レモネード

表現してみたい。文章を書いてみたい。願わくば誰かに読んでもらいたい。そう思ってnote…

レモネード

表現してみたい。文章を書いてみたい。願わくば誰かに読んでもらいたい。そう思ってnoteを始めました。物語は苦手なので、呟き、コラムなどよろしくどうぞ。

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記事一覧

暮らすって「お手入れ」らしい。

引っ越しして3年。 ほぼ同時に生まれた娘の成長とともに、引越しの荷物が整理され、物置きになっていたお部屋も拓かれて、家の中にある「物」にちゃんと住所がついてきた。…

レモネード
7か月前
2

ベランダコーヒー

ベランダコーヒーは憧れだった 一人暮らしの頃はベランダが狭すぎるし 洗濯機と括った段ボールが置いてあって 何なら大通り沿いだから室外機も排ガスの粉塵をかぶって、ち…

3

行き止まったら
右の壁に沿って歩くといいと聞いたから
壁に手を添えながら歩いたら
手のひらにトゲが刺さった
やってらんねーな!
5歳の冬
#迷路 #ジャングルパーク #切ない記憶 #トゲ抜くの痛い冬だから

1

悲しい時はたんぱく質よ
と母は言う。

2018年のワインは美味しい
と君も言う。

土曜の夜いかがお過ごしですか?
#土曜 #土曜の夜 #タンパク質 #悲しい時 #2018年

夏の食べ歩きと夕方のサンマルコ

休日は6:30といつも通りに起きて 朝食を摂り、もう一度寝る。 という贅沢を気持ちよくやってのけ 11:00に目を覚ました時には 体に元気が漲ってしまい どこか出かけたくな…

あとちょっとで

布団の上でだらしなく

アイスを食べられるところだったのに


今日はなんだか優しいキミは

冷凍庫のアイスの場所を知らない。

1

エアコンの床

熱帯夜の風呂上り 髪の毛も乾かして 熱々。 エアコンを24℃に設定して ラグを外したフローリングに ゴロリと仰向けになって ソファーに足を乗せる エアコンの冷たい風は…

1

ヤドカリだって
新しい住処を手に入れるのに
古い殻は捨てるのに
欲しい住処のために決闘するのにね

ありがとうを言えなかったから

ありがとうを言いたい人は沢山いる。 が、最近思い出したおじちゃんの話をしようとおもう。 もう亡くなったそのおじちゃんは父の友人だった。 お酒を飲めば踊り出す癖があ…

2

冬と孤独をファミレスで

10代後半から20代後半まで 私はかなり孤独でした 「絶望が足りなくて死ねない」 と、毎日思っていました。 部屋に一人ぼっちがつまらなくて ウォークマンで 椎名林…

9

私が犬なら
思いっきり尻尾を振って
下から見上げるのに
顔を撫でる手にこすりつけて
お腹を撫でてもらうのに

2

初夏の匂いの中
散歩と買い出しをしに
外に出てきた

地下鉄の階段を降りていると
苺の甘い香り
隣の人が
苺を食べていた
それもタッパーから

驚いたけど
今は季節の間

今日は良い日だ

1

お風呂に入りながら

明日の自分の動きを想像する。 引っ越しの段取りだ。 たくましく片付けをしている姿 要らないものなど迷いなく捨て キッチン周りなんかも磨き上げて 何度も洗濯機を回す …

6

洗濯物を干して
常備菜を作って
ブランチにして
上まで登りきったお日様に
布団と枕を干して
紅茶を飲んで
ゆっくり身支度をして
買い物へ行って
早上がりの旦那さんとデートをして
幸せで完璧な1日
こういう日があるから
人間ってやめられない。

4

ぐずぐずの日

大人でもぐずぐずしたい時がある。 きっと疲れているのだろう。 お腹が空いていたり 寝不足だったり 仕事のし過ぎで全然遊んでなかったり 誰かに嫌な思いをさせられたり …

9

クリスマス、遠足 、海苔巻き

クリスマスの不幸話はよく聞くものだ。 「サンタさんはうちには来なかった」とか 「希望のプレゼントは貰えなかった」とか これもそんな話である。 クリスマスイブに父…

4
暮らすって「お手入れ」らしい。

暮らすって「お手入れ」らしい。

引っ越しして3年。
ほぼ同時に生まれた娘の成長とともに、引越しの荷物が整理され、物置きになっていたお部屋も拓かれて、家の中にある「物」にちゃんと住所がついてきた。(未だつかぬものも勿論ある)

結婚してからやっと暮らしらしい暮らしができる様になった。守らなくてはならないものが居るということは、どうしても日々を整えて過ごすことになってしまう。整えないと危ないからだ。

例えば、帰ってきてそのまま寝て

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ベランダコーヒー

ベランダコーヒー

ベランダコーヒーは憧れだった

一人暮らしの頃はベランダが狭すぎるし
洗濯機と括った段ボールが置いてあって
何なら大通り沿いだから室外機も排ガスの粉塵をかぶって、ちゃんと汚い
もちろん掃除なんてしなかった、帰るだけの家。

引越しの時は申し訳程度に
室外機を拭いたり、
ベランダの粉塵に水を撒いて流したりしたけど
それ以外には掃除なんてしなかった

臨月に強引に引っ越しをして
日光のたくさん入る

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行き止まったら
右の壁に沿って歩くといいと聞いたから
壁に手を添えながら歩いたら
手のひらにトゲが刺さった
やってらんねーな!
5歳の冬
#迷路 #ジャングルパーク #切ない記憶 #トゲ抜くの痛い冬だから

悲しい時はたんぱく質よ
と母は言う。

2018年のワインは美味しい
と君も言う。

土曜の夜いかがお過ごしですか?
#土曜 #土曜の夜 #タンパク質 #悲しい時 #2018年

夏の食べ歩きと夕方のサンマルコ

夏の食べ歩きと夕方のサンマルコ

休日は6:30といつも通りに起きて
朝食を摂り、もう一度寝る。
という贅沢を気持ちよくやってのけ
11:00に目を覚ました時には
体に元気が漲ってしまい
どこか出かけたくなってしまう。

しようと思えば永遠にダラダラできる。
という夫に
あれやこれやプランを提案して
その気にさせて出掛けることになった。

今日は35℃と暑いけれど風が吹いているせいか
まだ穏やかだ。
日々エアコン生活をしている私と

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あとちょっとで

布団の上でだらしなく

アイスを食べられるところだったのに


今日はなんだか優しいキミは

冷凍庫のアイスの場所を知らない。

エアコンの床

熱帯夜の風呂上り
髪の毛も乾かして
熱々。

エアコンを24℃に設定して

ラグを外したフローリングに
ゴロリと仰向けになって
ソファーに足を乗せる

エアコンの冷たい風は下にふわりと降りて
床をはう。ひんやり。そより。と。
段々に体を冷やす。

粗熱を取られる途中のオーブン料理になった気分でテレビを見ながら、しばらくボーッとしていると

熱々の身体はフローリングと冷気に
段々に冷やされていき

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ヤドカリだって
新しい住処を手に入れるのに
古い殻は捨てるのに
欲しい住処のために決闘するのにね

ありがとうを言えなかったから

ありがとうを言えなかったから

ありがとうを言いたい人は沢山いる。
が、最近思い出したおじちゃんの話をしようとおもう。

もう亡くなったそのおじちゃんは父の友人だった。
お酒を飲めば踊り出す癖があって、
大酒飲みで、それはタチの良いものではなかったので
子供の頃は苦手なおじちゃんだった。

でも、なんでもできるおじちゃんで
魚や鶏をさばいたり、布団も打てるし、門松もいつも立派なのを拵えてくれて、どれもとっても上手だった。私はおじ

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冬と孤独をファミレスで

10代後半から20代後半まで

私はかなり孤独でした

「絶望が足りなくて死ねない」

と、毎日思っていました。

部屋に一人ぼっちがつまらなくて

ウォークマンで

椎名林檎さんの「正しい街」を聴きながら

夜な夜なファミリーレストランへ行っては

人間観察をしたり

スケッチブックとペンを持って行ったりして

絵を描いたり

今感じている事を書いたりして

時間をやり過ごしていました。

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私が犬なら
思いっきり尻尾を振って
下から見上げるのに
顔を撫でる手にこすりつけて
お腹を撫でてもらうのに

初夏の匂いの中
散歩と買い出しをしに
外に出てきた

地下鉄の階段を降りていると
苺の甘い香り
隣の人が
苺を食べていた
それもタッパーから

驚いたけど
今は季節の間

今日は良い日だ

お風呂に入りながら

明日の自分の動きを想像する。
引っ越しの段取りだ。

たくましく片付けをしている姿
要らないものなど迷いなく捨て
キッチン周りなんかも磨き上げて
何度も洗濯機を回す
掃除機もじゃんじゃんかける

お昼はおにぎりを食べよう。
カップの味噌汁も買っていこう。

午後には
保管するものと
誰かにあげるもの
捨てるものを分けて

ヘトヘトになったら今日の作業は終わり。
日が暮れる頃
コーヒーを飲んで帰ろう

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洗濯物を干して
常備菜を作って
ブランチにして
上まで登りきったお日様に
布団と枕を干して
紅茶を飲んで
ゆっくり身支度をして
買い物へ行って
早上がりの旦那さんとデートをして
幸せで完璧な1日
こういう日があるから
人間ってやめられない。

ぐずぐずの日

大人でもぐずぐずしたい時がある。

きっと疲れているのだろう。
お腹が空いていたり
寝不足だったり
仕事のし過ぎで全然遊んでなかったり
誰かに嫌な思いをさせられたり
泣きたいのを我慢したり

大人だってぐずぐずしたい時がある。

ぐずぐずの芽が小さい時は
寝る前にぐずぐず言ってみることだ
子どもが仰け反ってぐずるイメージで
思い切りぐずぐず言う。

「こんな事してるなんて」
と、ふと我にかえったら

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クリスマス、遠足 、海苔巻き

クリスマスの不幸話はよく聞くものだ。

「サンタさんはうちには来なかった」とか
「希望のプレゼントは貰えなかった」とか

これもそんな話である。

クリスマスイブに父親に電話をかけた。
元気にしているか?から、父親が子供の頃のクリスマスについての話に。
クリスマスにパーティをするという風習がその当時にあったことが少し驚きだったが、当然か。とも思う。
キリストが生まれてもう2018年も経っているんだ

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