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2018旅する土鍋

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2013年より毎年おおきな土鍋をかかえて「旅する土鍋イタリア」取材。2018年夏は『第2弾ペーパーブック』を仕立てる予定。WEBサイト、FBページでもご紹介はあるものの、ひと足先…
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#アート

旅する土鍋「新作と洞窟の町」

旅する土鍋「新作と洞窟の町」

残念ながらというのか、生真面目な性格と効率的な計画性を持ち合わせていない。困りものであり、功を奏しているともいえるだろう。展覧会のたびごとに、あたらしいもの、見たことのないものをつくりだすわけだが、ここに計画性は通用しない。アイディアを探しにいくぞ!といって生まれるものでもない。経験や感情の「ストック」が一定量からあふれたとき、そこにこぼれるものであり、「こぼす」という抜け具合が必要なのだ。

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旅する土鍋2017アーカイブス

旅する土鍋2017アーカイブス

※今年も「旅する土鍋」をスタートするにあたり、昨年こちらに投稿していなかった「旅する土鍋2017」アーカイブ記事をまとめています。

2017.8.6 フィレンツェ郊外(2)「旅をする理由」

「旅をする理由(1)よりつづき)
当時は「住む」理由があり、そして、いまは「旅をする」理由がある。それは小さな小さな主張と願いを生む場所なのだ。

フリゼッラ(フリッゼ)わたしの大好物であるプーリア州(

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旅する土鍋アーカイブ2017

旅する土鍋アーカイブ2017

2017.7.14 TOKYO

空っぽのふろしき1枚ぴらぴらさせて最初にイタリアに住んだのが24年前。2000年と西暦が大きくかわる前に一度はふろしきをたたみ帰国したが、2013年より「旅する土鍋」という大ぶろしきを広げ第二の故郷イタリアに再上陸。きれいにたたんだのが功を奏したのかな。それから毎年、弟子時代の師匠はじめ、友人、お客さま、ギャラリーやショップにチャンスをいただき、あふれるばかりに感

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旅する土鍋アーカイブ2017

旅する土鍋アーカイブ2017

「旅する土鍋2017」は移動距離も長く、訪ねた先も多く、出会ったひとたちも多かったにもかかわらず、残念ながら記録がきちんと残っていない。

「旅する土鍋2018」出発前までの1ヶ月、せめても早戻しで2017年の記録をあちこちから引っ張り戻してつづっておこう。今年の土鍋イベントには、昨夏のつづきもあるので簡単な記事として残せたらと思う。

2017/07/06 TOKYO
陶芸とは、地球のあらゆる鉱

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