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旅と小説の感想書いてます。

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記事一覧

僕のなつやすみ2024 白馬岳

枯れている。 実家の小学生の時に植えたさくらんぼの木のよう。 何もやる気が起きない。 この夏の異常気象のせいか。 いや違う。 心が死んでいるのだ。 まだ若いはず…

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1か月前
4

秘密 東野圭吾

とんでもない名作。 最後の秘密の意味を悟ったときはコメダでのけぞってしまった、、、 娘の体に母親の魂が宿る話なのだが、とてつもないリアリティ。 とともに、どうし…

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1か月前
2

地下の鳩

最近文字を読んでもすんなりと頭に入らなくなってきたので、小説を読むことにした。 女性作家は心情表現が豊かで、人間の機微を聡く捉えると個人的に思うため、この小説に…

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3か月前
2

素直

芸人はこの世で1番かっこいい、私はそう思う。 なぜか?面白いから?人を笑わせられるから?そんなのは表面的だ。 ではなぜかっこいいのか。 それは自分の欠点を笑い飛…

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8か月前
4

芋男子の都内散策6(未来編)

未来が不安だ。 大学を中退したということもあり、周りより遅れていることは間違いない。 そもそも人生を他人と比較するということ自体、あまりよくないことだと分かって…

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9か月前
7

芋男子の都内ランニング5

あなたはどん底まで堕ちたことがあるだろうか。 大きな失敗をしたことがない人はないかもしれない。 なにもしたくなくて、家からでたくなくて、社会から逃げたくなるとき…

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10か月前
7

芋男子の都内ランニング4

今週は敬意について語ってみようと思う。 人をもともと見下す時期があった。 自分が優れていると勘違いして、自分を見直すこともなく、他人を批判ばかりしていたのだ。 …

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10か月前
7

芋男子の都内ランニング3

「笑顔ブサイクだね」 いわれた。・・・奴は親しき中にも礼儀ありという言葉を知らないらしい。 あいつめ、と思いつつ「笑顔 メンズ 作り方」とググる自分が虚しくなっ…

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10か月前
10

芋男子のランニング2

まずは最近の心のうちを話そう。 人間関係について。自分自身、あまり人間関係が得意なほうではない。 いや得意というか努力をしてこなかったのかもしれない。 嫌われる…

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10か月前
6
僕のなつやすみ2024 白馬岳

僕のなつやすみ2024 白馬岳

枯れている。

実家の小学生の時に植えたさくらんぼの木のよう。

何もやる気が起きない。

この夏の異常気象のせいか。

いや違う。

心が死んでいるのだ。

まだ若いはずなのに。

昔はずっと続けられたゲームも5分で飽きる。

推し活をしようと思っても、そこまでの熱量はない。

ただ暇を潰すためのもの。

こんなんじゃだぁめだ!

そう思い、心に残った少年の魂を奮い立たせ、

今でも心が唯一湧き

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秘密 東野圭吾

秘密 東野圭吾

とんでもない名作。

最後の秘密の意味を悟ったときはコメダでのけぞってしまった、、、

娘の体に母親の魂が宿る話なのだが、とてつもないリアリティ。

とともに、どうしようもない焦燥感絶望に駆られた。

むしろ現実の恋愛でこんな焦燥感にかられたことはない。

失恋に似た感覚。どこかに救いはないかと終盤急いでページをめくった。

主人公の平介は娘に宿った妻との関係に苦しみ悩み続ける。

自分は男だから

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地下の鳩

最近文字を読んでもすんなりと頭に入らなくなってきたので、小説を読むことにした。

女性作家は心情表現が豊かで、人間の機微を聡く捉えると個人的に思うため、この小説にした。

とにかく人間の抱えている葛藤みたいなものが凝縮していて、1人の人間が事細かに分析されていた。

主人公は中年イケメンで、有体で言えばクズ男。

ヒロインは愛嬌はあるが、表と裏での対比が激しく、どこかで自分の汚さを求める独特な女。

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素直

素直

芸人はこの世で1番かっこいい、私はそう思う。

なぜか?面白いから?人を笑わせられるから?そんなのは表面的だ。

ではなぜかっこいいのか。

それは自分の欠点を笑い飛ばせるからだ。

コンプレックスを強みに変えられるからだ。

ただ単純な自虐ではないのだ。自虐は自分を受け入れ切っていないのだ。

この違いが説明しずらい。

例えばあなたの好きな人の隣に自分よりかっこいい人がいたとき、可愛い人がいた

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芋男子の都内散策6(未来編)

芋男子の都内散策6(未来編)

未来が不安だ。

大学を中退したということもあり、周りより遅れていることは間違いない。

そもそも人生を他人と比較するということ自体、あまりよくないことだと分かってはいるのだが、

どうしても引け目を感じてしまうのは無理からぬことだろう。

人生を他人と比較するべきじゃない、よく言われる言葉だが、他人に言うのは簡単である。自分ごとじゃないから言えるんだ。

自分は自分?他人は他人?それを素直に受け

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芋男子の都内ランニング5

芋男子の都内ランニング5

あなたはどん底まで堕ちたことがあるだろうか。

大きな失敗をしたことがない人はないかもしれない。

なにもしたくなくて、家からでたくなくて、社会から逃げたくなるとき。

とある失敗から始まり、起き上がる気すらなくなる。

ごはんすら作る気がおきない。食欲もどうでもよくなるのだ。

そして塩だけをなめる。一日のなかで取り込むものは塩だけ。

それが私のどん底だ。

そして少しずつ回復してくる。

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芋男子の都内ランニング4

芋男子の都内ランニング4

今週は敬意について語ってみようと思う。

人をもともと見下す時期があった。

自分が優れていると勘違いして、自分を見直すこともなく、他人を批判ばかりしていたのだ。

俺は悪くない、悪いのはあいつだとか。

活躍するやつをみて、「なんだこいつ」と嫉妬から来る批判をしてみたり。

そんな時期を経て自分も変わってきたのだ。

今現在の私の考えを聴いてほしい。

敬意について

自分は正解を求めてしまう癖

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芋男子の都内ランニング3

芋男子の都内ランニング3

「笑顔ブサイクだね」

いわれた。・・・奴は親しき中にも礼儀ありという言葉を知らないらしい。

あいつめ、と思いつつ「笑顔 メンズ 作り方」とググる自分が虚しくなってくる今日この頃。

とりあえずまずは今週の反省から

今週のドル円にやられた。クソが。150円をいったりきたりして大損した。あーあ。また海みにいこ。

そんなことはどうでもよくて、今週は高学歴な人とお話しさせていただく機会が多かった。

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芋男子のランニング2

芋男子のランニング2

まずは最近の心のうちを話そう。

人間関係について。自分自身、あまり人間関係が得意なほうではない。

いや得意というか努力をしてこなかったのかもしれない。

嫌われることを恐れて、なにも考えてこなかったのだ。

だから最近は自分の人との関わり方を見直して、受け身だったのを自分から話しかけるようにした。

例えば距離感だったり、タイミングだったり、相手のテンションを気にするようにした。

それに自分

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