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悲しいブルース

彼はいつも寝癖をつけてる
黒い分厚いメガネをかけてる
寝巻きみたいな服でも出かけてる
だけど私の夢の主演をしてる

人気者じゃない背も高くない
大人の魅力はまるでない
LINEの返事も味気がない
時々私の話を覚えてない

すごく頑固 私よりも
口が悪いのシャイだからなの
"なんで彼なの?" 友達が聞くの
だから私はこう言うの

❝彼と居ると1時間が1分に感じるの
冬の寒さも感じられないの
いつも帰ると頬が痛いの
恋の痛みも忘れてしまうの
踊れてしまうの流れてきても
どんなに悲しいブルースが❞


立派な白馬やポルシェでも
彼のオンボロ中古車の
助手席からの眺めには
敵わないの−−彼の横顔

彼とならば怖くない
嵐の夜の海の船も
彼とならば気にしない
誰が石を投げてこようと
彼と居たら気付けない
第三次世界大戦が始まっても
彼のもとは離れない
世界の果てで地図をなくしても

だって

彼と居ると1時間が1分に感じるの
冬の寒さも感じられないの
いつも帰ると頬が痛いの
恋の痛みも忘れてしまうの
踊れてしまうの流れてきても
どんなに悲しいブルースが

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