秘密 東野圭吾
とんでもない名作。
最後の秘密の意味を悟ったときはコメダでのけぞってしまった、、、
娘の体に母親の魂が宿る話なのだが、とてつもないリアリティ。
とともに、どうしようもない焦燥感絶望に駆られた。
むしろ現実の恋愛でこんな焦燥感にかられたことはない。
失恋に似た感覚。どこかに救いはないかと終盤急いでページをめくった。
主人公の平介は娘に宿った妻との関係に苦しみ悩み続ける。
自分は男だからどうしても平介に感情移入してしまう。平介の苦しみ、嫉妬、後悔、全てが理解できる、できてしまう、くそっ、東野圭吾、表現力ありすぎて尊敬通り越して憎い!!!
確かにお互いの幸せを考えて選んだ選択だってわかってるよ。
でも、切なすぎる。どうしようもないからこそ憎みたくても直子を憎めない。
それが平介を想ったからこその行動だとわかっているから。
でも平介にとってはこの結果はあまりにも度を越して残酷すぎる。残酷すぎるよ、、、
、、、これが天才、東野圭吾か。
モヤモヤでは済まない読後。口開けてぼんやりしてる。
こういうときは「邪神ちゃんドロップキック」を見るに限る。
恋愛要素皆無で頭空っぽにして笑える。
邪神ちゃんやっぱかわいいな。
、、、次はハッピーエンドのあるやつが読みたいぃ。
終わり
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