piano – Victor Feldman
ジャズ喫茶できいていて、ベースが特徴的で誰だろうと調べたらスコット・ラファロでした。
いいアルバムで名盤ってきっとこういうことを言うんだろうなと思いました。Victor Feldmanは初めてききました。
よんだもの
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私はタイトルや表紙にジャズの要素が感じられ興味を持ちました(ビル・エヴァンス&ジム・ホール『アンダーカレント』)。
話の扉絵でもエリック・ドルフィー『アウト・トゥ・ランチ』のジャケットが飾ってある喫茶店がでてきます。
話は、人が失踪したり、回想のようななかで水の中に首を絞めらたり、子供が誘拐されたりと、不穏な要素がありつつも、物語はあくまで淡々としています。時にカラオケで熱唱したり、ふざけた老人がでてきたりとコミカルな要素もあります。
ラストまで読んでも何かが解決したりとか、物語が大きく良い方向に変化したということは無いように思うのですが、読み終わった後はなんとなくすっきりというか、いつのまにか一歩でも前に進んでいるんだという気持ちになりました。
絵の話をすると、画面の切り取り方というか、場面における視点が独特だったり映像的・映画的な感じがします。そのことに注意しながら、2回目をよんだのですが、各話よく考えてあるなあと思いました。
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半神以外にも収録されていますが、半神はその中でもインパクトのある印象に残る話でした。ページ数にすると非常に短いのですが、とても濃い内容でした。
ここのまでの内容をよくこの短さにまとめられるなあと思いました。
非常に有名な漫画ですが、私は最近知りました。
収録されていいる他の話でいうと、「ハーバル・ビューティー」「遊び玉」「マリーン」も面白かったです。
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特に初代の『げんしけん』は面白かったです。以下は主に初代(1巻から9巻を仮にそう呼んでいます)の感想です。
2023年時点のいわゆる「オタク」とは違う、描かれた当時(2000年初頭)の社会的な地位の低いオタクとしての学生が、サークル活動を通しての大学生活をしていく姿が描かれています。話としては非常に地味ですが、オタクながらも学生生活を満喫する姿がなんとくなくじんわるくるものがあります。
物語が進むにつれて学年が進行して、サークルのメインとなる世代が移り変わり、それにつれて人物の性格なのかサークルへの関与度なのかが変わっていくように描かれていて、うまいなあと思いました。
2代目になると(特に後半)かなり恋愛要素が強いのですが、初代のほうはうっすらとありつつもそれがずーっとメインではなく(話によってはメインになります)たまに描かれるのも、くどい感じがせずよかったです。
また大体は1話完結で、ほとんど時系列で話が進んでいく、ドライさというか淡々とした感じも同じようによかったです。
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会話やことばが極端に少なく、主人公が街中や自然の中を歩く姿がただ淡々と描かれています。
歩きながら四季を感じたり、ちょっとした出来事に遭遇したりするだけで、基本的には歩くこと・散歩が描かれています。
話の筋というのは一応各話あるものの、主題はあくまで歩く姿・様子を描いているので、そこまで筋は重要ではないように思います。
今っぽい作風ですが、実際にかかれたのは1990年あたりですので、当時は前衛的だったのではないかと思いました。
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熊谷守一さんの自伝です。絵は好きなのですが、著作は初めて読みました。
マイペースな人、のんびりした人という印象です。自分の動きたいときに動き、無理なしない感じです。絵もあくまでかきたいときにかく、といったかんじです。欲もそんなになく、お金にも頓着しないせいか、貧しかったりしたようです。
それでも絵を描くことは、途中かかないこともあったりしながらも、後年まで続けてきたといったかんじです。
個人的には晩年の時期の絵が好きです。
文章を書くということがそんなにしてきた人かどうかはわかりませんが、読みやすい文章を書く人だなと思いました。
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