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『KAPPEI カッペイ』見た直後の雑記

MOVIX三郷で伊藤英明主演映画『KAPPEI カッペイ』を見ました。

予想通りのアクション&ラブコメディで、伊藤英明の全力演技となにわ男子の西畑大吾や上白石萌歌のゆるふわ演技がお見事。

原作未読で見たけど、

予想以上に「北斗の拳」を意識した「北斗の拳」パロディと

伊藤英明が演じる勝平の全力と周りのギャップの面白さ、

勝平ら「無戒殺風拳」軍団らの終末でない世の中で「俺たちどうすりゃいいんだ?」という迷走ぶり。これをとことん楽しむ。

しかしながら、シーンがいきなり飛ぶ所が多く見られた。原作がそうなのかもしれないけど、啓太を助けたとは言えいきなり見ず知らずのグループの花見に参加したり、昼飲みに参加したり、出来ればもうワンクッションぐらいシーンを膨らませた方が丁寧に出来たかもしれないが、本作はその辺を抜いた雑さが見受けられる。

正義の島から出て以降の回想エピソードがあるにも関わらず中学生のヤンキーと仲良くなるくだりは端折ったり、どこかストーリーの展開が強引過ぎる。

それと、漫画では伝わらない勝平の常に全力口調というのがルックス以上にコミュ障なキャラを作り上げている。日常ではあり得ない声のデカさかや人の気持ちを異様に読めない、周りの空気を読めないあたりは、島で育てられたというだけでなく、ADHDやアスペルガーとも見えてしまうんだよね。

そこは漫画で読む分ではあまり出ないけど、実写だと意図しない部分で出てしまうというね。

だから、見ていて見てるこっちがこっ恥ずかしくなるシーンがいくつかある。

悪くはないんだけど、深く考えると微妙さもあるし、複数回見る映画ではないかな。


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