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たま子
2023年6月24日 01:26
夜、ベッドで本を読んでいると、シピがお腹の上にやってきて眠りだした。安心する匂いとあたたかさにつつまれて、わたしも本を片手にうとうとと気づけば眠っていた。隣のキッチンから、ぐぉんぐぉんの後に、ぽっぽっぽっぽっ、カランカラン、という音が順番に聞こえて目を覚ます。23時30分。同居人が夜な夜な電動ミルで豆を挽き、アイスコーヒーを淹れる音。「わたしもー」とすこし声をはるも届かない。仕方なくシピをおろ
2023年1月26日 12:43
ぜんぜん朝じゃない時間に、起き抜けのあたまでぼんやりと、世界について考えている。すこしずつ目をひらき、にぶる思考をたぐりよせて。朝がにがてだ。いやな夢を見た。夢くらい毎日幸せな夢がみたい。夢を選べる道具があればきっと売れるだろうな。私たちは弱いので嫌なことは忘れてささやかな良いことだけを噛みしめて生きていくんだー『かしましめし』噛みしめて、かはむはむと力なく食パンを噛
2022年2月10日 18:15
昨夜、星野道夫さんの『約束の川』を読み終えた。とってもよくて、ああ、この人のように世界に向き合えたら、この人のように言葉が紡げたら、と、とてもうれしくなり、ほかのも読みたい、写真集も眺めまわしたいっとネットで調べていたら、その流れで星野さんの最期を今更ながら知り、とても落ち込んでしまった。ねこを撫でながら、ぽろぽろ泣いて、なにがかなしいのかうまく伝えられないけれど、とにかくショックで、
2021年11月3日 02:05
Instagramで読書日記だけではなく、日常のことも投稿するようになった。なんのことはない、ノートだけが並ぶ投稿欄の見栄えにあきてきたのと、日によって違う写真の光の加減が妙に気に障ったという理由なのだ。そうすることで、InstagramとTwitterとnoteの境目が曖昧になり、3つも本当にいる?という問いが生まれ、書き分けにも悩み、やれこまったとなっている。もとは誰かに見てもらうため
2021年9月30日 23:30
谷川俊太郎さんの詩集『あたしとあなた』を読んで、はじめて泣いたのはいつだったろうか。ときどき読み返しては、そのたびにぐっと心の奥の方が揺れる。それと同じではないけれど、同じように、おばけの全感覚祭のLIVE映像「まーらいおん」を聴いて、何度だってほろほろ涙。歌も曲も表情も、空の色までもが、底無しにやさしいんだよなぁ。一度だいすきになったものは、いつだって新鮮な感動を私に与えてくれる。
2021年7月20日 21:43
朝目覚めて、仕事のメールで落ち込んだ。どんなに最善を尽くしたつもりでも、どこかで取りこぼしてしまう時がある。その度に、自分の爪の甘さに嫌気が刺す。向いていないのだろうかと思う。でも、8年も続けているのだから、向いていってくれと思う。少なくともわたしは向き合っているのだから。なにを言ってるやら。好きなこと仕事にしていいね。とよく言われる。でも、好きなことと楽しいことはちがう。好きでやっていても
2021年9月20日 13:13
この2日間はというと、蔦屋書店に行ったこととBOOKOFFと古市に行ったことがメインで、あとは、だらだらごろごろ家で漫画や本ばかり読んでいたので、考えうる限りさいこうの休日なのではないか。昼間はなぜか暑く、秋どこへやらという気持ちなのだけど、夜は匂いも気温もしっかり秋なので、嬉々として古市へ行く。いつも夜の散歩がてら近所の古市に行くのが楽しみで、そんな頻度で行っていたら並ぶ本も変わらないよ